和歌山県のイルカ漁を描いた映画「ザ・コーヴ」、県内での上映が決定したようです。
「反日的」と批判する市民団体の抗議活動もあり、各地で上映中止が相次いでいるようです。無断で撮影したり、内容や主張が偏っていたり、そしてあくまで日本を悪役とする作り方をしているんだとか。
映画を作る段階で、こういう映画にしようと考えて撮影すれば無理でもその方向に持っていこうとすることはありがちです。撮影素材をうまく編集すればいかようにもできることです。でも、それがドキュメンタリー映画となるかといえばそうではなく、半分フィクションになると思いますけど。
そんな評判を耳にする「ザ・コーヴ」、これだけ話題になればそれだけで製作者の思う壺、日本でのこういう反応はわかっていて作ったのでしょう。
そして、前にも書きましたが、見せたくないといわれると見たくなるのが人間の心理、内容はともかく、ここまで話題になればたとえ国内で上映さえなくても、それが逆に映画の価値を高めてしまうような気がします。
むしろきちんと上映した上で、評価を見る側に委ねた方がいいのではと思ったりします。
ちなみに自分は観る気はしませんが・・・。これも評価の一つです。