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まずは合格可能性20%をめざせ

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模擬試験を主催するところでは、模擬試験の結果と合格者の追跡調査をします。追跡調査が充分でない場合でも、自塾の生徒は合格実績を出しますから、どこを受けてどういう結果であったのかのデータは毎年蓄積します。それを元に、上から受験生を並べて、初めて合格者が全体の20%を超えるところをA、80%を超えるところBとしてこの偏差値を用いて判定をしているわけです。

で、AとBの間は概ねそんなに大きくない。平均するとだいたい10ポイントぐらいでしょうか。

例えばBが65だったとすると、Aが57から58ぐらいになることが多いわけです。

もしそういうデータであれば、57未満はすべて合格可能性20%未満ということになります。

だからこの層が一番厚いわけです。

逆に合格可能性20%のところまで来れば、合格可能性は少し上がるだけでも一気に上昇する可能性があるということなのです。

まだまだ遠いわねえ、とため息をつく必要はありません。

まずは合格可能性20%を目指しましょう。そこまでたどり着けば、あとちょっとですから。


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ここからどう上げるか

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9月の摸擬試験の結果が出始めています。

上手くいった子、そうでなかった子、いろいろだとは思うのですが、いずれにしてもまだまだこれから。

大事なことはここからどう上げていくか、ということを具体的に考えていくことです。

まだまだ算数の解法がうろ覚えというのが、明らかになったのであれば、やはりしっかり復習をしていく。

地理がまったく入っていない、ということがわかれば、どうやって覚え直すと効率が良いかを考えて実行していく。

もうやること満載で、何から手をつけていいか、わからない、という場合もあるでしょうが、それならばまず算数の点数を上げる工夫をしてください。

算数はどんな入試でも合格者と不合格者の点数の差が一番大きくなる。逆に言えば、算数ができれば他の教科の失点をカバーしうるチャンスがある科目です。

だから、ここにしっかり手を入れる。まずは摸擬試験の最初の方の基本が全部○になるように。さらに、応用問題の少なくとも前半部分までは得点できるように練習しましょう。

そこが安定していけば、次に知識をがんばればいい。優先順位をつけて、それぞれの目標をしっかり決めて勉強していきましょう。

秋の合格手帳も役立ててください。

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