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古本で購入した(武田百合子著「あの頃」中央公論社)は香水と煙草の異臭を脱臭するために新聞紙にくるんで休眠中なので読めない。
それでちょっとストレスがある。それと古本を購入したので「作者には悪いなぁ」という罪滅ぼしの為に、新刊で買える本書を購入しました。
武田泰淳さんは二人で行く最後の旅となる事を予感して妻である武田百合子に
「つれて行ってやるんだからな。日記をつけるんだぞ!」という条件で同行させることにした。
昭和44年(1969年)6月10日~7月4日までロシアを旅した旅行記です。もう50年前ですが文章が色あせてない。
本書は変わったタイトルですが、付けた理由は本書を読んで答えを見つけてください。
PS
経新聞紙を取り替えました。確かに匂いは新聞紙に移っています。
それで本の匂いが無くなったか?というとまだ匂いはあるのです。
こりゃ根気がいる作業だと思います。
また報告します。