面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

今年の目標

2009年05月14日 | 野球
今季初めての甲子園観戦は、タイガースファンのメッカとも言えるライトスタンド。
初甲子園の対戦相手は、先にマツダスタジアムで負けゲームを見せつけられたカープ。
何が何でもリベンジしてもらわねば!
(自分にとっての「リベンジ」なのだが、いかんせん試合をやるのは選手なので、他力本願な言い回しになってしまふ…)

仕事も定時で切り上げて駆けつけると、まだ日が沈みきらないうちにスタンドへ。
そこから、内野スタンドに新しく設置された電光掲示板に目を奪われる。
(もちろんその前にスコアボードは確認済みだが)




スタンドのヘリに帯状に設けられた電光掲示板は、大リーグの球場のよう。
確か御年80歳を目前に控えた、“ご老体球場”とは思えないナウいしかけだ!
(ナウいが死語だ!)

さて、先にスコアボードで確認したところ、3回を終わって両チームとも無得点。
お互いにヒット1本ずつで、先発投手がカープ・斎藤、タイガース・久保ということであれば、これは投手戦というよりは貧打戦であることは明白。
今日も辛気臭い試合になりそうな予感…

…で、結局は貧打の応酬で、タイガースの新井がホームランをかまして1点先制するも、中継ぎのウィリアムスがピリッとせずに同点に追いつかれ、延長戦に突入したところで藤川を出して勝負をかけるも、その頼みの藤川が打たれて万事休す。
リベンジどころか、返り討ちに遭ってしまった。。。

こんな寒い試合は、ナイターになると更に美しい最新式電光掲示板が空しい…




野球では見るべきものが無かったこの試合、甲子園には新しい弁当を食べに来たということで。




今年、球場内のお掃除隊長に就任した関本をモチーフにした新製品。
テレビで紹介されていたので、一度食べてみたい…というよりは中身を見てみたかったもの。
ふたを開けるとこんなん。



買ってからスタンドまで持ってくる途中で、袋の中で縦になってしまい、せっかくの“タラコ唇”がいがんでしまって、関本の似顔が情けない顔に(笑)


それにしても、これで今季の観戦成績は0勝4敗。
特に、勝負を賭けた藤川が失点して1点を追いかけた延長10回裏の攻撃で、今年の観戦における方向性が定まった気がした。
先頭の赤星が出塁し、続く関本がしっかり送りバントを決めて1死2塁のチャンスを作ってクリーンアップトリオへ回すという絶好のチャンス!
まずは3番鳥谷が打席に入り、見事なライナーをショート頭上へ弾き返したのである!
よし!赤星の足をもってすれば、まずは同点か!…と喜んだ刹那、なんとショートがジャンプ1番j、見事にダイレクトキャッチ!
…落胆の悲鳴があがるスタンド。
しかし2死とはいえ、金本、新井と続く。
この二人は、こういう場面では無類の集中力を見せるのだ(なんせタイガースの生え抜きではないので…)。
しかし、1塁ベースが空いており、金本との勝負は考えられない。
と思っていると案の定、キャッチャーが立ち上がって敬遠。
さあ!目の前のバッターが敬遠されて打席に入る新井が、燃えないわけがない!
カープの目論見を打ち破れ!
スタンドを埋める虎ファンが、祈りを込めて絶叫応援を繰り広げるなか、新井の打った打球がラインドライブを描いてライト線へと飛んだ!
やったー!まずは同点や!!
誰もが信じて疑わなかったその瞬間、なんと!ライトが飛球に飛び込んだかと思うと、またも見事なダイレクトキャッチ…

絶好のチャンスを迎えながら、広島野手陣の超ファインプレー2発に阻まれ、あえなく撃沈。
帰宅途中、映画仲間に報告すると大爆笑のネタにされ、携帯のメールから嘲笑の様子が伝わってきて更にガックリと落ち込んだ…

しかしその時、天啓が下った!(ホンマか!?)
そう!今年のタイガース応援にあたり、山中鹿之助となればよいのだ!
そしてタイガースの覇権を祈念して天に祈らん!

