先月28日開催のベルリン・マラソン。
例年男子の部のトップ集団は世界記録樹立を念頭に主催者がメンバーを集め、
レースメイクすることで知られるこのレース。
↓今年の優勝者デニス・キメット(ケニア・30歳)がついに人類史上初2時間03分の
壁を破る2時間02分57秒の世界最高記録をマーク。
写真はゴール100m手前のキメット選手。最後まで力強くも軽快なピッチは衰えず。
キメット選手は12年ベルリンが初マラソンで2位(2時間04分16秒)。その後、
13年2月東京・優勝(2時間06分50秒・大会新)、同年10月シカゴ・優勝
(2時間03分52秒・大会新)と速さだけでなく強さも超一流。
今回の優勝で順位ボーナス1位の4万ユーロ、2時間04分切りのタイムボーナスが
3万ユーロ、そして世界最高記録ボーナスが5万ユーロの計12万ユーロ
(約1,656万円)を獲得。それ以外にもかなり高額の招待料も出ており、過去の
上記大会の成績での獲得賞金も合せ、まさに名実共に現在世界最強のランナーと
言えるでしょう。

↓2位のエマニュエル・ムタイ(ケニア)も従来の世界最高を上回る2時間03分13秒。
今回レースではすっかりキメット選手の蔭に隠れてしまいましたが、自身2回目の2時間
03分台。過去07年アムステルダム、11年ロンドンで優勝。09年世陸マラソン2位と
長年世界の超一流レベルを維持しています。

↓キメット選手のマネージャー、へラード・ファン・ダ・ヘーン氏。
オランダ人の同氏。彼のマネジメント会社は約50名の長距離マラソン選手を抱え、その
殆どがケニア人選手。彼はキメット選手の他、前世界記録保持者(2時間03分23秒)の
W・キプサング、11年ボストンで2時間03分02秒の非公認世界最高を出したG・ムタイ
(共に32歳・ケニア)らもマネジメントしている世界でもトップエージェントの一人です。
最近私も幾つかの大会で一緒になることが多く、色々と情報交換させてもらっていますが、
「世界の一線に出て来た選手をいかに高いモチベーションを維持させ長く活躍させるかを
常に考えていて、決して目先の賞金稼ぎを目的にレース出場過多にならない様、注意して
いる」と話していたのが印象的でした。

↓ヘーン氏の選手が、今回サポートした山本亮、外丸和輝両選手のグループのペースメーカー役も
務め、レース前の我々の要望にも色々と耳を傾けてくれました。
前から2番目の白と黒のウェアがその選手。

↓今回サポートさせて頂いたスタッフ選手の皆さん。
左から佐藤敏信監督、外丸和輝選手(トヨタ自動車)、山本亮選手、中野剛監督(SGホール
ディングス)。次回マラソンは冬に行われる国内の世界陸上代表選考レースのいずれかになる
予定。今回のレースをステップに更なる飛躍に期待です。

例年男子の部のトップ集団は世界記録樹立を念頭に主催者がメンバーを集め、
レースメイクすることで知られるこのレース。
↓今年の優勝者デニス・キメット(ケニア・30歳)がついに人類史上初2時間03分の
壁を破る2時間02分57秒の世界最高記録をマーク。
写真はゴール100m手前のキメット選手。最後まで力強くも軽快なピッチは衰えず。
キメット選手は12年ベルリンが初マラソンで2位(2時間04分16秒)。その後、
13年2月東京・優勝(2時間06分50秒・大会新)、同年10月シカゴ・優勝
(2時間03分52秒・大会新)と速さだけでなく強さも超一流。
今回の優勝で順位ボーナス1位の4万ユーロ、2時間04分切りのタイムボーナスが
3万ユーロ、そして世界最高記録ボーナスが5万ユーロの計12万ユーロ
(約1,656万円)を獲得。それ以外にもかなり高額の招待料も出ており、過去の
上記大会の成績での獲得賞金も合せ、まさに名実共に現在世界最強のランナーと
言えるでしょう。

↓2位のエマニュエル・ムタイ(ケニア)も従来の世界最高を上回る2時間03分13秒。
今回レースではすっかりキメット選手の蔭に隠れてしまいましたが、自身2回目の2時間
03分台。過去07年アムステルダム、11年ロンドンで優勝。09年世陸マラソン2位と
長年世界の超一流レベルを維持しています。

↓キメット選手のマネージャー、へラード・ファン・ダ・ヘーン氏。
オランダ人の同氏。彼のマネジメント会社は約50名の長距離マラソン選手を抱え、その
殆どがケニア人選手。彼はキメット選手の他、前世界記録保持者(2時間03分23秒)の
W・キプサング、11年ボストンで2時間03分02秒の非公認世界最高を出したG・ムタイ
(共に32歳・ケニア)らもマネジメントしている世界でもトップエージェントの一人です。
最近私も幾つかの大会で一緒になることが多く、色々と情報交換させてもらっていますが、
「世界の一線に出て来た選手をいかに高いモチベーションを維持させ長く活躍させるかを
常に考えていて、決して目先の賞金稼ぎを目的にレース出場過多にならない様、注意して
いる」と話していたのが印象的でした。

↓ヘーン氏の選手が、今回サポートした山本亮、外丸和輝両選手のグループのペースメーカー役も
務め、レース前の我々の要望にも色々と耳を傾けてくれました。
前から2番目の白と黒のウェアがその選手。

↓今回サポートさせて頂いたスタッフ選手の皆さん。
左から佐藤敏信監督、外丸和輝選手(トヨタ自動車)、山本亮選手、中野剛監督(SGホール
ディングス)。次回マラソンは冬に行われる国内の世界陸上代表選考レースのいずれかになる
予定。今回のレースをステップに更なる飛躍に期待です。
