中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
空白の3か月にしないために

6年生の1学期を、空白の3か月という場合があります。
思うに、5年生の延長線で毎月のカリキュラムや組み分けテストに追われ、最後までがんばってきたものの、特段成績が大きく変わるわけでもなく、いざ、夏休みに学校別対策が始まったら、「もっとやっておくべきことがあった」ということで思わず、「あの3カ月がもったいなかった」というニュアンスになるのだろうと思うのです。
ここ数年、カリキュラムが前倒しにされているのだけれど、しかし、学校別対策が始まるのが夏休みから、というのは変わりがないので、この1学期の意味合いがいまひとつ明確になっていないのもそういわれる所以かもしれません。
で、大事なことはこの期間の総復習を組み分け試験で上位に入るためのものとして考えてはいけない、ということです。
何となく5年生の延長で、次の組み分けまでに、あれをやって、これをやって、というので、「志望校に向けて」何かをするということが抜け落ちる可能性が高いのです。
例えば国語の読解問題の練習は、もうこの時期過去問をやってもまったく問題がないでしょう。
いずれにしても塾のテキストは過去の問題でできていることが多いから、他校の問題をやるぐらいなら、まず志望校の問題をやった方がよほど良いはずです。
しかし、そんな話を塾の先生にしても「まだ、早い」とか「できないと自信をなくしますから」みたいな言われ方をして先延ばしされる。
別に過去問で力試しをする必要はありません。
あくまで学習の教材だし、「こういう問題が出るんだ」ということでよほど子どもたちのモチベーションを引き出すことになる。
今のうち過去問をやってしまうと、あとやることがなくなってしまうなんて話なら、「じゃあ、なんで先にやるんだ」ということでしょうか。
せっかく少しは早く進んだのだから、復習をしながらも学校別の対策に少しずつ手をつけていくべきです。
そんなのは塾の指示を待たなくても家庭で率先してやれることです。
でないと、あんなに大変な想いをして前倒しをした意味がなくなります。
1学期でも少しずつ志望校対策は進めていきましょう。

今日の田中貴.com
塾の宿題はかえって邪魔な時もある
フリーダムオンライン-広報から-
2年間でがっちりと




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