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お手伝いする子

子どもたちとキャンプに行ったり、飯ごう炊飯なんかしてみると、教室とはまた違った個性が見えてきます。

例えば米をとぐ、ということはどういうことなのか、ちゃんとわかってさっさと実践している子がいるかと思うと、指導員の方にいろいろ教わってやっている子もいる。

カレーを作る、という段でも明らかにやり慣れている子は手際が違います。

こういうことは、子どもたちの指導に案外役に立つものなのです。

結構お手伝いをして、いろいろなことができる子は、そこそこもう任せてもいい、ということだし、それはむしろ本人の望んでいることだと思うから、多少なりとも大人扱いの度を上げるようにします。

一方。手取り足取り、という子は、口ばっかりというところはあるので、本人の自尊心を傷つけない程度に多少、負荷をかけていく。これは生活面でもそうで朝自分で起きる、とか、学校に持っていくものを自分で用意させる、みたいなこともいっしょに約束してしまう。

そうすると子どもが自分でやらなければいけないことが増える分、今までできなかったことができるようになっているという意識が芽生えてくるから、「口ばかり」を卒業できるようになってくるものです。

お手伝いをさせる、というのは子どもの自立心を養うために非常に良い方法なのです。ところがお母さんは、自分の仕事がなくなる?と思うのかあまりさせないところがある。しかし、それは子どもの素養を伸ばすチャンスなので、大いに手伝ってもらいましょう。

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午後入試
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今日の慶應義塾進学情報

コピペと清書
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慶應進学オンライン
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「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)
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DMリスト

塾の営業にDMリストは必須アイテムです。

したがって各塾はそのリストをどう集めるか、というのがひとつ、大きな課題になる。

で、最初に考えるのがイベントです。つまり無料のイベントを開催する。これの典型がその年の入試を振り返る説明会です。

入試が終わってその年の入試問題の傾向や推定合格ラインなどを説明するあの説明会も、一時申し込み制でした。

そこで個人情報を集める。そしてそのときに「当塾のお知らせをお送りしてもよろしいですか。」という承認をいただくのが通例になっています。

しかし、個人情報の取り扱いが厳しくなったので、この運用もなかなか厳格にやらなければいけない。それでも季節講習や模擬試験のお知らせは、こういうリストで各塾から郵送されてくるわけです。

今回のベネッセの事件は、やはり各塾にとって結構影響が大きいだろうと思います。こういう事件が起こって防止策をとらない塾はやはり問題になるので、それなりにその保管に気を使わないといけないだろうし、また外部に管理を委託している会社はその体制を見直さなければならないでしょう。

また、塾がDM業者のリストを使うのも、これから問題になる可能性は否定できない。イベントなどで自分で集めていない塾は、やはりその工夫をしないといけないということでしょう。

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国語の力
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中学受験 算数オンライン塾

7月20日の問題
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終わらせることに気を取られない


夏休みに入った学校が多いと思います。これから8月末まで長い夏休みが続きます。

講習もあるし、結構たくさんの課題を出す塾も多いのですが、しかし量が多いというのはかえって子どもたちの勉強を粗雑にさせてしまうところがあります。

過去問も十年分、テキストは何ページ、と数で縛られるところはあるのですが、では十年分やったから充分で、五年分だと不充分なのでしょうか?

大事なことはその子に学力がつくことなので、何問解くことが必須なのではありません。

しかしやる量を決められるとどうしても終わろうとするところが出てくるので、じっくり考えられていなかったり、本当に理解していなかったりするのです。

すべての課題をやり遂げたから合格するのではないので、ひとつひとつの勉強の中身をしっかり確認してあげてください。

子どもたちは一生懸命やっているわけですが、つい終わらせることに目が行きがちですから気をつけてあげてください。

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電気に関する問題
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7月の模擬試験から学ぶべきこと
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「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)
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暗記テキストは1種類でいい

理科、社会の知識を少しずつ覚えていかなければなりません。

で、出題範囲ということになると、これはなかなか膨大です。つまり出題される可能性があるもの、ということで考えてみるとかなりの量にのぼるから、それを全部覚えるというのは、ある意味途方もないことなのです。

