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09・01・18

 届けたい思い

2014-12-08 10:10:08 | 花時計       

 


               先日に続き 「 花時計 」 妹投稿の記事より

               【 42年前の 一宿一飯 】  2013 . 4 . 10 付 


               先日、夫の世話になったという静岡県にお住まいの方から
               お電話とお手紙をいただきました。
               昭和46年の夏、夫も独身で宮古勤務のころの話しです。


               その方は、大学のクラスメートと二人で東北地方に旅行し
               浄土ヶ浜に立寄ったそうです。
               その時、大学名が入ったトレーナーを着ていた二人に
               「 自分も同じ大学のOBだ 」 と夫が声をかけました。


               二人は宮古を案内してもらい、その夜はお酒と食事を
               ごちそうになり夫の所に泊ったそうです。
               翌朝二人が目を覚ますと、夫は既に仕事に出た後でした。


               静岡の方の電話は 「 何のあいさつもせずに長い年月が
               過ぎてしまい申し訳ない 」 という内容でした。

               世話になったことは時々思い出しても
               名前は忘れてしまって
いたそうです。

               それが、本箱を整理していたら偶然にも夫が書いたメモを
               発見し今回の電話になったとのことでした。


               手紙に同封されたメモ用紙は、42年の歳月を思わせる色に
               変わっていました。
               もうすぐ4月18日は夫の誕生日です。

               そして十二回目の命日でもあります。
               その方には、夫が他界したことを伝えました。


               「 もっと早く連絡していればと悔やまれる 」 との手紙を拝読し
               一宿一飯の言葉は、今回のようなことを言うのだろうかと思い
               ほのぼのしたものを感じました。
               お二人の気持ちは、夫にも届いてるに違いありません。   

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