JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

こんなお店にご一緒しません?

2008年01月30日 | d-f

「温かな良い一日、風邪も爽やかで気持ちがいい~~~~~」
昨晩の深酒がなければそう言いきれる好天の一日でしたが、またしても昨晩は一度帰宅したにもかかわらず再出陣のすえの午前様、いやはやこの時間になると眠くてしかたがありません。

そんなわけで今日は、昨晩もお世話になった素敵なお店の素敵なマスターを紹介しようかと思います。
「Bラシーヌ」(あまり他人に教えたくない店なので店名は暴露しません。笑)は、お客さんが8、9人入ればいっぱいになってしまうカウンターのみのお店で、BGMはジャズボーカルが邪魔にならない程度の音量で流れ、落ち着きのある雰囲気。(もちろんカラオケなんて有りませんよ)

何といっても特徴的なのはメニューが無いことでしょうか。
カウンター用にしては少しゆったりめの椅子に腰掛け、好みの飲み物を注文すれば、あとはマスターEさんにお任せ。
お客さんそれぞれにその日のお腹の空き具合や箸の進み具合にあわせ、重からず軽からずの料理を提供してくれます。
この料理がまた絶品でしかもお洒落、マスターは我が日曜料理の師匠の一人でもあります。
まぁ、行き始めの頃は「バブさん、今日は軽くでいいのかな?」と訊いてくれたマスターも、最近は私があまりつまみを食べないことをご承知で、何も言わずに他のお客さんよりかなり控えめにしてくれるもので、私はもっぱら連れに出る料理を観察しながら参考にさせていただいてるんですけどね。(笑)

マスターの会話も、けしてお客さん同士の話を妨げることなく、かといってほっておくわけでもなく、絶妙なバランスを保ってくれます。
それがね、いい歳のくせに女性にもてるんですよマスター、お店外でもいっしょに飲んだりするのでよく分かってるんですがね、優しさにホロッとくるのかなぁ????
「まったくEさん(マスター)は、優しいフリして女にちょっかい出して、その上あまえ上手てんだからかなわねぇよなぁ。」
「バブさんみたいに若くないんだから、そんなちょっかいなんて出せるわけないでしょうよ。」
「またまたぁ、この中年殺し!」
ひがみ半分本音半分で、いつもそんなことをマスターに言っています。

極端に若い方はいらっしゃらないものの、女性同士だったり、カップルだったり、もちろん男同士でも、いつもそんな常連客でにぎわうお店で、「ここなら女性一人でも来られるからいいわよねぇ」なんて方もいらっしゃいました。
ともかく、女性を連れて行くのにも最適なお店でありまして、私も素敵な彼女がいれば迷わずこの店に連れて行くんですが・・・・・・・・
素敵な淑女のみなさん、お近くにお越しの際には私がご案内しますので、おデートなどいかがでしょうか?
美味しい料理と楽しいマスターを前にワインで乾杯して・・・・・・・
スケベ心いっぱいの中年オヤジとじゃ、いかに素敵な店でも行きたかぁねぇってですか?
そこんとこをなんとか(笑)

さて、今日の一枚は、ジョン・アードレイです。
このアルバム、聴くまではなんとなくキワモノ的イメージがあるのでしょうか、バイト時代、ほとんどリクエストがありませんでした。でもいったん流すと興味を持つお客さんが多い一枚でもありました。おそらくはジャケットデザインがイカンのでしょうね。

アードレイといえば「ジェリー・マリガンのグループでチェット・ベーカーの後がまになったヤツ」みたいなイメージしかない方もいるかも知れませんが、このアルバムや同じズート・シムズとやった「ON DUCRETET THOMSON」なんかでもとても良いソロをとっています。
もちろん、ズートもフィル・ウッズもいいし、ピアノで始まる「LEAP YEAR」でのアンサンブルも絶妙だと思います。
ジャケットに惑わされずに聴く価値のある一枚ではないでしょうか。

THE JON EARLEY SEVEN / JON EARLEY
1956年1月13日録音
JON EARLEY(tp) MILT GOLD(tb) PHIL WOODS(as) ZOOT SIMS(ts) GEORGE SYRAN(p) TEDDY KOTICK(b) NICK STABULAS(ds)

1.LEAP YEAR
2.THERE'S NO YOU
3.ON THE MINUTE
4.LADDERS
5.KOO KOO
6.EARD'S WORD



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