篤姫と小松帯刀は一度も会ったことが無い。
両者の交流・恋愛はNHK大河ドラマ『篤姫』の中にしか存在しないフィクションである。
“会ったことが無い”と断言したが、正確に言うと“会ったことを示す資料が一切無い”だ。だが、恐らく、二人は直接的な面識は無い。
特に、篤姫が江戸に行き大奥に入ってからは、二人が住むのは完全に別世界である。
可能性が僅かでも有るのは、小松帯刀が薩摩藩の家老になってからだが、その時代に会っていたなら何らかの記録等が残っているはずだ。御台所と薩摩藩家老の会見なのだから。だが、その事実を示す資料が一切無い。
二人が親しく交流し恋愛感情があったというNHK大河ドラマ『篤姫』の描写は、『篤姫』製作陣のフィクションだ。