雨が上がって西高東低、こうなるとこのあたりは雨や雪の心配は無いものの、冷たい風と乾燥がインフルエンザウィルスをまき散らすかもしれません。注意せねば。
昨晩は一人趣味部屋に籠もり、2時(もちろん午前)頃まで音楽をつまみにバーボンをあおっておりましたら、今朝起きて自覚できるほど酒臭ささが残っております。
「あれ?ついに鉄肝と呼ばれた我が同志も、老いにはかなわず機能低下を起こしているのかな?」
なんちゃありません。昨晩は気にも止めませんでしたが、開けたばかりのボトルが三分の一も残っていないではないですか、いかに鉄肝と呼ばれた我が同志でも朝の8時までにこれを全て解毒する能力は持ち合わせなくてとうぜんです。制御して飲まねば同志の反乱も招きかねませんね。
母曰く、
「自分でどれだけ飲んだか分からなくなったら、○△ジイのにのまえだぁ」
○△ジイというのは母方の祖父でありまして、大の酒好き、そこそこ長生きはしたものの「死因は酒」と言っても間違いではないような方でした。
「ジイは飲み始めるといくら飲んだか(どれだけの量を飲んだか)自分でも分かんなくなる人だったけど、あんたもその気があるから気を付けなよ。ヤダヤダ酔っぱらいは」
○△ジイのせいで心底酔っぱらい嫌いになった母は「まったく何で息子までもが大っ嫌いな酔っぱらいになってしまうのか」という嘆きを胸にそうのたまうのであります。
「まぁ、これも遺伝みたいなもんだからしかたないって」
と答えつつも、母に心配をかけるわけにもいかず
「今晩からは飲んでもボトル半分に抑えよう」と誓ったバブ君でありました。(笑)
いやいや冗談はともかく、大好きな酒をいつまでも飲み続けるためにも自己制御していかないとイカンですよね。気を付けます。
酒がいちばんいいね。酒というのは人の顔色をみない。貧乏人も金持ちも同じように酔わしてくれるんだ。あいつは酔わせないよ、なんて言わねぇとこがいい。乞食にも厭な顔をしねぇからな。
落語だけでなく酒呑みの大師匠でもある古今亭志ん生は、こんな事おっしゃっております。半分は酒呑みの言い訳にもきこえますが、私なんかにとっちゃじつに蘊蓄のあるお言葉ですねぇ
そうなんですよ。酒ってもんは分け隔て無く酔わせてくれて、平等なのでありまして、この魅力は何にも代え難いという・・・・・
映画「失われた週末」で、レイ・ミランド扮する主人公ドン・バーナムがこんな事言ってました。
酒は肝臓に悪い、腎臓に悪い。しかし、心には・・・・そうさ、酒は「心の特効薬」なんだ!
いやぁ、いいこと言うねぇ!
ジェームズ・スチュアート、ジョン・ウェイン主演の「リバティ・バランスを射った男」で飲んだくれの医者が言った台詞もいいんだなぁ
もう勇気は品切れか・・・・それじゃ酒場で仕入れるとしよう。
クゥ~~~たまんないねぇ!
いざ飲まん、誰か拒まん、人の世のうつろうなかに、欺かぬはただ盃のみ!
以上、今やっと酒臭さが抜けつつあるバブ君の酔い醒めの戯言でした。(笑)
さて、今日の一枚は、ジョニー・グリフィンです。
アルバム名のごとくグリフィンは気分転換を図りたかったのでしょうか?それとも昨夜の酔いを醒ましたかったとか(ナイナイ)
ダブル・ベースにホルンという、あまり聴いたことのない編成での録音です。
反省しても酒呑みは酒呑み・・・ちがった、編成を変えてもグリフィンはグリフィン、周りがどんな雰囲気でも彼の豪快さが消えることはありません。
それに柔らかい音色のジュリアス・ワトキンスのホルン、この対比が面白い一枚だと思います。ダブル・ベースも、私が好きな弓弾きが加わることで活きてますよね。
だけど、「常にこの編成が良いか」と訊かれれば、けして「はい」とは私は答えられません。「たまには、こんなんも有り」といった感じでしょうか。
あっ!だから「CHANGE OF PACE」かぁ
それにしても、この奇妙奇天烈なジャケデザインは何を意味してるんだろ?
誰か有名画家の絵にこんなのありましたっけ???????
(本日はCDでの紹介です。)
CHANGE OF PACE / JOHNNY GRIFFIN
1961年2月7,16日録音
JOHNNY GRIFFIN(ts) JULIUS WATKINS(frh) BILL LEE(b) LARRY GALES(b) BEN RILEY(ds)
1.SOFT AND FURRY
2.IN THE STILL OF THE NIGHT
3.THE LAST OF THE FAT PANTS
4.SAME TO YOU
5.CONNIE'S BOUNCE
6.SITUATION
7.NOCTURNE
8.WHY NOT?
9.AS WE ALL KNOW
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