おお神よ!吾に艱難辛苦を与えたまえ!
吾、観戦の試合は、全て敗戦となるべし。
而して、吾、観戦せざる試合は、全て勝利と為せよ!
吾、敗戦の荷を一手に担わん!
さすればタイガースの覇権は、必ずや達せられん!

おお!早速今夜、勝利したとは!!
…昨日に3点回しとけっちゅうねん。。

新型インフルエンザだそうですが

2009年05月13日 | ニュースから
国内初の新型インフル感染確認 成田帰国の大阪の3人(朝日新聞) - goo ニュース


水際作戦とか何とか言いながら、躍起になって国内への流入を阻止しようとしているが、どだい無理な話だろう。
と思っていたら、しっかり感染者が出た。

もっと他にもいるのではないか?
弱毒性とか言うことで、かかっていても病院で「風邪ですなぁ」と普通に診断されて、しばらく寝てたら治ったてな人もいるのではないだろうか。

気にしすぎとちゃうんかいな、と思うのだが、感染者が何百人も出ないというのは、“水際作戦”が功を奏しているからとも言えなくはない。
もともと、そんなに大騒ぎするほどの病気でもないかもしれないし、まあなんにしてもこの騒ぎはいつまで続くんだろうか。


地下鉄の駅構内で…

2009年05月13日 | よもやま
最近、強引な販売行為があるとアナウンスが流れるのだが、どんな商売が、どこでどんな風に行われているというのか!?
誰か迷惑を被ったから駅でアナウンスが流れるのだろうが、想像がつかない。

地下鉄駅構内で商売といえば売店が思い浮かぶが、まさか売店のおばちゃんが、無理矢理嫌がるOLにスポーツ新聞を売りつけるとも思えない。
第一、そんな売店のおばちゃんがは即交代させられるだろう。

駅のホームをうろうろしながら、キャッチセールスが行われているとも思えない。
そんな不審な人物がいたら、即駅員に追い出されることだろう。

誰か身近に、地下鉄駅構内で強引なセールスに遭って迷惑したという話があったら、教えてほしい。

天地人

2009年05月12日 | よもやま
今年の大河ドラマ。
越後の戦国時代については、これまでほとんど知ることがなかったので、興味深く毎週見ている。
が、長澤まさみのキャラクター、要るか??
真田幸村の妹(だったか?)という設定のこのキャラクター。
原作には無いらしいが、無くてよい。
長澤まさみを出したかったのなら、ちゃんとしたキャラクターで登場させればよいものを、なんであんな意味の無いキャラクターで出すのか理解に苦しむのだが…

大拙戦

2009年05月11日 | 野球
阪神が大勝=プロ野球・横浜-阪神(時事通信) - goo ニュース


家の中を片付けながらテレビ中継を見ていた。
結果は大勝ではあるが、内容はプロの試合と言うのも恥ずかしいくらいにお粗末極まりないもの。

先発の福原は相変わらずフヌケた投球で、初っ端からフラフラと危なっかしいピッチング。
内藤などというワケのわからない若手(ベイファンには申し訳ないが)にツーランをかまされて先制点を許すテイタラク。

だいたい5月からの借金増産体制は、ここ数試合の貧打が最大の原因だが、今日も立ち上がりから打てそうな気配もない。
2回には、林が復帰後初ヒットのツーベースでチャンスを作り、1死満塁と横浜を攻め立てたものの、打席に入った狩野は4月の好調などどこへやら。
初球の甘い変化球をあっさり見送った時点で、「こらアカン…」と思ったら案の定、またもきた甘い変化球をファールにしかできず、最後は高めの速球に手を出して空振り三振。
その裏に福原が一発を浴びたのだから、バッテリーの失態で負けか…と観念した。

タイガースのフヌケぶりを上回る横浜のプレーは、本当にヒドイ。
内藤の一発で先制した直後の3回表。
先発の小林が“一人相撲”をとって無死1、2塁のチャンスをもらい、続く鳥谷がなんとバント(送り?セーフティ?…送りやったんやろね)をかますと、マウンドから降りてきた小林がファンブルしてエラー。
労せずして無死満塁のチャンスが転がり込んだ。
ここで金本という絶好の場面!…にはならないのが今のタイガース。
しかしながら、さすがに役者が違うとばかりに小林に襲いかかり、痛烈な打球を放った!
が、一塁の真正面に飛ぶというドインケツぶり。
ところが!あろうことか横浜のファースト・ジョンソンが、実に美しい“トンネル”!
これがツーベースと同じ状態になり、またも労せずして同点。
更に5番新井のときに小林がボークをやらかし、なんの苦労もなく勝ち越し。
いまだ上昇気配の無い新井が凡退し、まだ3塁に金本が残っていたが、続く林が大きく跳ねるショートゴロを打つと、金本が猛然と突進してホームイン。
なんとノーヒットで4点が転がり込んだ。

