学生時代のサークルESS(英語研究部)で、ディスカッション(議論)というのをやってました。
身近な話題を議論することもあったのですが、多くは日本政府の政策を考えるというものでした。年間でテーマが決まっていて、例えばテーマが「日米関係」だとすると、それ関して日本政府はこうゆう政策を作ったらどうかという案をそれぞれが持ち寄って、それについて議論してました。もちろん英語で・・・。そういう大会が年間に何度もありました。
その政策の作りかたですが、まずは現状こういう問題がありますというのを提起して、それについて日本政府はこうすべきだというプランを提示して、そのプランを実現することで、こういういいことがあります・・・という風に進めていきました。
そのプランですが、議論を進める中で一番大事なところが、果たしてそのプランは本当に「実現性」があるかどうか、予算はいくらかかって、その財源はどこから持ってくるのか・・・そんなところまで突っ込んで話し合いました。
ま、限られた時間の中なので、なかなか最後までいきつくことはないのですし、実際、自分たちがその政策を政府に提起し、実現させるわけでないのですが、それでも「絵に描いたもち」みたいな政策は嫌でした。
今政府が打ち出しているさまざまな政策、結局「実現性」がなく、また「財源」がなく、「絵に描いたもち」みたいになってしまったものがいくつもあります。
そして、新たに打ち出している政策の中にも、果たして「実現性」はあるのか、「財源」はどうするのかと疑問に思うところも多々あります。
日本を背負ってたっている方々が議論して作り上げた政策なわけなので、その辺間違えないと思うのですが、もしかしたらESSのディスカッションのエキスパートたちを集めて、ちょっともんでもらった方が、本当に「実現性」のある政策ができるかも・・・?