今日は日曜日にもかかわらずお仕事で・・・・・・なんで仕事だってぇと天気が良くなるんですかねぇ、頭に来たんで早めに切り上げて帰ってきました。って、最初から遅くなるつもりはなかったんですが、「だってぇ料理当番だも~~ん」(笑)
てことで、今日はまず『料理当番、本日の一品』です。
鶏はニンニク醤油で、豚はサッパリ塩で、秋刀魚はゴマを眩しそれぞれ焼き上げました。ついでにネギと長芋もね。
付け合わせは、牛蒡サラダと、一日遅れましたが、なんとなく『お月見』にあわせて、お芋さんを添えてみました。(仲秋の名月を芋名月ともいうんですよ。)
それにしても、今晩は良い月夜で、「一日遅れだろうがなんだろうがかまわねぇ」とばかり、さっきまで狭いベランダに出ての月見酒。
考えてみれば満月なんざぁ毎月あるわけで、何故にいまさらの月見なのか?
そりぁあ~た、暑くもなく寒くもなく、蚊もそろそろいなくなるし、春と違って空気も澄んでますからお月さんもぼやけた姿じゃござんせん、まして、ほら、あたしみたいに心まで澄んでると、なおさら綺麗に見えるってぇもんで・・・・・
我が盃に月を移(映)して月見酒
まったく、こんな贅沢はありませんね。
でもこうして綺麗な月を見ていても、昔はたしかに見えた兎の姿が、ぼやけて見えなくなってしまいました。
「う~~ん、近いところだけかと思ってたけど、遠目もきかなくなってきたかな?」
そう思うと、さっきまで美しいと感激していた月が、今度は私に何かを諭しているかのようにも思えます。
月には、太陽と違い鏡のような力があるんでしょうかねぇ、時に心を弾ませる美しさであったり、時に涙を誘う美しさであったり、見る人の心を描くようじゃありませんか。
仲秋の名月は見逃したものの、一夜遅れの美しき月に、我が身を映すバブ君でありましたとさ。
「○○~~~!そんなとこでお酒なんて飲んでると、近所の人に何言われるか分かんないから、止めなよ!」
まったく、ひとがいい気分で浸ってるっていうにねぇ。
さて、今日の一枚は、あら珍し、ジョン・ルイスです。(笑)
MJQからミルト・ジャクソンが抜けてなんの面白味があろうか、そう思うのですが、このアルバムはちとわけが違います。
ブリジット・バルドーの恋人、サッシャ・ディスティルとジョン・ルイスの双頭バンド的扱いにはなっているものの、もちろん主導権はルイスのもの。
えっ?私が好む要素がないって?
まぁまぁ、話は最後まで、
私が注目するのは、ディスティルてなフランスの色男でも、ルイスなんてな美しきピアニストでもないわけでして、テナーのバネル・ウィランなんですねぇ。
もちろん、ルイスとディスティルのしっとりとした掛け合いに文句を付ける気はまったくありません。ありませんが、そこに割り込むウィランがなんともよろしいんですなぁ(笑)
「DEAR OLD STOCKHOLM」なんて、まさにそんな感じでしょ?
いずれにしても、秋の夜長にこんなアルバムもアリじゃないでしょうか。
AFTERNOON IN PARIS / JOHN LEWIS & SACHA DISTEL
1956年12月4[4-6], 7[1-3]日録音
JOHN LEWIS(p) SACHA DISTEL(g) BARNEY WILEN(ts) PIERRE MICHELOT[1-3], PERCY HEATH[4-6](b) KENNY CLARKE[4-6], CONNIE KAY[1-3](ds)
1.I COVER THE WATERFRONT
2.DEAR OLD STOCKHOLM
3.AFTERNOON IN PARIS
4.ALL THE THINGS YOU ARE
5.BAGS' GROOVE
6.WILLOW WEEP FOR ME