これだけミス連発で逆転させてもらったというのに、福原の投球には安定感が全く感じられない。
今年も福原は大丈夫か!?いや、とても安心して見ていられない。

4回表、久しぶりに関本がタイムリーを放ち、“ちゃんとした”得点を挙げると、後は横浜の弱体投手陣を相手にやりたい放題となった。
とりあえず勝って甲子園に戻ってくることができたという、ただその一点「だけ!」が収穫のつまらない試合。
テレビやラジオの中継では、やれ開幕から30試合目くらいに疲れのピークがくるだの、9連戦の終盤で遠征疲れもあるだの、くだらん解説が流れていた。
そんな生ぬるい解説にもならん“戯れ言”に、視聴者・聴取者が喜ぶとでも思っているのか?
確かに喜ぶファンもいるのだろうが、周りがそうやって甘やかしている限り、そして選手達もそれに甘んじている限り、タイガースに「常勝」の称号は永遠にやってこない!


エロゲー

2009年05月10日 | ニュースから
日本製「性暴力ゲーム」欧米で販売中止、人権団体が抗議活動(読売新聞) - goo ニュース


いわゆる「エロゲー」ってヤツか、こういうの。
キリスト教をベースとした道徳観を持つ国々、特に欧米各国からすれば、日本における「エロコンテンツ」の“公然販売”は信じられないことだろう。
と言う観点から見れば、宗教観の違いからくる文化の違いに基づいた抗議として片付けてしまえる話か。

「エロコンテンツ抹殺派」からすれば、このようなコンテンツが性犯罪を生んでいる!と主張し、「エロコンテンツ擁護派」からすれば、その逆にこのようなコンテンツが性犯罪を抑止する!と主張するというのがパターンだが、では性犯罪者のうちの何%が、犯罪動機として「エロコンテンツによる誘発」を挙げているのか知りたいものだ。
とは言え、両者の言い分は犯罪動機に占める比率に関係なく正しい。
そのどちらも成立するからだ。
問題は、「エロコンテンツ媒体」の存在そのものの是非を論じても仕方ないということではないだろうか。

「性暴力ゲーム」というジャンルに位置付けられているニュースに取り上げられているゲームの内容は、未成年と見られる女子2人とその母親を電車内で痴漢した後にレイプし妊娠や中絶をさせるまでを、コンピューターグラフィックスを使った画像で疑似体験するという唾棄すべきものであるが、このゲームひとつを販売禁止に追い込んだとて、類似のゲームは星の数ほど流通していることだろう。
だいたい、抹殺派がゲームだけを取り上げて販売禁止に追い込んでも意味はない。
このようなコンテンツを“擬似体験”できるのは、何もゲームに限られた話ではなく、ビデオやDVDなどの映像媒体や、エロ小説・エロ漫画にグラビア中心の雑誌にヌード写真集などの書籍類もある。
あ、パソコンがこれだけ普及した今、エロサイトも数限りなく存在している。
エロコンテンツを流通させる媒体はいくらでもあり、これを抹殺することは不可能だ。

では次に問題となるのが、そういったエロコンテンツを公然と流通させるな!という点。
エロコンテンツを入手しづらくすることは、未成年者における過激なエロの入手に対してはある程度の効果は期待できるが、0にすることはできない。
結局、人間の本能に結びついたエロコンテンツをこの世から抹殺することなどできないのである。

一番重要なのは、エロコンテンツの存在を認めたうえで、それと正しく付き合えるように子供の頃から導いていくことだ。
性暴力描写に対して興味を抱くのは仕方ないとしても、実際にその描写と同じ状況を再現すれば、被害者となる相手がどれほど悲しみ、苦痛を感じるかを想像できる感受性を持つことが、犯罪抑止に最も有効な手段ではないだろうか。

