JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

生気・・・いただきましたぁ

2010年05月21日 | p-r

暑~~~い(笑)一気に夏がやってきました。
とかいいつつ、このあたりは驚くほどの気温では無かったんですけどね。

そんな夏のような今日、朝食を食べていると
「今年もテッセンが開き始めたよ」
出がけに見てみると、たしかに満開とはいかないものの庭のテッセンが咲き始めていました。

我がブログを見返すと、一昨年は5月17日にすでに満開の常態でしたから、今日がいかに暑くとも、やはり今年は開花が遅れ気味だったようです。

テッセンの花言葉は「高潔・しばりつける」なんだそうで、私のような不浄の輩は、その名の由来ともなった鉄線のようなつるで縛られてしまうということでありましょうか。
「う~~ん、縛ってぇ」(こら!)

冗談はともかく、今日は「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」二十四節気の一つ『小満』です。いろんな花が咲き乱れ緑が輝き出す、やはり初夏は生に溢れていますよね。
こんな天気の良い日にお店の中で食事というのももったいないと、昼食はお決まりの公園駐車場でのコンビニ弁当です。

今日の公園は、このあたりで唯一の国宝建築物があるところ。建物の中に入るにはイッパシに入場料がかかるので遠慮して、遠巻きに園内をひとまわりしてきました。

ついつい、自分が飼っていることもあって、カメには目が行ってしまうんですねぇ(笑)

これはカキツバタでしょうか?

 柳河の古き流れのかきつばた
 昼はおんごうの手にかかり
 夜はしおれて三味線の
  細い吐息に泣きあかす

北原白秋の詩にこんなんがありました。
「昼間は綺麗なお姉さん方にチヤホヤされても、いずれしおれて泣きあかすようになっちゃうよ」ってな意味なんでしょうか?よく分かりませんが、確かなのは私がカキツバタなら間違いなく夜のそれであるということですかね。(笑)

 

今や盛りと、山には藤、駐車場脇にはツツジが咲き誇っておりました。
「よ~~~し、夜のカキツバタにはなるまいぞ、今が盛りとばかりにワシだって咲き誇ってみせたるわい!」
生気をいただいた私は、こうして午後の仕事に張り切って取りかかったのでありましたとさ。
・・・・・・いただいた生気は、2時間ほどで消え失せましたけどね。(笑)

さて、今日の一枚は、カール・パーキンスです。
クリフォード・ブラウンやカーティス・カウンス、オスカー・ムーア、チェット・ベーカー、マイルスにまでもその才能を認めさせたパーキンスは、彼のホーム、ウエスト・コーストで多くの名セッションに参加しました。しかし、1958年3月17日に交通事故で29歳という短い生涯を終えたのであります。

そんな彼が唯一残したリーダー・アルバムは、以前紹介した「INTRODUCING」一枚だけです。
ほんじゃ今日のこれはなんなんじゃいという事になりますけど、事故による死亡の知らせが入り、ならばと出された寄せ集めアルバムです。
しかるに、内容は「INTRODUCING」とは比べものにならないできです。それはパーキンスの演奏が悪いというものではありませんよ。録音状況やその他諸々がよろしくないという意味で、つまり、これを聴くなら、他のリーダー盤にパーキンスが参加したものを聴けっちゅう話なんです。
「INTRODUCING」を聴いて彼の魅力を感じた私が聴きたいのは、彼のトリオ演奏なんでありまして・・・・・・・
それでも、無い物ねだりのように、こんなアルバムにでも飛びつくのでありますよ。

演奏内容が悪いとは申しません。ただ、いの一番に探し出すアルバムでは無いかもしれませんね。
不自由な左手でどんなふうにピアノを弾けばあれほどの演奏が出来るのか?その一端をジャケ写真で確認できることが、このアルバムの最大の魅力かもしれません。

CARL PERKINS MEMORIAL
1956年11月12日,1957年7月7日,10月21日録音
CARL PERKINS(p)
JACK SHELDON(tp) RICHIE KAMUCA, HAROLD LAND(ts) HERBIE MANN(fl)   LEROY VINNEGAR, CURTIS COUNCE(b) TONY BAZLEY, BILL DOUGLAS, FRANK BUTLER(ds)

1.TOO CLOSE FOR COMFORT
2.WHAT'S NEW
3.JUST FRIENDS
4.ADAMS THEME
5.OUR LOVE IS HERE TO STAY
6.SONG FOR RUTH
7.LOVE WALKED IN
8.SOPHISTICATED LADY
9.A FIFTH FOR FRANK