オリーブ。
すがたかたちが麗しい。
小さくても何か凛として大人っぽい。
何の方程式かしらないが、左右対称ではないのにバランスがいい。
神様のデザインに違いない。
ひとには作れない(たぶん)だろうなあ。
街角の植栽。
全く手入れをされていない風情だ。
下葉を刈るなり手入れをすればもっとべっぴんさんになるはずだ。
それでも不思議と圧迫感がない。
葉っぱの表が深い緑、裏が銀白色という絶妙な配色のせいかもしれない。
実は食べられるし、絞ったら良質の油がとれる。
暑さ寒さにも強く乾燥にも潮風にも強いという万能選手。
日本のオリーブの故郷、小豆島。
樹齢1000年のオリーブがあるらしい。
これはこの地で育ったものではなくはるばるスペインからやってきたという。
今話題のプラントハンター、西畠清順氏の仕事だ。
人でいえば30世代以上前から続く大いなる生命を生まれ故郷から遠く離れた日本へ移植する是非は別にしてすごい存在感だ。
何か拝みたくなるほど立派な幹である。
西畠さんの仕事には違和感があるが実物を見てみたい。
明石からは割と近いので9月の連休に行ってみようか。
小豆島の風景に馴染んでくれていればいいのだが。
嗚呼、ボタニカル!