例えば花びらの枚数について、サクラとかアブラナ、タンポポなどは当然、良く出ているから覚えるわけですが、じゃあ、アヤメは? オシロイバナは? 出ない? いえ、過去出題した学校はあります。でもそこまで範囲を広げると途方もないことになってしまうわけです。

で、ここはある程度統計的な手法で絞り込むしかない。実際に出題されるすべての範囲を100としたとき、全体のおよそ30%が出題の7割を占めます。ということは、概ねこの30%を覚えれば70点はとれる可能性が高くなる、ということです。

ではその30%はどこに書いてあるのか?というと、これをまとめているのがそれぞれの塾の暗記テキストでしょう。

サピックスだとコアプラス、日能研だとメモリーチェック、四谷大塚だと四科のまとめ。

それぞれ、塾が研究して、ここは覚えておいた方が良い、といっているので、30%以上書いてあると思いますが、しかし中心となる部分は外していません。どれもすべて掲載されているでしょう。

だから・・・

そのひとつをやれば充分なのです。他の塾のものも、と思わないで結構。

自塾で薦められたものを黙々と繰り返してください。暗記はやっていっても、その場で忘れてしまうところがあるのだから、入試まで徹底的に繰り返す必要があります。

最後に、「ここに出ていることは全部覚えた」という自信とヘロヘロになったテキストが各教科1冊残れば準備万端でしょう。


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わからないと言っていいんだ
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中学受験 算数オンライン塾

7月18日の問題
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調整日

来週から夏期講習が始まります。

日程も結構詰まっているし、なかなか遊びに行く機会を作るのは難しいでしょうが、でも、勉強ばかりしてはいられないものです。

そこで、調整日というのを作ってみたらどうでしょうか。

塾の講習も、間に休みがあるでしょう。この日を調整日とします。

夏休みの学習の計画を立てた上で順調にことが進んでいたら、この調整日は勉強しない。

その日1日、どこかに遊びに行ってもいいし、本人が好きなことに使ってもいい。とにかく勉強をしないのです。

1日勉強しないとペースが崩れる、と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

むしろ、同じペースでやっていくとどんどん気持ちが閉ざされてくる。

しかし、この日までにやってしまえば、この日は休みだ!遊びに行けるぞ!と思っていれば、それはそれで励みになるというもの。

こういう楽しみを夏休みの間にいくつかちりばめておくべきです。

確かに受験生ではあるものの、小学生の最後の夏休みであるのも事実。

上手にこの調整日を使ってみてください。

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冷えへの備え
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とにかく算数の力をつけよう
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「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)
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夏休みは、朝一気に進める

いよいよ夏休みです。

夏休みになると講習も午前中や昼間になってくるので、夜遅くまで塾に行かなくてもいい、ことになります。

ということは、朝型の勉強がしやすい。もともと夏は朝がんばった方が効率がいいのは事実です。昼間はもう暑くって。もちろんクーラーがあるわけですが、でもずーっとクーラーにあたっているのも、身体によくないかもしれない。

6年生の場合、多くの塾では午後が講習になることが多いようです。やはり拘束時間が長いのと、他の学年はまだ受験学年でないので午前中にして学校行事その他に配慮するからでしょう。

だから午前中に一気に勉強を進めるのがいいのです。前日の復習もしっかり寝て、充分脳が休息をとったところから始めるのが良いでしょう。

また過去問も、休息をとったところで挑戦した方が、できも良くなります。

で、午後講習に行って、帰ってきたら少しまた勉強するでしょうが、いずれにしても早く寝ましょう。

早く寝るから早く起きられる。

遅く寝て早く起きるのは論外。まずは、体力が持ちません。

受験生とはいえ、まだ小学生ですから、充分に体力を回復させていかないと、体調が悪くなる。体調が悪くなると勉強も長くできなくなるから、やはりしっかり休むときは休んだ方が良いのです。

なるべく朝型にして、早く寝る。この生活のリズムを大事にしてください。

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第144回 「ウチはどうするのか」を家族でしっかり決める
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中学受験 算数オンライン塾

7月16日の問題
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受けない学校の過去問をやるって意味あるの?

