なおじい(HOBBY:カメラ・ビデオ撮影・DVDオーサリング/資格:ラジオ体操指導員・防災士・応急手当普及員)

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豊かな一年の実りを祈る「祈年祭(きねんさい)」!「五穀豊穣」の五穀とは?

2018年02月18日 08時03分10秒 | ブログ

豊かな一年の実りを祈る「祈年祭(きねんさい)」!「五穀豊穣」の五穀とは?

2018年02月17日
豊かな一年の実りを祈る「祈年祭(きねんさい)」!「五穀豊穣」の五穀とは?

伊勢神宮

古くから暦の上では立春を春のはじまりとしています。旧暦では昨日より新年がスタートし、本日より春の耕作始めにあたり、五穀豊穣を祈る伊勢神宮のお祭り祈年祭がはじまっています。「としごいのまつり」とも呼ばれます。「とし」とは稲の美称であり、「こい」は祈りや願いで、お米を始めとする五穀の豊かな稔りを祈ることを意味します。
農耕が生活のすべてであった時代、豊作を祈ることは国家の安泰、国民の繁栄を祈ることに他なりませんでした。そのため祈年祭は国家規模で執り行われ、奈良時代の『延喜神名式(えんぎじんみょうしき)』によると、神宮を始め全国2,861社の神々に幣帛(へいはく)が奉られていました。「神嘗祭」「新嘗祭」とならぶ伊勢神宮の公式祭典です
本日は、GI値が低くミネラルや植物繊維が豊富で最近注目されてきたそんな 「五穀」にまつわるよもやま話をみていきましょう。

農業にまつわる祭典、伊勢神宮の「祈年祭」「神嘗祭」「新嘗祭」とは?

春に豊作を祈り、秋の収穫に感謝する稲作を中心とした営みを、日本人は2000年以上繰り返して来ました。

・祈年祭(きねんさい)
神宮では天照大御神をはじめとする神々にお食事をお供えする大御饌(おおみけ)の儀が早朝行われ、続いて勅使が天皇陛下の幣帛を奉る奉幣(ほうへい)の儀が行われます。祈年祭は両正宮に引き続き2月23日まで、すべての宮社で執り行われます。

・神嘗祭(かんなめさい)
年間1500回に及ぶ神宮の恒例のお祭りの中でも、最も重要なお祭りが神嘗祭です。
神嘗祭は、その年に収穫された新穀を最初に天照大御神にささげて、御恵みに感謝するお祭りで、神宮の最も由緒深い祭典です。浄闇の中、午後10時と午前2時の二度にわたって由貴大御饌の儀が行われ、神宮神田で清浄に栽培された新穀の御飯・御餅・神酒を始め、海の幸、山の幸をお供えし、明くる正午には、勅使をお迎えして奉幣の儀を奉仕します。御卜(みうら)、御神楽(みかぐら)などの諸祭を行います。神宮神田(じんぐうしんでん)で行われる神田下種祭(しんでんげしゅさい)、秋の抜穂祭(ぬいぼさい)、御酒殿祭(みさかどのさい)、御塩殿祭(みしおどのさい)、大祓(おおはらい)があり、神宮の年間の祭典は神嘗祭を中心に行われているといっても過言ではありません。五穀豊穣を祈るこのように神嘗祭は、諸神に先立ち収穫の感謝を天照大神に捧げ、翌11月に天皇陛下は新嘗祭を行われて天神地祇すべての神々に収穫を感謝されるのです。古来お米を主食として生きてきた日本人にとり、神嘗祭は重要な祭儀であり、その意義は今日も古代から一貫して変わることはありません。
お祭りでは秋の実りに感謝申し上げ、皇室の弥栄、五穀の豊穣、国家の隆昌、並びに国民の平安を祈願します

・新嘗祭(にいなめさい)
「しんじょうさい」ともいい、「新」は新穀を「嘗」は奉ること意味し、収穫された新穀を神に奉り、その恵みに感謝し、国家安泰、国民の繁栄をお祈りします。現在、このお祭りは毎年11月23日に宮中を始め、日本全国の神社で行われていますが、特に宮中では天皇陛下が自らお育てになった新穀を奉るとともに、御自(おんみず)からもその新穀をお召し上がりになります。収穫感謝のお祭りが11月下旬に行われるのは東北や北陸などの収穫を天皇が待っておられると説明されています。
神宮では神嘗祭で新穀が奉られるため、新嘗祭はありませんでしたが、明治5年に勅使が差遣されて行われたのが始まりです。

参拝時間内の祭典については、参道などからご覧になれます。 ※夜間の参拝停止時間中の祭儀は奉拝できません。
★参照 伊勢神宮公式ページ 年間行事

五穀豊穣の「五穀」とは?

