予報どおり、昨日から一気に気温が下がり、昨夜帰宅する頃には吐く息が白くなっておりました。一昨日との温度差は・・・・考えると具合が悪くなりそうですので止めましょう。(笑)
一夜明けた今日、『文化の日』も昨晩降っていた冷たい雨は上がり青空が拡がったものの、寒い一日でした。
午前中は何もする気がおきずダラダラとレコードを聴きながら過ごしましたが、昼食後はここ一週間ほど鬱陶しくてしょうがなかった髪を切りに出掛けました。
「お客さん、髪型は?」
「鬱陶しさが無くなれば何でもいいから好きにして」
前にもお話ししたことがありましたが、私の髪は天パで、細くて、量が多いという、どうにかしようにもどうにもならない代物でありまして、それを自覚していますから、床屋に行って多くの注文を付けたことは生まれてこの方一度もありません。しかも眼鏡を外せばどんな髪型にされているのかもわかりゃしない。
「鏡をかざして、これでよろしいですか、ってぇのもいらないから」
後は目を閉じ、まな板の鯉よろしく理容師さんにお任せするだけなのであります。
そんなこんなでサッパリしてきた後は、珈琲でも飲みながらゆっくりと・・・・
「おい、なんだよ、珈琲がねぇ~ジャン」
しかたがありません、愛車『カオウ号』にまたがり、公園を巡りながらヤナイ珈琲さんまで行ってきました。
途中、『イチョウ公園』(私が勝手にそう呼んでいるだけなんですが)に立ち寄ってみると、まだ真っ黄色までは黄葉が進んでおりません。
「やっぱ、一晩くらいの寒さじゃ、まだまだかなぁ」
てな独り言を言いつつ帰宅、さっそく珈琲をたてていると
「○○、気が付かなかったけど、白髪がずいぶん増えたんでねぇがぁ」
と母。
「え~~???」
床屋から帰って、この時まで鏡を見ない自分にも驚きなんでありますが、
写真がかなりピンぼけで分かりにくいですが
○のあたりが特にひどいんです。
「ひぇ~~~、イチョウは黄葉してなくても、オレの髪が紅(白)葉してる~~~」
すると
「イチョウは黄葉だから、また春には芽吹くけど、だれかさんの場合は、もう芽吹かないからねぇ、紅葉と言うよりは枯れたってことでしょ」
「ククク~~~~~」
よくもまぁ傷口に塩を塗るような・・・・・・
なんだか美味しいはずの珈琲が、みょうに苦く感じた『文化の日』でした。
さて、気を取り直して、今日の一枚は、ハンク・モブレーです。
またまた、ブルーノートのお蔵入り録音の発掘盤であります。
これこそ、お蔵入りになった理由がよく分からない録音でありますねぇ、しいて考えられるとすれば曲数が足りなかった?
いやいや、アルバム「WORKOUT」(ブルーノート4080)の未発表曲「THREE COINS IN A FOUNTAIN」以外は半年以上たった12月5日に16Take録音され、曲数は5曲。つまりボツになった曲は無い事を考えると、「WORKOUT」に入りきらなかった一曲のために再度録音したと考える方が正解なわけで・・・・じゃあ、なしてボツ?
じつに不可解です。
もちろん、今更、モブレー本人にも、ライオンにも訊くことはできないわけですが。
内容は、さらにボツにさせられた理由が分からないほど、最も脂ののったモブレーが聴けるのであります。
「GETTIN' AND JETTIN'」「HANK'S OTHER SOUL」エエですねぇ(笑)
今晩は、Mさんのお店で598円のワインでも買ってきて、飲みながら聴きましょうかね。
ANOTHER WORKOUT / HANK MOBLEY
1961年3月26日, 12月5日録音
HANK MOBLEY(ts) WYNTON KELLY(p) PAUL CHAMBERS(b) PHILLY JOE JONES(ds)
1.OUT OF JOE'S BAG
2.I SHOULD CARE
3.GETTIN' AND JETTIN'
4.HANK'S OTHER SOUL
5. HELLO YOUNG LOVERS
6.THREE COINS IN A FOUNTAIN