日曜日にTBSにて放送中の「運命の人」、山崎豊子原作ということで、原作を読んだ上で、毎週観ています。
山崎作品の特徴でもある「事実を取材し、小説的に構築したフィクション」、とはいえ福出赳雄とか、田淵角造とか、政治家なんかは誰だか特定できるようになっています。
そんなわけで、なんか怒っている人もいるようですが、そこは「フィクション」ということで、もっと広い心でいられないかなぁという気もします。結果、ドラマの宣伝になっちゃってますしね・・・。
原作の後半は、戦中から今現在も沖縄がかかえる米軍問題についての記述が中心になっています。自分も沖縄に行った際には戦跡をまわって、そのすさまじさを実感したわけですが、それゆえ、よりリアルに感じました。
つい最近でも、米軍が事件を起こすこともありましたし、今も基地問題でもめています。ドラマ化はある意味タイムリーなのかと思いますが、機密漏洩事件後の話をどう映像化するか、楽しみです。