たわわに実るひえ

たわわに実るひえ

「五穀豊穣」(穀物が豊かに実ること)では具体的な五種を指さず、穀物全般の総称として用いられています。
主要な産物として限定する場合も、時代や地域によって違っており、一定していないようです。また「穀物」の範疇に含まれない栽培作物、食用以外にも応用できる重要な栽培作物を「五穀」に加える例もあるようです。豆や麻などがしばしば五穀に挙げられたのはその典型です。日本においては、「いつつのたなつもの」あるいは「いつくさのたなつもの」とも読まれれることも。
現代においては、米・麦・粟・豆・黍(きび)または稗(ひえ)を指すことが多いようです。
これら五種をブレンドした米を五穀米(ごこくまい)と呼び、また、五穀米とは日本初の五穀米商品として石川商店から発売されている商品に使われている名称(登録商標)でもあります。

古来でいう五穀とは、
稲・麦・粟・大豆・小豆(『古事記』)
稲・麦・粟・稗・豆(『日本書紀』)
稲穀・大麦・小麦・則豆・白芥子 - 『成就妙法蓮華経瑜伽智儀軌』
大麦・小麦・稲穀・小豆・胡麻 - 『建立曼荼羅護摩儀軌』
米・麦・粟・黍・稗 - 『日葡辞書』
そして、近世に入ると、重要な作物の意味で「五穀」の言葉が用いられ、必ずしも5種類に限定されなくなりました。
稲・畠稲・麦・小麦・蕎麦・粟・黍・蜀黍・稗・大豆・赤小豆・緑豆・蚕豆・豌豆・ささ豆・へん豆・刀豆・胡麻・よくい - 『農業全書』

いずれにしても、主食は今のように白米に偏った食べ方ではなく、五穀のものをブレンドしたり、バランスよく食べられておりました。

五穀や雑穀は、ミネラル、食物繊維が豊富で低GI食品として注目されています!

雑穀米

雑穀米

東京オリンピックにむけて、運動や食事の状況を見直し国民の健康増進をはかる活動が増えてきています。キヌアのサラダは、ブームになりましたが、さらに鉄分やミネラルが豊富ということで「アマランサス」がWHOでも「未来の食物」として注目されています。五穀の中でも、雑穀たちは、香ばしい香りやもちもちっとした食感、ぷちぷちとした舌ざわりが楽しめて、意外に愛好家も多いです。少し発酵させて頂く発酵雑穀米や発酵玄米を食べられているかたもいらっしゃいます。
日本人が白米のみを多く食べるようになったのはここ数十年で、芋や豆、雑穀なども含み主食だった時代は長かったのです。このため国外から白米を輸入するようなことにも。
GI値はグリセミック指数のことで、食後のの血糖値の上昇度合いを数値化したものです。
100gあたりの白米のGI値は8、雑穀米(五穀米)のGI値は55、発芽玄米のGI値は51です。白米と比べてGI値が低い雑穀米や玄米は、食後の血糖値が上昇が緩やかになります。食後の血糖値の急上昇はインスリンの過剰分泌に繋がります。
過剰に分泌されたインスリンは、ブドウ糖を吸収する際に余ってしまい、中性脂肪となって蓄えられてしまいます。
GI値の低い食品は、食後の満腹感もよいという声もあります。これを機会に雑穀レシピや雑穀米生活に取り込んでもいいですね。消化が若干悪いものもあるため、よく噛んでいただくことをおすすめします。

雑穀をつかったレシピ(はくばく)
レッドキヌア サラダ

レッドキヌア サラダ

この寒さに乾燥、花粉症やインフルエンザなど、外敵の多い季節です。この1年が実りあるものとなりますよう心身共に良いものを頂き活力をつけていきたいですね!

あらゆる栄養素を網羅!緑黄色野菜の王様「ケール」を食卓に

2018年02月18日 07時59分28秒 | ブログ

あらゆる栄養素を網羅!緑黄色野菜の王様「ケール」を食卓に

2018年02月17日
あらゆる栄養素を網羅!緑黄色野菜の王様「ケール」を食卓に
2月も半ばを過ぎ、4月からの新生活に向けた準備も忙しくなる頃ですね。一方で、風邪やインフルエンザが猛威をふるい、体調管理がむずかしい時期です。
今回は、お疲れ気味の身体にビタミンとミネラルを注入するのにぴったりな、緑黄色野菜の王様といわれる「ケール」をご紹介します。

「観賞用」として栽培されていた、江戸時代のケール

ケールはアブラナ科の植物で、和名はリョクヨウカンラン(緑葉甘藍)、ハゴロモカンラン(羽衣甘藍)です。「甘藍」とはキャベツの別名で、ケールはキャベツの原種といわれています。地中海沿岸が原産地で、ヨーロッパ各地では古くから食用にされてきました。

日本へは江戸時代に伝わり、当初は観賞用として栽培されていたそうです。ガーデニングで人気のある、中央が美しい紫色や白に染まったハボタン(葉牡丹)も、ケールを品種改良したものなのだとか。おしゃれな健康野菜として、このところ脚光を浴びているケール。実は、かなり昔から日本に存在していたのですね。

ケールは栽培地を変えることで年間を通して収穫することができますが、季節によって味わいが異なります。寒い時季はたくさんの養分を蓄えながらゆっくりと育つため甘みが増し、夏場は太陽を浴びて早く育つため、ややほろ苦い味わいに。今はまさに、甘みがあって食べやすい季節です!

