読者が綴る地方紙の 「 花時計 」 欄に掲載された妹の投稿記事。
何度か掲載されたといい切抜きを見せてくれた先月の帰省時。
ブログネタ切れの頼みの綱にと過去載せたことも有り 今回も。
【 花火の後で 】 2014.8.29付
今年の大曲の花火大会、生の迫力には欠けるがテレビで見ることになった。
腹に響く音のない花火は何か物足りない。
それでも創作花火50周年記念の打ち上げは素晴しい。 現地で見たかった。
今から何年前だろう。 噂に聞いていた大曲の花火に行きたいものだと思い
盛岡から出るバスツアーに一人で申し込んだ。
当日は、みんなグループ、親子、友達とかで、一人参加者はいなかった。
それでも、私も仲間に入れてもらい、楽しく花火を堪能。
帰路に就くことになった。 ある程度予想はしていたものの
大混雑を抜けるのに何と時間のかかったことだろうか。
盛岡にバスが到着したのは午前2時半か3時ごろ。
駐車場に止めていた自家用車のエンジンを掛け路地に向かいかけたところで
楽しかったはずの花火の余韻が一瞬にして消えてしまった。
あんな狭い路地に、巡回中のパトカーが入ってきたのだ。
深夜、女性一人で車に乗っているのを不審に思われたのだろうか
駐車場敷地内で停止を命じられ、免許証の提示を求められた。
慌ててバッグの中を捜せどもない、ない、パニック。
出かける際に、バックを別の物に替えたのが災いのもとだった。
免許証不携帯で注意された嫌な思い出であるが花火の魅力は大きい。
来年は大曲の花火に行く約束の電話を入れた。
” うん 良いよ~♪ ” アラララ~ 生返事をしていたようで
綺麗サッパリ忘れていた約束を思い出させる花時計であった。
鬼に笑われないよう 来年のお天気と元気を今からお願いしておこう。