3日目の朝を迎えました。
と言っても時間は午前2時で、一般的には夜中です。
この日はIさんが一日ガイドを務めてくれます。
3時には明るくなり始める根室では、この時間にはポイントに着いておきたいためです。
この日の満潮は午前5時30分。
4時から5時の間の潮の動いている時間帯が狙い目とのこと。
午前2時15分に出発し、ポイントに到着したのは午前3時前。
まだ真っ暗だったため、しばらく車の中で待機し、明るくなり始めた午前3時にタックルを準備。
風も前日より弱まっており、何となく行けそうな感じ!
しばらくすると東から朝陽が差してきました。
幻想的ですね!
美しい朝焼けを撮影しようとカメラを構えていると、まさにカメラを向けている方向でロッドを振っているIさんの「来たよっ!」という声が聞こえてきました。
「これは中々のサイズだよ!」とIさん。
波打ち際の泡の中から時折見える白い魚体は、見るからに60オーバー。
上がってきたのは、白紋様が大型魚特有のドーナツ型をした見事な「アメマス」。
測ってみると64センチ。 流石の一言です!
1本目から、このサイズはたまりませんね!
横持ちで記念撮影をして、リリース。
魚をリリースし、再びキャストを開始したIさんに、すぐに2本目がヒットします。
私には中々1本目が出ません…
少しずつ波が高くなってきたので、ブレイクの奥までルアーを入れようと、ジグミノーにチェンジ。
これが正解して、Iさんから遅れること30分。 この日のファーストフィッシュです。
サイズは40cm。
すぐに2本目。
そして3本目。
その後も連発!
時合いが訪れたようです。
ジグの釣りが正解だったのか、一時はワンキャスト・ワンフィッシュなんてことも!
しかし、何故か私には可愛いサイズばかり…
私が釣り上げる30cmクラスの「ミニアメ」3連発に、Iさんも「まだ小さいんだから、同じ魚を3回も釣ったら可哀想だよ!」と大爆笑!
大連ちゃんに一人はしゃいでいると、Iさんにまたグッドサイズが来たようです。
今度は鼻先が曲がりはじめた55cmのオス。
記念撮影をしている場合では無い位の忙しさ。
ミノーにチェンジし、やっとソコソコサイズが来ました!
40cm後半のオスの「アメマス」。
根室4回目にして、ここまで連発するのは初めてです。
45cmクラスが続き、少しずつサイズアップしてきました。
もちろん、こんなゴールデンタイムが永遠続くはずはありませんが、計10本の「アメマス」をキャッチ!
あとは“サイズだ!”なんて贅沢なことを考えていると、段々とアタリが遠のき、その後1時間ノーバイト。
午前5時30分の満潮を迎える頃には、魚の気配が全く無くなってしまいました。
二人の集中力も切れてきたところで、気分転換にポイントを移動することにします。
というか、前回(昨年同時期)良かったポイントの状況を確認しに行きました。
市内から車で1時間ほどのポイントてすが、真逆のオホーツク海側にあるこのポイントは、普段はベタ凪なのですが、この日は大荒れで、波は高く、海の色も茶色く濁っていました。
これではロッドを振るまでもなく、断念するしかありません。
あとはイブニングに備え、Iさん宅まで戻って昼寝です。
帰りは太平洋側の道を通って、イブニングのポイント選びも兼ねて、海の様子をチェックしながらドライブ。
青い海が美しい「ウラヤコタン」。
途中、スワンセンターのソフトクリームを食べて午前11時に根室へと戻りました。
< 続く >