セブンイレブンの店内でレギラーコーヒーを飲んでいた。
MLB野球キャップから長い白髪がはみ出しているジイ様がカップヌードのカレー味に湯を入れてもらってオイラの傍にやってきた。
どうして横一列に10席もあるにオイラの傍にやってくるの・・・
「今日は寒いな・・・な!・・おう・・寒いから・・・朝から5合飲んだ」
「・・・」
「酔っ払っているんじゃないぞ・・・5合では酔っ払わんぞ・・これから5合飲む・・・人生は突き進む!これだ!進んで行くぞ!」
あのなぁ・・・あんた完全に酔っ払っているで・・・
「これからよ~! 競輪へゆく!人生はなぁ!進んでゆくしかない。進まなきゃ死んでいるわなぁ」
アディダスの上下のジャージを着て、おしゃれ?というか・・・なんだか奇妙な雰囲気を漂わせている。
「自分のな足で歩いて競輪へゆく!歩け!歩くと身体に良い!」
カップヌードルにはほとんど手をつけずカウンターに残して立ち上がった。
「ご苦労様!」
「声をかけてくれてありがとうなぁ・・・」といって店を出て行った。
後姿のジイ様をみると運動靴ではなくハダシで安物の偽クロックスを履いていた。