そしてそれは、学校などの教育機関によって教わるものではなく、人間教育として家庭・家族の中で育まれるものである。
しかしこれは人類における最も困難な課題であり、だからこそ犯罪は無くならないのである。

嗚呼、身も蓋も無し…

優良放送番組推進会議

2009年05月09日 | ニュースから
視聴率に代わるテレビ番組評価 優良放送番組推進会議が発足(産経新聞) - goo ニュース


国内大手26社が、テレビ番組を評価する「優良放送番組推進会議」を立ち上げた。
調査方法はアンケート形式で、会員企業の社員らは毎回示されるリストから、興味を持った番組を視聴し、点数をつけて採点するのだという。
ウチの会社も会員にならないかな。
おいらにも採点させてくれ!

しかし、たった数社の会員企業と言う名の“スポンサー”様が、
「この番組は良いので見るように」
という、ありがたいお墨付きをくれるこのステキなシステムが、か弱い小鹿のバンビのようなテレビ局を縛りつける“凶器”となりはしないだろうか。
会員企業の社員達が、自社の意向に沿った回答をすれば、立派な“凶器”となる恐れがあると心配するのは杞憂に過ぎないと言い切れるだろうか。


ドインケツ

2009年05月08日 | ニュースから
ヤ2-1神(7日) ヤクルトが3連勝(共同通信) - goo ニュース


雨で2試合連続で流れた神宮の燕戦。
主催側のヤクルトとしては、大きな入場料収入が見込めるタイガース戦を2試合も流すことになって、地団駄踏んで悔しがっているのではないだろうか。
と思っていたら、案の定というべきか、3試合全て流してなるものかとばかりに雨の中を決行されたが、また負けた。

それにしても久保が勝てない。
今日もそれなりに粘りの投球を見せたようで、7回途中までで2失点であれば、先発投手として合格だ。
先発に転向した久保田が倒れ、岩田がWBCで負傷して戻ってきてしまい、先発陣に大穴が開いたところへ、久保の獲得で少し安心していたのだが、こう“勝ち運”に見放されていては心許ないことおびただしい。
去年、日ハムから移籍してきた金村の二の舞にだけはなってほしくないのだが…

さっきテレビのスポーツニュースで、読売の試合の模様が画面に流れていた。
タイガース打線が剛速球で捻じ伏せられた横浜豪腕・山口から、いとも簡単に3連発のホームランをかます読売打線。
明らかにタイガースの選手達とはスイングの力強さが違う。
もう、ここ何年も明確になっている課題であるはずなのに、全く解決されないのはどうしたことか。
いつまでたっても、最年長の金本のスイングが一番力強いことに、他の選手達は何も感じないのか?


「愛のむきだし」

2009年05月07日 | 映画
敬虔なクリスチャンの家に生まれ育ちながら盗撮のカリスマであるユウ(西島隆弘)は、盗撮仲間との罰ゲームで女装をして街中を歩いている時、暴漢達を相手に闘う少女・ヨーコ(満島ひかり)と出会い、彼女に一目惚れしてしまう。
しかしそれは、自らが幹部となっている新興宗教「0(ゼロ)教会」にユウの一家を引き入れようとする謎の女・コイケ(安藤サクラ)が仕掛けた罠だった。
自分が求めていた理想の女性「マリア」としてヨーコを愛するユウは、コイケの謀略によって熱心な信者となってしまったヨーコを助けるべく、仲間達の協力を得ながら「0教会」に立ち向かう…

人は独りでは生きていけない、「人」という字も人と人とが支え合ってできている、とはよく言われる。
そしてそれは正しい。
しかし本作を通して園監督は、更なる人間の本質を観客に提示する。

最愛の妻を亡くし、神の愛にすがるユウの父・テツ(渡部篤郎)。
自由奔放に生き、自分の愛を相手に叩きつけると同時に、相手からの愛をむさぼるように求めるカオリ(渡辺真起子)。
カオリの猛烈なアタックに溺れてしまうテツだったが、カオリが若い男のもとへと去ってしまうと性格は変貌し、ユウに毎日罪を「懺悔」するよう強要する。

