JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

たちの悪い『かっぱえびせん』

2015年08月27日 | g-i

一気に秋がやってきました。あのくそ暑さは本当にもう戻ってこないんでしょうねぇ?
んでもって、それに合わせて?それとも月曜日の大掃除(Mさんのお店のね)が効いたのか?一昨日昨日とそりゃもう体調が良過ぎて(笑)、仕事にもなりゃしない。
しばしの自重が必要なのでしょうか?
まぁまぁ、一夜明けた今日はそこそこの体調で、こうしてPCも開いておりますけどね。

はてさて、今日8月27日は、「1910年、トーマス・アルバ・エジソンが世界初の音と映像の同時収録を実現した日」なんだそうであります。

思えば、現在映像と音が同時に観られることに何の凄さも感じておりませんが、初めて実現してまだ100年少々しか経っていないということで、いかにエジソンでも手に持てる小さな箱が何の違和感も無しにそれを実現している姿は、想像しなかっでありましょうねぇ。

そういやぁ、映画音楽のサントラ盤ってあるじゃないですか、あの「サウンド・トラック」って言葉、もともとはそのフィルムに同時録音されたその部分、その方式を言った言葉であったわけで、中学の頃「映画音楽はサントラ盤に限る」なんて訳も分からず偉ぶっていた若輩者(私ね)は赤面であります。

世界初の長編トーキー映画というと『ジャズ・シンガー』と、ちょっと知っている人は即答しますが、これはサウンド・トラック方式では無く、同時にレコードを流すヴァイタフォン方式というやつだったそうでありますね。

それじゃ初のサウンド・トラック方式映画は何だったのか?
ディズニーランドで観たことありません?アニメ映画『蒸気船ウィリー』だったそうであります。
1928年公開と言いますから、エジソンが初めて音と映像の同時収録をしてから18年、その間どれほどの技術革新があったのやら?しかもアニメって・・ウォルト・ディズニーちゅう人は、やっぱすんごいお人だったんだなぁ(なんちゃって)。

「映画音楽というと何を思い浮かべる?」
安直な質問です。
「一言で言うとJAZZって何?」
みたいなもんで、こういう時は、「一言」を無視して
「話すと長くなるよぉ~~~」
「あっ!イイ、そんならイイ」

昔、映画音楽全集なる赤い箱に入ったLP全集をもっとりましてね。
(「やっぱ話すんだ」)
サントラとその他の演奏とごちゃ混ぜの物でしたが(版権の都合でしょうね)、洋画少年だった私の愛聴盤でもありました。

映画音楽の良さは、その音楽を聴くと頭の中にスクリーンが蘇るあの感動ですよね。
年代によってその好みは大きく違うでしょうが、この一点は変わらんでしょう。

例えば「サウンド・オブ・サイレンス」を聴くと、教会の大きな窓ガラスを叩く薄汚れたダスティン・ホフマンだし、
「シャル・ウィー・ダンス」を聴けば。つるつる頭のユル・ブリンナー、「ムーン・リヴァー」を聴けば、サングラスのオードリ・ヘプバーン、「トゥナイト」を聴けば、非常階段で唄うナタリー・ウッド、「ゴッド・ファザー愛のテーマ」を聴けば、かすれ声のマーロン・ブランド、「アパートの鍵貸しますのテーマ」を聴けば、困り顔のジャック・レモンと、大好きだったシャリー・マクレーン、「雨にぬれても」を聴けば、自転車に二人で乗るキャサリン・ロスとポール・ニューマン、「フォギー・マウンテン・ブレイクダウン」を聴くと、バンバン撃たれるウォーレン・ベイティーとフェイ・ダナウェイ、
「ひまわり」の列車に飛び乗るソフィア・ローレンはもとより、「鉄道員のテーマ」なんか聴いたひにゃ、エドアルド・ネボラを高々と抱き上げるピエトロ・ジェルミを思い出して、涙が出そうになったりして、

それから・・・・・
「まだ続くのぉ?!だからイイって言ったジャン、あんたの話はねぇ『かっぱえびせん』だから、いやまてよ、『かっぱえびせん』は飽きないけど、あんたの話はねぇ・・・・
それじゃ最後に、「遙かなる山の呼び声」を聴いて
「シェーン、カミンバァ~~~ク!イイ映画、カミンバァ~~~~ク!!」

それでは、遅ればせながらの『料理当番、本日の一品』です。
この前の日曜日は「パソコン教室もどき」もお休みで時間もあるし、涼しいし、てんで、煮込み料理に挑戦しました。

チリビーンズです。とは言っても、あまり辛くすると私しか食べられない代物になるので、辛み押さえて、私だけ後でプラスみたいな(笑)

あれ?体調崩したのはこの時のワイン?安酒だったからなぁ・・・・

弁当はこんなんです。

さて、今日の一枚は、デヴィッド・ヘイゼルタインです。
私にとっては限りなく最近の一枚ではありますが(笑)、ジョージ・ムラツにひかれてついつい買った一枚です。

「FOR BILL」があることで、エバンスへのオマージュ?ともとれるアルバムですけど、そもそもヘイゼルタインとエバンスでは毛色が異なる気がします。
まっそれはエエでしょ

非常にうまさを感じるトリオでありますが、その後ヘイゼルタインを追うということは私はしませんでした。
これは単に「新しいのは好かん」という訳の分からんエゴの表れで、このアルバムを否定するものではありません。
ただね、どうも丸くなったなったというか、「ピアノトリオはこうあらん」的アルバムが多すぎる気がするんです。
だから、「毛色が違うはずなりにエバンス?」みたいな?「それでいいのかピアノトリオ?」みたいな?(笑)

まっ、ムラツのベースは相変わらず主張しているということで・・・終わり。

ALICE IN WONDERLAND / DAVID HAZELTINE
2003年7月21,22日録音
DAVID HAZELTINE(p) GEORGE MRAZ(b) BILLY DRUMMOND(ds)

1.BEAUTIFUL LOVE
2.SWEET & LOVERY
3.ALICE IN WONDERLAND
4.AUTUMN LEAVES
5.WHEN YOU WISH UPON A STAR
6.FOR BILL
7.HOW DEEP IS A OCEAN
8.DANNY BOY
9.TENDERLY

追伸、
映画音楽でもJAZZで聴く方が多くなった名曲もありますよね。
「巴里のアメリカ人」の「EMBRACEABLE YOU 」とか、「昼も夜も」の「NIGHT AND DAY」とか・・・・・「MY FAVORITE THINGS」もミュージカル?映画?コルトレーン?と、何が先かは別として、「サウンド・オブ・ミュージック」の曲ではあるわけで、
まぁまぁほんと話は尽きんですなぁ
おっとと、「赤い風車」の「カンカン」を聴くと、運動会を思い出します。(笑)