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テキストか、プリントか。

塾選びをする上で、案外見過ごされがちなのが教材です。

テキストを決めて、勉強する塾と、テキストは使わず、プリントだけで勉強を進める塾と大きく分けて2つあります。

テキストのメリット

やはり1冊になっているということは、振り返り学習がしやすい。また基本をやり直そう、覚えてなかったものを調べよう、とするとき、テキストがある方が勉強しやすい。

テキストのデメリットは、先に予習ができてしまう点。
塾の先生によっては、予習されることを嫌う人がいます。
先に勉強してきて、
「ああ、これは知ってる」
みたいな顔をされると、授業がうまくいかない。
(私からすると、それは技量が足りないと思うだけなのですが。)
ただ、国語のように文章の読解の素材を使う場合、繰り返しの学習になってしまうので、確かに予習することが案外無駄になるかもしれません。

またテキストは改編が難しい。入試問題は毎年変わっていき、出題されるものも年々変化していきます。しかしテキスト編纂には結構費用がかかるので、大きな改編にはエネルギーが要ります。

プリントのメリットは、予習がいらないこと。
その場で新たに出されてくるわけですから、事前の準備は必要ない。しかも改編は容易です。

一方、プリントのデメリットは、やはり管理が難しい点。大量のプリントをもらうと、いったいそれがどこにあるのか見つからない。よほど保護者の方がていねいにファイリングをしないといけないが、それでも復習しようと思っても、なかなかできないというのが本音のところではないでしょうか。予習しない分、本当は復習が大事ですが、こういう形式を復習するのはよほど管理がしっかりしないとうまくいかない。

で、私はどうしているかというと。

6年1学期まで、基礎の学習が必要なものに関してはテキストを使います。プリントは確認テストだけ。算数は予習してもらい、塾にくるまでにそのテキストの基本問題までは必ず自分で解いてくる。そして塾では応用に進みます。

夏休み以降は学校別中心ですから、これはテキスト自体がない。

だから、プリントでオリジナルに作り上げますが、基礎にもどるときは、テキストを利用してもらう。例えば、何か不確かな部分があれば、テキストにもどって復習してもらうというやり方です。

塾によって考え方があるでしょうが、お子さんにとって何が一番いいのか、この辺も塾選びでは考える要素にいれておいていいでしょう。


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