毎年、この時期になると今年の春に行われた入試の過去問が出そろい、「有名中学入試問題集」とか「中学入学試験問題集」という名前で出版されます。

いわゆる電話帳。まあ、その厚さからこう呼ばれるようになったわけですが、早速夏休みの宿題としていくつかの学校が指定されたお子さんもおられるかもしれません。

しかし、受けない学校の過去問をやる意味があるのか、と思われるかもしれません。

当然のことながら、優先順位は第一志望や第二志望の過去問が高いに決まっている。だから当然、そちらの方が先でしょう。しかし、一方でこういう問題はやってみた方が良い、とか、こういう練習はしておいた方が良い、という問題もあることは事実です。

それに例えば社会などは、データが古い過去問をやるより似たような出題傾向の新しい問題を解いた方が役に立つことは多いでしょう。混乱することもないでしょうから。

ただ、もちろん第一志望や第二志望の新しい問題をやる方が先であることは間違いないわけで、その優先順位は間違えない方が良いでしょう。概ね今年の問題を振り返って、ここは、と思う部分がマークされているわけだから、第一志望や第二志望の過去問と平行して、少しずつ進めていきましょう。

ただ、何が何でも終わらせる、みたいなやり方はしないことです。やる以上はじっくり時間をかけて、答え合わせをしたり、やり直しをした方が良い。その時間がないのなら、中途半端に進めないほうが良いでしょう。またやるチャンスがあるかもしれませんから。

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規則性に関する問題
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学部を知る
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夏に伸びた子

今ほど、まだ夏期講習の拘束時間が長くなかった頃。よく子どもたちに夏休みの宿題を出していました。

B4の紙に一覧表にして、算数、国語、理科、社会とそれぞれの子どもたちの得手不得手や成績に合わせてやる問題集やテキスト、過去問などを指定していました。

で、分量としては、ちょっと厳しいだろう、という内容。つまり、多少無理しないと終わらない、程度。

楽に終わるのだとやはりそれほど伸びない。また、無理だと思う量だといい加減になったり、飛ばしたりするから、これもあまり意味がない。

このさじ加減が難しい。だから、途中で点検日を設けて、調整もしていました。

これは終わりそうないな、と思ったら多少、減らす、やめるという調整。やはりやり切ったということにならないと、自信も達成感も生まれないからまあ、だいたい減らします。

そういえば、これは足さなければいけない、と思った子はひとりもいませんでしたね。つまり、それだけ量はある程度あったということでしょう。

で、最初は日程を組んで計画を立てる。朝起きて、まず漢字と計算をやって、午前中は過去問。午後、講習に行って、夕方、宿題と復習をやり、夜に暗記テキストをやる、みたいな感じですが、まあ、夜の暗記テキストはすでにあやしい。

そりゃあ、そうでしょう。いくら受験生とはいえまだ12才ですから、そんなに長い時間勉強できるわけがない。でも、それでも何とかがんばってくると、自分でも手ごたえが出てくるようなのです。

「ちょっとね、できるようになったと思うんだよ。」

と途中点検のとき、ある男の子が言いました。

「え、そうなの?すごいじゃない。」

「なんかね、今までは手が出なかった問題ばっかだったのに、ちょっとね、わかるんだよね。」

「それは、力がついた証拠だな。(ここぞとばかり、褒めたたえる。)」

「やっぱり? そうなんだよね。がんばってるんだよねえ。僕。」

多少、勘違いでもいいじゃあ、ありませんか。自分ががんばっていると感じられるのであれば、それはそれでひとつの自信につながる。こういうことが少しつずつ蓄積して、力がついてくるのです。

