goo

塾の宿題の答えを写す理由を考えてみると…

塾の宿題の宿題の答えを写す子が増えている、という話を耳にしました。

これはずるい、と考える前に、なぜそういうことになっているか、考えてみると…

1)宿題がわからない
できると思っていることをやらない子はそう多くはないでしょう。しかし、わからないだろうなと思っている子は、この宿題を解決するためには「答えを写す」しかない、と考えるかもしれません。
つまり、できない宿題を渡されている、というところにひとつ問題がある、ことがわかります。

2)時間的に終わらない
明日塾なのに、終わっていないといけない、ということになると、やはり急いで終わらせないといけない、という考えが頭をもたげてきます。これも妥当な時間を与えられているのであれば、それは早く始めないからいけない、ということになるのですが、話を聞いてみるとそうでもないらしい。
つまりもともと無理なのではないか、と思われる宿題が出されている可能性もあるのです。

3)先生の間で調整はついていない
多くの塾では、各科目担当の先生が異なります。で、先生の間で宿題の調整がついているか、と言えばまずそういうことはない。各先生がそれぞれの考えで宿題を出すが、受け取る方は一人なので、それを調整できなくなれば、あとは何とかして終わらせないといけない、ということになるのです。

子どもが黙ってやっているにとどまらず、親の方もこれは無理だ、と思って答えを写すことを黙認している場合もあります。でも、もう一歩考えてみると、写す時間だってもったいない。それが少しでも理解につながる方にもっていかないと、子どもたちの成長は期待できないのです。

だからそういう塾は、やはり子どもには合わないのです。

山の登り方はいろいろあるので、そういう状況はもう終わりにして、子どもに合うやり方を考えていきましょう。




今日の田中貴.com
過去問が進みません…。

中学受験 算数オンライン塾
12月9日の問題

フリーダムオンライン-学習のヒント-
動画授業は動く参考書




読んでいただいてありがとうございます。
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村

コメント ( 0 )