試写会の招待券が当たり『Space Battlehip ヤマト』を観た。
以下、俗にいう「ネタバレ」は”無し”である。
実に良かった。想像していた以上の出来だ。
原作アニメの幾つかの重要な要素を情け容赦無くぶった切り、替りに独自の設定を持ち込んで、原作の物語の上では1年間に亘る話を上映時間2時間強の映画1本にほとんど違和感無く納めることに成功している。私のような原作アニメに強い思い入れの有る人にとっては多少物足り無さを感じる点が有るかもしれないが、それは決してこの映画の欠点ではない。これは山崎貴版『ヤマト』なのだ。
一緒に観た二回り近く年下の妻は原作アニメにあまり馴染みが無いのが却って幸いしたのか、素直に楽しんでくれたようだ。終盤では号泣していた。
山崎貴監督の手腕は大したものだと思った。
『宇宙戦艦ヤマト』実写化という困難な航海を見事に成功させた山崎貴”艦長”に敬礼、である。