今回のベルリン・マラソン。
例年以上に色々な話題で盛り上がりました。
↓まずは何と言っても優勝したW・キプサング選手(ケニア)の世界記録樹立。
多くの選手が35k以降の向かい風で大きくペースダウンする中、一人世界記録ペースを維持。
従来の記録を15秒更新する2時間03分23秒の世界最高をマーク。同選手は、2011年
フランクフルトマラソンで当時世界歴代2位の記録2時間03分42秒を出しており、今回の
世界記録樹立と共に史上初のサブ2時間4分台を2度達成した選手となりました。
(写真内オレンジのウェアの長身の選手がキプサング)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/04/db54bb2afd19e32fd520dc42dcbad1d4.jpg)
一方、キプサング選手の世界記録でのフィニッシュ直前、ゴール脇から突如現れた乱入者が同選手
より先にテープを切るハプニング(→その動画)。今年4月ボストンマラソンでのテロ爆破事件以来、
各国の大型市民マラソン大会では警備がより強化されていた中で起こった今回の事件。
特にケガ人とかが出る騒ぎではなっかったにせよ、大会主催者、そして何より42kを走ってきた
選手を無下に扱う行為として許されるものではありません。
現地の報道では同大会を欠場した女性ランナーのゼッケンをその知人が付けてゴール直前で突如
現れての出来事。まあ悪質にも程があります。この世界記録の達成瞬間の画像や動画は、同大会を
スポンサードしている企業や関係者などによっても様々な場面で使用される事を考えると失礼極まり
ない行動。この男はすぐさま警察に取り押さえられ連行されていきました。
↓今回のベルリン・マラソンは40回目の節目の大会。それを記念して過去同大会で世界記録を
樹立した歴代の選手が招待され大会期間中、様々なイベントに参加していました。
右からC・ファーレンジ―ク(ドイツ)、U・ピッピヒ(ドイツ)、R・ダコスタ(ブラジル)、
T・ロルーペ(ケニア)、高橋尚子、P・テルガト(ケニア)、H・ゲブレセラシエ(エチオピア)、
P・マカウと豪華な顔ぶれ。レースのスターターはゲブレセラシエが務めていました。
1990年以降ベルリンでは男女合わせて8回世界記録を樹立。シカゴ3回、ロンドン2回、
ロッテルダムが1回と他を大きく引き離しています。
ピッピヒ選手は同大会での世界記録は達成していませんが優勝経験をもち地元ドイツのスター選手
ということで招待されたようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/65/de8414bd2ffefc5dc7e25b6915d4dad8.jpg)
Photo by International Athletics Consultancy / Davor Savija
↓前世界記録保持者のP・マカウ選手(ケニア・中央)。今回レースに参加予定でしたが、直前の
脚の怪我により出場を断念。それでも現地会場に現れた際には多くのファンに囲まれていました。
目の前で自身の持つ世界記録を破られた同選手ですが、幸い脚の怪我は順調に回復してきている
とのこと。マネージャーと共に次回レースでの雪辱を誓っていました。
こんな状況下でも主催者の要請に応え各種イベント参加を通じてファンや関係者に対する感謝の
気持ちを忘れない彼の行動には真のトップアスリートとして見習うべきものがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/6f/46f4456d674e244e787d0082146567b9.jpg)
Photo by International Athletics Consultancy / Davor Savija
例年以上に色々な話題で盛り上がりました。
↓まずは何と言っても優勝したW・キプサング選手(ケニア)の世界記録樹立。
多くの選手が35k以降の向かい風で大きくペースダウンする中、一人世界記録ペースを維持。
従来の記録を15秒更新する2時間03分23秒の世界最高をマーク。同選手は、2011年
フランクフルトマラソンで当時世界歴代2位の記録2時間03分42秒を出しており、今回の
世界記録樹立と共に史上初のサブ2時間4分台を2度達成した選手となりました。
(写真内オレンジのウェアの長身の選手がキプサング)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/04/db54bb2afd19e32fd520dc42dcbad1d4.jpg)
一方、キプサング選手の世界記録でのフィニッシュ直前、ゴール脇から突如現れた乱入者が同選手
より先にテープを切るハプニング(→その動画)。今年4月ボストンマラソンでのテロ爆破事件以来、
各国の大型市民マラソン大会では警備がより強化されていた中で起こった今回の事件。
特にケガ人とかが出る騒ぎではなっかったにせよ、大会主催者、そして何より42kを走ってきた
選手を無下に扱う行為として許されるものではありません。
現地の報道では同大会を欠場した女性ランナーのゼッケンをその知人が付けてゴール直前で突如
現れての出来事。まあ悪質にも程があります。この世界記録の達成瞬間の画像や動画は、同大会を
スポンサードしている企業や関係者などによっても様々な場面で使用される事を考えると失礼極まり
ない行動。この男はすぐさま警察に取り押さえられ連行されていきました。
↓今回のベルリン・マラソンは40回目の節目の大会。それを記念して過去同大会で世界記録を
樹立した歴代の選手が招待され大会期間中、様々なイベントに参加していました。
右からC・ファーレンジ―ク(ドイツ)、U・ピッピヒ(ドイツ)、R・ダコスタ(ブラジル)、
T・ロルーペ(ケニア)、高橋尚子、P・テルガト(ケニア)、H・ゲブレセラシエ(エチオピア)、
P・マカウと豪華な顔ぶれ。レースのスターターはゲブレセラシエが務めていました。
1990年以降ベルリンでは男女合わせて8回世界記録を樹立。シカゴ3回、ロンドン2回、
ロッテルダムが1回と他を大きく引き離しています。
ピッピヒ選手は同大会での世界記録は達成していませんが優勝経験をもち地元ドイツのスター選手
ということで招待されたようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/65/de8414bd2ffefc5dc7e25b6915d4dad8.jpg)
Photo by International Athletics Consultancy / Davor Savija
↓前世界記録保持者のP・マカウ選手(ケニア・中央)。今回レースに参加予定でしたが、直前の
脚の怪我により出場を断念。それでも現地会場に現れた際には多くのファンに囲まれていました。
目の前で自身の持つ世界記録を破られた同選手ですが、幸い脚の怪我は順調に回復してきている
とのこと。マネージャーと共に次回レースでの雪辱を誓っていました。
こんな状況下でも主催者の要請に応え各種イベント参加を通じてファンや関係者に対する感謝の
気持ちを忘れない彼の行動には真のトップアスリートとして見習うべきものがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/6f/46f4456d674e244e787d0082146567b9.jpg)
Photo by International Athletics Consultancy / Davor Savija