口永良部島の噴火で住民が全員無事に避難できたのには、
消防団の活躍が大きかったようです。
噴火があった場合、団員それぞれが助けに行くお年寄りを決めていて、
またお年寄りも、団員が迎えにきてくれまで自宅にて待機、
という打ち合わせが事前にできていたようです。
そしてどこにどのお年寄りが住んでいるということも、
すべて把握できていたとのことです。
これは常に噴火に備えていた小さな島だからこそできたこと・・・
なのかもしれませんが、これこそまさに高崎市などにも求められている
地域防災そのものなのかもしれません。
人口が増え、地域の関係が希薄になりつつあり、
隣に誰が住んでいるかもわからない・・・
地域という概念が崩壊しつつあり、消防団員の数も減少する一方・・・
幸いにして大きな災害はないですが、
もし起きたときに、果たして地域というものがどこまで機能できるのか・・・
心配ではあります。
ここのところ、あちこちで噴火がおき、地震も多くなった気がします。
口永良部島の例を教訓に、地域防災について、
もう一度見直す時期に来ているのかもしれませんね。