父の愛を繋ぎ止めたいユウは、懸命に罪を作ろうと奔走し、ついには盗撮のカリスマとなってしまう。
母親の形見であるマリア像を大切にし、自分の理想の女性“マリア”を捜し求めていたユウは、ヨーコに“マリア”を見出して愛を捧げようとするが拒否される。
しかし、チンピラに囲まれるヨーコを助けたとき、女装している自分をごまかすために名乗った「さそり」という“女”に対してヨーコが好意を持ってしまったがため、現実との狭間で苦悩する。

ヨーコは、次々と女を連れ込んできた父親への憎しみから男を嫌悪していて、ユウのことも拒否する。
しかし、チンピラに襲われた自分を助けてくれた「さそり」という“謎の女性”に夢中になり、愛情さえ抱くようになる。
そして偽の「さそり」にのめり込んで堕ちていく…

コイケは、実の父親から虐待を受け続けていた。
その父親を殺して解放感に浸っているところへ、彼女の病んだ心の隙間に新興宗教「0教会」が忍び込み、教祖の右腕となるほどに力を注ぐ。
信者獲得のターゲットとしてユウの一家に目を付け、テツとよりを戻したカオリと共にユウの家族(妹)となったヨーコに、自分を「さそり」だと思い込ませることを手始めに一家に入り込んでくる。
更には、ユウが盗撮魔であることをバラして家族崩壊に持ち込み、テツ、カオリ、ヨーコを「0教会」の信者に引き入れることに成功する。

コイケに奪われた愛するヨーコを取り戻すため、ユウは「愛」を拠り所に戦いを挑む…


本作の根底に流れているのは「愛」。
「愛」の欠乏により人間が壊れていく様は、時に目を背けたくなるほど。
「愛」を与えられることなく育ち、「愛」がどこにもない人間の恐ろしさが極限まで描かれていて、上映中は常にザワザワと胸騒ぎがして落ち着かない感覚が続く。
しかし、一度壊れた人間も、「愛」によって復活することで観ているこちらも救われ、ようやく少し安堵できる…
これまで味わったことの無い、ホラー映画とは一味違った“ジェットコースター感”が楽しめる作品。

人は「愛」が無くては生きていけない。
人が人として生きていくためには、何よりも「愛」が必要なのだ。
「All You Need Is Love」とは、けだし名言…

上映時間237分が決して長くない(間に休憩が入るのだが)。
全編を「愛」が貫く、衝撃の問題作にして人類必見の逸品!


愛のむきだし
2008年/日本  監督・脚本・原案:園子温
出演:西島隆弘、満島ひかり、安藤サクラ、渡部篤郎、渡辺真起子

ざわわ、ざわわ…

2009年05月06日 | ニュースから
テレビ番組「報道ステーション」で、沖縄の不発弾処理の現状を取材していた。
いまだ地中に2500t以上もの不発弾が眠っていると推測されるとのこと。
もちろん、第二次世界大戦時に米軍からの攻撃によるものであるが、終戦から64年が経とうというのに、沖縄の「終戦」はいまだ訪れていないことに愕然とする。

沖縄では、年間300回余りの不発弾処理の出動があるという。
ほぼ毎日、どこかで自衛隊が爆弾の処理をやっている計算になるが、それでも一向に爆弾は無くならない。
そんな中、土木工事中に誤って爆発事故を起こすこともしばしばだとか。
爆弾を不発に終わらせるためには、工事の前に「磁気調査」なるものにより、地中に埋もれる不発弾を見つけることが必須であるが、この事前調査、公共工事なら国から補助があるが、民間工事の場合は一切補助は無いとのこと。
その結果、事前調査には数十万から百万円単位の費用がかかるため、実施されないことの方が多いのである。

先日、我が家にも例の給付金の案内がきた。
確かこの“クソ政策”により、12兆円ばかりの金がバラまかれるんだったか。
本当に生きるために必要となる人には行き渡らないこの“死に金”。
全額沖縄に突っ込めば、2500t全てを撤去できたのではないだろうか。
全部は無理としても、その100分の1でも沖縄に投入していれば、多くの人の命を救う“生きた金”になったはず。

政府の偽善が、ざわわ、ざわわ、ざわわ…