JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

気疲れも料金の内

2010年05月27日 | d-f

雨が上がって曇り空、午後3時ごろには青空も拡がりました。ところが気温がなかなか上がってきません。なんだか寒いんですれど(笑)

昨夜は久しぶりにS君と飲みまくってきました。
そのS君ですが、今日は飲み屋の開店4周年パーティー、明日一日おいて明後日は東京で旧友SH君との飲み会と、今週はほぼ休み無しの酒盛り予定があるそうで、まぁせいぜい身体を壊さないように気を付けてやっつけていただきたいと思います。

「次どこ行こうか、チャラチャラはもう疲れるし・・・・・」
一軒目の焼鳥屋を出て、S君がそんなことを宣われまして
そういえば、先日Mさんも同じようなことを言っていました。つまり、女の子が何人かいるような飲み屋さんは疲れるってんでありますなぁ
「ほよよ、どの口からその言葉?」

S君もMさんもけしてイヤラシサを求めてそんなお店に行くわけじゃありませんよ。たんに若い女の子から活力を得るため、そんなところでしょうかねぇ。
それが、最近どうもそういう所にあまり行きたくなくなったそうで
「やっぱ歳のせいかなぁ・・・・」

経験未熟な(接客のね)女の子と飲むというのは、ある意味とても気を遣うんでありまして、特にS君やMさんのような生真面目タイプは、なおさらのように思います。
その気疲れの度合いと、それでも女の子と飲みたいという度合いと、どちらが上回っているかという事なんでしょうかねぇ
「同じ金を出して飲むなら、気疲れせずにゆっくりと飲む」
彼らもやっとそちらに傾いてきたかと・・・・(笑)

え?私?私はあ~た、彼らみたいに生真面目じゃありませんから、女の子がいようといまいと酒が飲めるならどんなとこでもOK(笑)、ただ、独りではけしてそういったお店には行きませんかねぇ。仏頂面のオヤジがやってる焼鳥屋とか、バーとか、そういったお店がお好みですから・・・・・おっとイカン、いつものバーのママはそれはもう若くてお美しい方でございますよ。(そう言わないと後が怖い。笑)

てな事で、昨晩の二軒目は、私どもより年上のご兄妹が営まれているこぢんまりとしたスナックへ行ってきました。
いやぁ、飲んだぁ、歌も唄ったぁ、ペロペロだぁ・・・たしかに気は使いませんでしたね。(笑)

ところで、昨夜最後に私独りでいつものバーに立ち寄ったのですが、私にぜひ会いたいという奇特な方がいるので「金曜日にまた来な」って、ママに言われたんですよねぇ・・・・・なんで私なんぞに会いたいんでしょうか???????

さて、今日の一枚は、マイルス・デイビスです。
しかも超有名盤、すでに紹介済みとばかり思っていましたがまだだったんですねぇ

このアルバム、このノネットがいわゆるジャズ史においてどのようなものであったか、なんて事は、語るに尽きているというか、他のネット情報や本ででも確認していただくとして、私の所有アルバムがCDも含め何故に3枚にもなってしまったのかというお話しを一つ。

 

まっ、あたりまえのようにまずは「BIRTH OF THE COOL」を買ったわけです。すると「THE COMPLETE BIRTH OF THE COOL」というアルバムが有ることを知るわけでして、この二枚何処が違うかというと12曲目「DARN THAT DREAM」が最初のLPには収録されておらず、さらにTHE COMPLETEだけに、レコーディング順に曲が収録されているという(「だからなんなんだ」なんて言わないで下さいね、あんがいそれが大事だったりするんです。笑)、「こりゃ買いでしょ」というノリですかねぇ。
そんでもってさらに、ロイヤル・ルーストでのライブ音源をこれに加え、同名の「THE COMPLETE BIRTH OF THE COOL」というCDが発売になったわけで、「これも買いでしょ」
つまり、肝心の「BIRTH OF THE COOL」が好きか嫌いかという事でなく、「未発表音源」とか、カップリングとかいう、まさにレコード屋さんの商法に引っ掛かったのであります。(笑)
けっきょく、気疲れしながら飲む酒も、同じ録音アルバムを何枚も持ってしまうのも、すべて「思う壺」ってヤツですかね。

「'ROUND ABOUT MIDNIGHT」のスペシャルエディションもそうですが、「もっと違った方法で発売してくれねぇかなぁ」と思いつつもついつい買ってしまうんですよねぇ・・・・・
「汚ねぇぞ、レコード屋!」
てなお話しでした。

そんなわけで、ジャケットは「BIRTH OF THE COOL」、内容はLP盤「THE COMPLETE BIRTH OF THE COOL」つまり、収録順で紹介させていただきます。

THE COMPLETE BIRTH OF THE COOL / MILES DAVIS
1949年1月21日[1-4], 4月22日[5-8],1950年3月9日[9-12]録音
MILES DAVIS(tp) KAI WINDING[1-4], J.J.JOHNSON[5-12](tb) JUNIOR COLLINS[1-4], SANDY SIEGELSTEIN[5-8], GUNTHER SCHULLER[9-12](frh) BILL BARBER(tuba) LEE KONITZ(as) GERRY MULLIGAN(bs) AL HAIG[1-4], JOHN LEWIS[5-8](p) JOE SHULMAN[1-4], NELSON BOYD[5-8], AL McKIBBON[9-12](b) MAX ROACH[1-4,9-12], KENNY CLARKE[5-8](ds) KENNY "Pancho" HAGOOD(vo)

1.JERU
2.MOVE
3.GODCHILD
4.BUDO
5.VENUS DE MILO
6.ROUGE
7.BOPLICITY
8.ISRAEL
9.DECEPTION
10.ROCKER
11.MOON DREAMS
12.DARN THAT DREAM