朝食を取ったあと、I氏は仕事へと向かい、緊急召集によりガイドを務めてくれることになったS氏と、待ち合わせます。
この時ふと、昨晩興奮して眠れない私のお喋りに付き合ってくれ、寝ずに“早朝ラジオ体操フィッシング”に連れて行ってくれ、そのまま仕事へと向かったI氏に、改めて感謝すると共に、「昨日は早く寝かせてあげるべきだったなぁ…」と反省!
しばらくして、無理くりガイドを引き受けてくれたS氏と合流。
彼は、普段「マスと秋アジ」を海のショアから狙っているそうです。
※マスとは「カラフトマス」、秋アジとは「サケ」のこと。
先ずは、私が持ってきたタックルを確認します。
「ダブルハンドのロッド持ってきてますか?」と尋ねられ、「いいえ、シングルの7番だけです。」と答えると、「ちょっと厳しいけど、これなら行けるかなぁ… カラフト行ってみますか…」と、人生初の海でのフライフィッシングに挑戦することになりました。
しかし、正直私のようなヘッポコフライマンが、この風の中まともにロッドを振れるのか、不安でいっぱい…
車で走ること約30分。ポイントに到着します。

朝の砂浜とは違って、この場所は岩場。

ポイントには、既にS氏の知り合いフライマンが4人程、立ち込んでいました。

みなさん当然ですが、ダブルハンドで40mは遠投しているベテランさんばかり。

ここは風裏にあたる場所で、ベストシーズンになると「カラフトマス」が背中を出して岸際まで寄ってくるそうです。
早速、タックルの準備を始めますが、S氏は私のフライラインを見るなり「ティペット切っちゃっていいですか?」と言いながら、5号のナイロンラインを直結。
この先に“赤のゾンカー”をセットしてキャスト開始!
しばらくすると、目の前に1匹のカラフトマスが…
しかし、フライを近くに通すも、口を使ってくれず、再び沖の方へと泳いでいってしまいました。
このあと、しばらく粘るも周りのフライマンも含めて「ノーバイト」。
いつも、こんなのんびりした釣りをしながら、いくつかのポイントを回るそうですが“何とか私に魚を釣らせたい!”と、色々考えてくれた彼は、早々にこのポイントを諦め「近くのダム湖へ行ってみますか…」と、ポイントを移動することにします。
移動途中の景色を楽しみながら、何度も車を止めてくれ、写真撮影にも快く付き合ってくれました。

ここ「北方原生花園」では、可愛いポニーと触れ合うことが出来ます。

その辺の草をちぎって差し出すと、美味しそうに食べてくれました。

こんな雰囲気のある川が途中に何か所も…

ブナの原生林。「ミヤマクワガタ」いるかなぁ…

車を走らせること約30分。 いよいよ次なるポイントに近づいて来ました。
背丈が1メートル以上もある草がボウボウ生えている山道を4駆のSUV車でガンガン走っていきます。

「こりゃ、レンタカーで来れる様な場所ではありません」 地元アングラーならではのフィッシングツアーです。
車を降り、熊避けの大きな鈴を腰に2つ付けて、肩まである草を手で藪漕ぎをしながら、湖岸まで歩いていきました。
目の前に広がるダム湖は、日本とは思えない景色で、雰囲気抜群!

高鳴る鼓動を抑えながら、キャストを開始します!

ダブルハンドでスペイキャストするS氏。 「さすが北海道のフライマンは上手いなぁ…」

そして、このポイントで、ようやく魚と出会うことが出来ました。
可愛い「ヤマメ」です。

サイズこそ小さいですが、綺麗な「ヤマメ」。

これから、海へと降って「サクラマス」となって、戻ってくるのかなぁ…

これまた可愛い「エゾイワナ」。

25cm程のサイズですが、このサイズまで育ったということは、海へと降る「アメマス系」では無く、一生をこの場所で過ごす「エゾイワナ」なのかもしれません。

目の前で何度か50~60cmクラスの魚が水面付近でライズしています。
二人で、この魚を狙いうちしますが、釣れてくるのは小型の「エゾイワナ」ばかり…

こんなに大きなマラブーにも果敢に食いついてきます。
何度キャストしても、その場から動こうとしない魚でしたが、結局キャッチすることは出来ませんでした。
もちろんドライフライも試してみましたが、出てくるのは小型の「エゾイワナ」のみ。

