祝！五輪出場

星野ジャパン五輪出場決定 台湾に１０－２で快勝(共同通信) - goo ニュース


昨日は試合終了と同時にブログに書き込んだが、今日もまだ昨日の余韻が残っているような…
WBC以上に感動した今回の予選３連戦であった。

それにしても今回のアジア予選で目に付いたのは、日本チーム若手投手陣のポテンシャルの高さ。
フィリピン戦の涌井はあまり見れなかったが、韓国戦での成瀬と、言わずと知れた台湾戦のダルビッシュ。
ここぞ！の場面で魅せるストレートやスライダー。
これ以上無い厳しいコースに決まる投球には、本当にシビれた。

また、若手投手陣を支える中堅どころの投球も素晴らしかった。
国際試合無敗を誇る上原を筆頭に、川上憲伸、岩瀬のドラゴンズコンビ、そして我らが藤川球児。
特に韓国戦での川上の“魂のストレート”は圧巻だった。
また、シーズン同様“炎のストレート”で押しに押した藤川も見事。
台湾の誇る主砲を力でねじ伏せたレフトフライは、今年と変わらぬ来年の活躍を期待させる。

打撃陣は今回、長距離砲といえば新井、村田くらいだったが、逆にこれが功を奏したかもしれない。
この二人にしても、やみくもに振り回すのではなく、コンパクトな打撃もできる器用さがある。
2003年にタイガースを優勝に導いたときと同じ、星野監督お得意の“つなぎのバッティング”。
やはり田渕コーチとのコンビネーションは最高か！？

その打撃陣の中で、やはり精彩を放っていたのは4番に座った新井だ。
もちろん、打撃絶好調だった阿部慎之介も悪くはなかったが、「日本の4番」の重圧に耐え抜き、更にそれを我が物にした新井は素晴らしい。
いや～よくぞタイガースへ来てくれたものである！
来シーズンが楽しみで仕方がない♪
FA宣言してタイガースへの移籍が濃厚となった際、一部報道で、タイガース独特のプレッシャーに負けて活躍できないと書かれていた。
その根拠となったのが、同じく金本がFAでタイガースに移籍した後の4番を任されたものの、重圧に負けたか結果が残せなかったことであった。
カープファンどころではないタイガースファンの猛烈なプレッシャーに、押し潰されるのではないかという予測が紙上に躍ったこともあった。

しかし、今回のアジア予選を通じての活躍を見て、そんな心配は杞憂であることが改めて分かった。
しかも、この数試合の経験が、新井をして更に進化させたのではないだろうか。
星野監督でさえ逃げ出したくなったという韓国戦でも、逆転の口火を切るツーベースで試合流れを変え、台湾戦でも勝負強さを遺憾なく発揮。
「勝って当たり前」という五輪予選の重圧に比べれば、我らタイガースファンが投げかけるプレシャーなど、程よい緊張感♪程度のものだろう。

今回のチームは、まだ公開競技だった頃以来遠ざかっている金メダルの奪取を、かなり期待してもよさそうだ。
対戦する相手よりも、北京の大気汚染の方が心配だが…
宿敵キューバとアメリカを撃破することを夢見て、今から来年の８月が大いに楽しみである！