大手電力10社は27日、4月の家庭向け電気料金を発表した。燃料となる原油や液化天然ガス(LNG)の価格上昇に伴い、全社が3月よりも値上げする。LNGが主な原料の都市ガスも全4社で料金が上がる。電気、ガスともに2カ月連続で全社値上げとなる。

 標準的な家庭の月額電気料金の上げ幅は、東京電力の72円が最大で、沖縄電力の57円、中部電力の52円、北海道電力の44円が続く。次いで東北電力、関西電力が各39円で、中国電力の37円、九州電力の35円、四国電力の29円、北陸電力の26円の順となる。

 ガス料金は、大阪ガスが46円、東京ガスが45円の値上げとなる。