一昨年くらいからレコードプレーヤーを買って古いレコードを聞き始めた。
クリアな音と包み込まれるような暖かい音空間。
郷愁だけではなくて本当にいい。
それからハマってしまい若かりし頃に聴いていたレコードをショップやメルカリで買い集めている。
まさに70年代後半から80年代の日本のポピュラー。当時はニューミュージックと名付けられた新感覚のカテゴリー。
大瀧詠一、山下達郎、竹内まりやなどなど。
特にロングバケーションは大学に入った頃だったので、それこそ擦り切れるくらい聴いた。
それから30数年。
何故か今、その楽曲が人気だという。
しかも若い人や外国人に。
不思議な話だ。
シティーポップとかいうらしい。
確かに彼らの曲は全然経年劣化しない。
今聞いてもいいのは別に思い出のせいだけでもないらしい。
ニューミュージックといえば、やはりユーミンだろう。
1stアルバム、ひこうき雲。
A面に針を落とすと(なんて懐かしい表現)静かなピアノに続く荒井由美のあの歌声。
揺れるような震えるような頼りなく、でもよく届く声。
自分だけに贈られた特別な歌のように感じる。
先週元町(神戸)のショップで買ったのは八神純子と中島みゆきとビートルズ。
休日の夕暮れとビールとレコードたち。
結構なしあわせ。