ビタミンとミネラルの宝庫!「カルシウム」が、牛乳以上って本当!?

ケールにはβ−カロテンを主体とするビタミンAのほか、B群、C、E、Kといったビタミンの豊富さは群をぬいており、カルシウム、カリウム、マグネシウムなど多くのミネラルも含まれています。特に注目したいのが、カルシウムの含有量。牛乳やヨーグルトなどの乳製品よりも多く含まれ、しかも吸収率も牛乳より高いのです。

ビタミン類やミネラル類全般を幅広くカバーし、ほぼすべての栄養素をたっぷりと含んでいるケール。「緑黄色野菜の王様」といわれる理由はここあります。

苦い!硬い!は、過去のはなし。美味しくなったケールをまるごといただこう

青汁でおなじみのケールですが、かつての苦みやえぐみのあるイメージをくつがえす品種が出回り、そのまま食べられる美味しさに注目が集まっています。サラダやスムージーなど生で摂取すると、栄養素をまるごといただけるのでおすすめです。

ヨーロッパではロールキャベツやスープの具材としておなじみですが、水溶性の栄養素を多く含むケールには理にかなった調理法。きざんでミートボールに加えたり、餃子のタネに練り込んで、いつものメニューに手軽にビタミンとミネラルをプラスするのも良いですね。同時に食物繊維もたっぷり摂ることができます。

スーパーや宅配でも手に入るようになり、より身近になったケール。「緑黄色野菜の王様」を、ぜひ食卓に登場させてみましょう!



各地で真冬の寒さ 北は猛吹雪

2018年02月18日 07時51分04秒 | ブログ

各地で真冬の寒さ 北は猛吹雪

2018年2月18日

戸田 よしか戸田 よしか
[日本気象協会本社] 気象予報士

 
今日も北海道や東北、北陸は荒れた天気。その他は晴れるが空気は冷たい。きのうの日中寒さが和らいだ関東も、真冬並みに。
 

北海道 東北 北陸 荒天続く

今朝、北海道の東に発達中の低気圧があります。この低気圧や強い寒気の影響で、北海道と東北、北陸は広く雪。沿岸部を中心に強い風が吹いています。中でも、根室市をはじめ北海道の東部は、立っているもの大変なほどです。
きょういっぱい雪が降ったり止んだりです。特に昼頃にかけては、雪も風も強いでしょう。北海道の根室地方と釧路地方では、車の運転が困難なほどの猛吹雪の所があります。そのほかもふぶいて見通しが悪いでしょう。きょうも、電車など交通機関の乱れに注意が必要です。情報を十分確認の上、時間に余裕を持った行動を心がけてください。また、きのう、大雪や吹雪による道路の通行止めが相次ぎました。今朝も東北北部を中心に通行止めが解除されていない所があり、今後しばらく続くことが考えられます。
あすには、雪も風も弱まってくる見込みです。
 

今朝 全国ヒエヒエ 日中もあまり上がらず

今朝は、昨日の朝より冷えていて、全国の観測地点の8割以上で氷点下。昨日の朝、割と暖かかった東京都心も、今朝は氷点下2度近くまで下がりました。
日中も、全国的に厳しい寒さでしょう。最高気温は昨日より低い所がほとんどです。北海道は広い範囲で一日中氷点下の真冬日の予想。東北北部も氷点下のままの所が多くなりそうです。東北南部や北陸は1度~3度くらい。昨日13度~15度くらいまで上がった関東も、10度に届かない所が増えて、真冬の寒さが戻ります。東海から西も、一桁の所が多いでしょう。
各地、午前を中心に冷たい風が吹いて、体感温度はさらに下がりそうです。
 

寒さはまだまだ続く あす月曜から火曜 南岸低気圧

この先一週間も、全国的に厳しい寒さが続きます。そんな中、あす月曜日から火曜日にかけ「南岸低気圧」が通過します。
現時点の予想では、九州は月曜の朝から夜、中国と四国は夕方から深夜、近畿は夜から翌朝にかけて広く雨で、山沿いは雪でしょう。
東海は火曜の未明から朝。平地は雨の所がほとんどですが、一時的に雪になる所もありそうです。
関東は火曜の未明から昼前まで南部を中心に雪や雨。平地も雪の所が多くなりそうです。降る量は少ない見込みですが、平地でうっすらと積もって路面が滑りやすくなる所もありそうです。
なお、低気圧の進路次第で雪や雨の範囲や降り方が変わってきます。今後、日直予報士で情報を更新しますので、参考になさってください。