旧聞になってしまったが…
台風のせいで対中日3連戦のうち2試合を流して迎えた15日の甲子園。
午前中に台風は近畿を抜けて遠ざかり、夕方から甲子園周辺には青空も出て、夕日も差した。
タイガースファン仲間と、甲子園ダイエーで仕入れた枝豆とトリカラをアテにしつつ、ビールを飲みながら試合開始を待った。
両軍のスターティングメンバーが発表されたとき、スタンドがドッと沸いた。
この写真ではちょっと見えないか…
タイガースの2番には「サード下柳」。
野球ファンなら「あ、偵察メンバーか」と気付くが、周りの少し野球に疎い様子のファンからは、「え?下柳てピッチャーだけとちゃうの?」とか「電光掲示板、間違えてるわ」という声が聞こえた。
タイガース首脳陣は、中日の先発はほぼ川上で間違いないと思っていただろうが、まだ不安要素があったので、2番に偵察メンバーを入れたようだ。
川上が先発すれば、おそらく坂で、左投手が出てくれば関本なのだろう。
そう予測したのだが、自分の頭の中には今岡の先発はないだろう…という希望的観測があったのだった。
今岡は結局代打にも出ず、岡田監督もついに見切ったか!?と英断を歓迎したのだが、実は発熱して体調不良だったとか。
(16日にはなんと先発で1番を任されてインケツに終わっている…)
18時の試合開始と同時に、サードの守備位置についたのは、やはり坂であった。
結果の分かっている負け試合について、あまり言うこともないのだが、ヒットを10本打たれても、要所を締めてなんとか最少失点で切り抜けるのがエースの役目。
川上憲伸はしっかりそれを全うした。
全体的にコントロールが甘かったのだが、それでもここぞの場面では150km/h近い速球を厳しいコースに投げ込んでくる。
タイガースからいなくなって久しい、真のエースの姿がそこにあった。
しかしKO寸前の憲伸を救ったのは、5回裏に飛び出した福留の“レーザービーム”である。
狩野のヒットに続いて赤星のセカンドゴロがエラーとなり、一死1、2塁。
坂が根性でレフト前へタイムリーヒットをかまし、一気にムードが高まった。
なおも1、2塁にランナーをおき、続く鳥谷が鮮やかなライト前タイムリーヒット♪
まさにイケイケ状態に突入!と思ったその刹那、1塁ランナーの坂が3塁を狙ったところを、バックホームしたと思っていたライトの福留は、なんと3塁へ矢のような送球!
これが全くそれることなく、ドンピシャのタイミングとコントロールで三塁手のグラブに納まり、坂は楽々タッチアウト…
一瞬にして流れは断ち切られてしまった。
今,思い出しても、やはりあのプレーが試合を左右した。
一挙5失点につながったタイガースのしょうむないエラーが、もちろん最大の敗因である。
しかし、東京ドームで讀賣に3タテをくらわし、上昇ムードに乗りかけていたチームの勢いは、そのしょうむないエラーを帳消しにしそうだった。
その勢いをバッサリ切って捨てたのは福留の肩である。
試合終了後、通算99勝となった憲伸がベンチ前で取材を受けていたが、この試合の陰の功労者は、間違いなく福留の守備であった。
あーあ。
あれが今日の讀賣戦にも影響してるよなぁ…
台風のせいで対中日3連戦のうち2試合を流して迎えた15日の甲子園。
午前中に台風は近畿を抜けて遠ざかり、夕方から甲子園周辺には青空も出て、夕日も差した。
タイガースファン仲間と、甲子園ダイエーで仕入れた枝豆とトリカラをアテにしつつ、ビールを飲みながら試合開始を待った。
両軍のスターティングメンバーが発表されたとき、スタンドがドッと沸いた。
この写真ではちょっと見えないか…
タイガースの2番には「サード下柳」。
野球ファンなら「あ、偵察メンバーか」と気付くが、周りの少し野球に疎い様子のファンからは、「え?下柳てピッチャーだけとちゃうの?」とか「電光掲示板、間違えてるわ」という声が聞こえた。
タイガース首脳陣は、中日の先発はほぼ川上で間違いないと思っていただろうが、まだ不安要素があったので、2番に偵察メンバーを入れたようだ。
川上が先発すれば、おそらく坂で、左投手が出てくれば関本なのだろう。
そう予測したのだが、自分の頭の中には今岡の先発はないだろう…という希望的観測があったのだった。
今岡は結局代打にも出ず、岡田監督もついに見切ったか!?と英断を歓迎したのだが、実は発熱して体調不良だったとか。
(16日にはなんと先発で1番を任されてインケツに終わっている…)
18時の試合開始と同時に、サードの守備位置についたのは、やはり坂であった。
結果の分かっている負け試合について、あまり言うこともないのだが、ヒットを10本打たれても、要所を締めてなんとか最少失点で切り抜けるのがエースの役目。
川上憲伸はしっかりそれを全うした。
全体的にコントロールが甘かったのだが、それでもここぞの場面では150km/h近い速球を厳しいコースに投げ込んでくる。
タイガースからいなくなって久しい、真のエースの姿がそこにあった。
しかしKO寸前の憲伸を救ったのは、5回裏に飛び出した福留の“レーザービーム”である。
狩野のヒットに続いて赤星のセカンドゴロがエラーとなり、一死1、2塁。
坂が根性でレフト前へタイムリーヒットをかまし、一気にムードが高まった。
なおも1、2塁にランナーをおき、続く鳥谷が鮮やかなライト前タイムリーヒット♪
まさにイケイケ状態に突入!と思ったその刹那、1塁ランナーの坂が3塁を狙ったところを、バックホームしたと思っていたライトの福留は、なんと3塁へ矢のような送球!
これが全くそれることなく、ドンピシャのタイミングとコントロールで三塁手のグラブに納まり、坂は楽々タッチアウト…
一瞬にして流れは断ち切られてしまった。
今,思い出しても、やはりあのプレーが試合を左右した。
一挙5失点につながったタイガースのしょうむないエラーが、もちろん最大の敗因である。
しかし、東京ドームで讀賣に3タテをくらわし、上昇ムードに乗りかけていたチームの勢いは、そのしょうむないエラーを帳消しにしそうだった。
その勢いをバッサリ切って捨てたのは福留の肩である。
試合終了後、通算99勝となった憲伸がベンチ前で取材を受けていたが、この試合の陰の功労者は、間違いなく福留の守備であった。
あーあ。
あれが今日の讀賣戦にも影響してるよなぁ…