朝日新聞夕刊に風の盆を観光としているのか伝統芸能としているのかジレンマがあると提起している。
オイラが始めて行った40年前の風の盆は、観光だったのか?と問われれば,来る人は拒まず一緒に踊りましょうという雰囲気でした。
門聞寺の本堂の廊下に沢山の老若男女が雑魚寝していた。あきらかに乞食と思われる男達もたむろしていて、オニギリやパンを恵んでもらっていた。
それがいまでは、押し競饅頭状態で、どこで何時踊りや唄が聞こえるのかさっぱり分かりません。
右往左往する観光客を尻目に踊り子や地方は公民館で休憩をしている姿しか見えないようでは困った現象です。
来過ぎる観光客への不満と言う言葉は、奢る心がある増長したとしか思えない。
前夜祭というイベントを初め、秋は月見のオワラまで開催しているのですから、何が伝統行事といえる?
そして大量の観光バスを受け入れた時点で観光です。
踊り手も地方の人も観光客など来なくて良いと思っているようだけど、大間違いです。
9月4日の朝はJR八尾の駅の構内でオワラを踊ることまでしていて、観光客が半分になれば良いとは、
あきれてしまいます。
新聞や作家のエッセーまで、取り上げられるようになったので、観光客は減少傾向にあると思います。