S氏によると、昔は大きな「アメマス」や「レインボー」などが入れ食ったそうですが、最近はエサ師に相当魚を釣られてしまったらしく、岸から狙えるポイントが限られてしまっていることもあって、簡単に釣れなくなってきたそうです。
とりあえず、北海道での“オデコ”を間逃れ、気が付けば午後3時半。
夕方に用事があると言うのに、見ず知らずの私に、こんな時間まで付き合ってくれたS氏に感謝です。
そして、今度は仕事から帰ってきたI氏に奥様も加わっての賑やかイブニング。
まさに、大忙しのオールデイフィッシングです!
- 続く -
この時ふと、昨晩興奮して眠れない私のお喋りに付き合ってくれ、寝ずに“早朝ラジオ体操フィッシング”に連れて行ってくれ、そのまま仕事へと向かったI氏に、改めて感謝すると共に、「昨日は早く寝かせてあげるべきだったなぁ…」と反省!
しばらくして、無理くりガイドを引き受けてくれたS氏と合流。
彼は、普段「マスと秋アジ」を海のショアから狙っているそうです。
※マスとは「カラフトマス」、秋アジとは「サケ」のこと。
先ずは、私が持ってきたタックルを確認します。
「ダブルハンドのロッド持ってきてますか?」と尋ねられ、「いいえ、シングルの7番だけです。」と答えると、「ちょっと厳しいけど、これなら行けるかなぁ… カラフト行ってみますか…」と、人生初の海でのフライフィッシングに挑戦することになりました。
しかし、正直私のようなヘッポコフライマンが、この風の中まともにロッドを振れるのか、不安でいっぱい…
車で走ること約30分。ポイントに到着します。

朝の砂浜とは違って、この場所は岩場。

ポイントには、既にS氏の知り合いフライマンが4人程、立ち込んでいました。

みなさん当然ですが、ダブルハンドで40mは遠投しているベテランさんばかり。

ここは風裏にあたる場所で、ベストシーズンになると「カラフトマス」が背中を出して岸際まで寄ってくるそうです。
早速、タックルの準備を始めますが、S氏は私のフライラインを見るなり「ティペット切っちゃっていいですか?」と言いながら、5号のナイロンラインを直結。
この先に“赤のゾンカー”をセットしてキャスト開始!
しばらくすると、目の前に1匹のカラフトマスが…
しかし、フライを近くに通すも、口を使ってくれず、再び沖の方へと泳いでいってしまいました。
このあと、しばらく粘るも周りのフライマンも含めて「ノーバイト」。
いつも、こんなのんびりした釣りをしながら、いくつかのポイントを回るそうですが“何とか私に魚を釣らせたい!”と、色々考えてくれた彼は、早々にこのポイントを諦め「近くのダム湖へ行ってみますか…」と、ポイントを移動することにします。
移動途中の景色を楽しみながら、何度も車を止めてくれ、写真撮影にも快く付き合ってくれました。

ここ「北方原生花園」では、可愛いポニーと触れ合うことが出来ます。

その辺の草をちぎって差し出すと、美味しそうに食べてくれました。

こんな雰囲気のある川が途中に何か所も…

ブナの原生林。「ミヤマクワガタ」いるかなぁ…

車を走らせること約30分。 いよいよ次なるポイントに近づいて来ました。
背丈が1メートル以上もある草がボウボウ生えている山道を4駆のSUV車でガンガン走っていきます。

「こりゃ、レンタカーで来れる様な場所ではありません」 地元アングラーならではのフィッシングツアーです。
車を降り、熊避けの大きな鈴を腰に2つ付けて、肩まである草を手で藪漕ぎをしながら、湖岸まで歩いていきました。
目の前に広がるダム湖は、日本とは思えない景色で、雰囲気抜群!

高鳴る鼓動を抑えながら、キャストを開始します!

ダブルハンドでスペイキャストするS氏。 「さすが北海道のフライマンは上手いなぁ…」

そして、このポイントで、ようやく魚と出会うことが出来ました。
可愛い「ヤマメ」です。

サイズこそ小さいですが、綺麗な「ヤマメ」。

これから、海へと降って「サクラマス」となって、戻ってくるのかなぁ…

これまた可愛い「エゾイワナ」。

25cm程のサイズですが、このサイズまで育ったということは、海へと降る「アメマス系」では無く、一生をこの場所で過ごす「エゾイワナ」なのかもしれません。

目の前で何度か50~60cmクラスの魚が水面付近でライズしています。
二人で、この魚を狙いうちしますが、釣れてくるのは小型の「エゾイワナ」ばかり…

こんなに大きなマラブーにも果敢に食いついてきます。
何度キャストしても、その場から動こうとしない魚でしたが、結局キャッチすることは出来ませんでした。
もちろんドライフライも試してみましたが、出てくるのは小型の「エゾイワナ」のみ。

S氏によると、昔は大きな「アメマス」や「レインボー」などが入れ食ったそうですが、最近はエサ師に相当魚を釣られてしまったらしく、岸から狙えるポイントが限られてしまっていることもあって、簡単に釣れなくなってきたそうです。
とりあえず、北海道での“オデコ”を間逃れ、気が付けば午後3時半。
夕方に用事があると言うのに、見ず知らずの私に、こんな時間まで付き合ってくれたS氏に感謝です。
そして、今度は仕事から帰ってきたI氏に奥様も加わっての賑やかイブニング。
まさに、大忙しのオールデイフィッシングです!
- 続く -