第23回冬季オリンピック競技平昌(ピョンチャン)大会は25日夜、閉会式があり、17日間の大会が幕を閉じた。日本は選手団の主将で、スピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒(31)=相沢病院=が旗手を務めた。

 閉会式には、日本からは選手、役員ら約130人が参加。韓国と北朝鮮の選手は一緒に入場した。国家ぐるみのドーピングが認定されたロシアの処分解除は見送られ、選手らは「ロシアからの五輪選手(OAR=Olympic Athlete from Russia)」として式に参加した。

 平昌大会は7競技で史上最多の102種目が行われ、日本は13個(金4、銀5、銅4)のメダルを獲得。自国開催だった1998年長野大会の10個を上回り、史上最多となった。次回の2022年冬季大会は、中国の首都・北京で開かれる。20年7月からは東京で夏季大会が行われる。

 最終日では、ノルディックスキー距離女子30キロでマリット・ビョルゲン(37)=ノルウェー=が優勝し、冬季大会で歴代最多を更新する15個目のメダルを獲得。24日のカーリング女子3位決定戦では日本(LS北見)が英国を5―3で破り、同競技では男女通じて初のメダルとなる銅メダルを獲得した。

 障害者スポーツ平昌冬季パラリンピックは3月9日に開幕する。