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ミス率

ミスの多い子がいました。

「君ってミスが多いよねえ」

「はあ、そうですか?」

みたいな感じ。まあ、本当はそれなりに気にしてはいるものの、プライドが高いので、そう簡単には認められない。

こういう子を痛めつけてもあまり意味がないが、一応、なぜミスが多いのか、ということを立証するために数値を出してみました。

ある算数の試験において「答えを書いた問題」を分母、ミスをした問題(つまりはミスをしなければ解けたであろう問題)を分子としてミス率を出してみました。

お子さんはどのくらいだと思われますか?

20%を越えるようであれば、問題なく「ミスが多い子」でしょう。

まあ、10%未満であれば、「合格ライン」でしょうか。

10~20%の間が普通の子、という感じになるでしょう。

その子の数値は30%近かったので、

「つまり君はミスが多いのです。」

と言うと

「知ってます。」

という返事が返ってきました。さあ、そろそろいじめるのはやめにして、どうやってミスを減らすのか、相談しました。

しかしこれは個人によっていろいろ特徴があります。どういうミスが多いのか、分類してみてもいいかもしれません。

1 問題の読み違い
2 問題の読み飛ばし(読み違いと読み飛ばしは微妙に違いますから、しっかり区別しておきましょう。)
3 計算間違い
4 数値の勘違い(A君の分速だったはずなのに、B君の分速になっている、など)


まあ、このくらいにしておいて、分類をしてみたら、何が一番多いか、その傾向をとらえることができるでしょう。

その傾向に合わせて対策は考えられなければいけない。

効果が出ないと、本人がまじめに取り組まないからです。ミスを防ぐ方法は手間をかける分、時間がかかるから、ちゃんと効果が出ないとやりたがらない。

だからまず一番効果が出る方法を考え出してください。

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