だから、多少なりともやり切った、ということを眼で見えるように工夫するといいと思います。

例えば暗記テキストなんかは、終わったところは右上の端を三角に折ってしまう。そうすると、終わったところは一段低くなるから、残るページがはっきりわかります。

あと、これだけだ、みたいな気持ちになると気持ちは前向きになるし、へたったページはその分だけやったのだということが子どもたちにもよくわかるでしょう。

以前、やるべきことを大書して終わったら赤いマジックで消していく、というのも薦めたことがあります。これも赤くなった計画表を見て、子どもが勉強したなと思える工夫のひとつです。

せっかくがんばるのだから、その結果をさらに子どもたちの自信に結び付けていきましょう。

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第一志望の子をとりたい
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中学受験 算数オンライン塾

7月14日の問題
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国語、過去問の答え合わせ


国語の過去問を、お父さん、お母さんが答え合わせをしてあげているご家庭も少なくないと思います。塾の先生に提出して添削を受ける、という方法もありますが、数が多いとなかなか帰ってこない。

実際に文章を読んだ後、すぐに答え合わせができないとやはり子どもにとって添削や答えが「ピンとこない」ものになりがちなので、これはどんどんやってあげた方が良いと思うのです。

で、そのとき、答えを付けて返さないでほしいのです。

例えば問二の答えがエだったとしましょうか。そのとき、子どもの答えがイだったら、ただ×だけつけるのです。エと書かない。

で、もう一度、答えを見ずにやり直すのです。

子どもたちが知っている情報は先に書いた答えが違っている、ということだけに限定する。

そうすると、まずミスに気が付くことが多い。例えば「正しいものを選べ」といっているのに「間違っているものを選んで」しまっているようなミス。でも、こういうミスが本当に多いものなのです。

それでそれを修正すると○がつけば、これは「問題をよく読む」という点が修正されれ得点になるわけだから、本当なら「○」になる点数だと考えます。

そうやって修正をしていったときに、それでも答えが違うとか、わからない問題が出てくるでしょう。

今度は答えを教えてあげていいと思います。ただ、なぜそうなるかを納得することが大事です。

エがなぜ○なのか。

これを考えないで、「何となくそうかな」で終わってしまうと国語はできるようにはなりません。

本文にこう書いている、あるいはここでこういう話の展開になるからやはりエでなければいけない、というような理解ができて、ひとつ進めるという感じでしょうか。

つまり答え合わせには大変な時間がかかるわけですが、実際にかけた方が良いのです。

たくさんの問題を解く意味はあまりない。むしろ、徹底的にひとつの問題を考え抜くと、力がつきます。

大事なことは、答えが出る考え方、道筋というものを子どもが理解し、使えるようにする、ということです。たくさんの問題と解いてもこれが身についていかなければ、それは結果が出る勉強にはなっていないのです。だから答え合わせをていねいにやってください。


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スケッチの練習
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計画とはうまくいかないものだ
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慶應進学オンライン
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荒天時は、無理に塾に行く必要はない

台風一過で昨日は青空でしたが、やはりなかなかの被害だったようです。

いったいどこでそういう被害が起きるのか、というのは本当はわからない。7月10日は、ほとんどの塾が予定通り授業をしました。大方関東通過は夜半を越えてから、という話だったので、比較的安心していたとは思うのですが、しかし、本当は危なかったのかもしれない、と思うのです。

実は一番困るのは風なのです。大雨警報も気を付けないといけないのだけれど、暴風警報は何が飛んでくるかわからないところがある。

例えば、木が折れて枝が飛んでくる、ということは当然あり得るわけです。

塾は振替の日程がつかなくなる可能性があるので、できれば授業はやりたいのです。

しかし、一方で通塾が危ないと思ったり、電車が止まるな、と予想できるところはさすがに休講します。

で、10日のような天気が実は一番危なかったりする。

そんなに雨が降っているわけでもないし、大雨洪水警報も出ていない。でも、風はかなり強いという場合はやはり行き帰りに充分注意をしないといけないのです。

そういう荒天の日は本当は無理に塾に行く必要はないのです。いつ電車が止まってもおかしくない、というような急変は起きることもあり得る。

子どものことですから、こういうときは私は過保護で良い、と思っています。

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金属に関する問題
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7月12日の問題
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