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最終模試の偏差値と合格校の偏差値の差

今年の6年生の成績データを振り返っていたのですが、最終の模擬試験と合格校の偏差値の比較で一番上がったのは54→64でした。

10ポイントはなかなかと思われるかもしれませんが、最終模擬試験は12月頭ですかから、そこから1~2ヶ月の差があるので、まあ、それぐらいの違いが出ることもありそうですが、実はからくりがあるのです。

というのも、模擬試験というのは、いろいろな学校の内容を盛り込んでいる。

例えば社会は記述だけ、という学校だったとしても、いろいろな知識を聞かれたりするわけで、そうなるとできない。できないということは、偏差値は下がることになります。

しかし、実際の入試では出ない。出ないから関係ない。合格偏差値は、その学校に入った子どもたちの偏差値ですから、まあ、いろいろなことができるようになった子が入る、ということでもありますが、一方で「出ることだけができた」子も実は合格しているのです。

そこをしっかり見極めると、偏差値が悪くてもちゃんと入るのです。そこがどうも最近見過ごされて、偏差値を上げることばかり考えている。

しかし、模擬試験は入試ではないのです。入試でできないと全く意味がない。実際偏差値は合格圏だったのに、残念だったというお子さんの話を聞きましたが、やはり偏差値に安心して学校別対策をあまりしてこなかったようです。そういう塾の指導だったのでしょうが、それは逆にもったいない話。

中学受験は独自入試ですから、それぞれの学校がそれぞれの観点で問題を出すのでその出題傾向に絞って準備を進めると、余り無駄なことをせずに合格することができます。

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