JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

孝行息子?なおみに酔う??

2009年11月22日 | m-o

三連休の中日、私にとっては完全休日は今日だけだったのですが、朝からいろいろと忙しくて、
まずは朝一で病院へ、いやいや「ついに出たか私の肝硬変」ではなく、母の胃の検査に付き合わされたのです。

毎年健康診断をしていただいている近くのお医者様に
「たんなるポリープだと思うけど、いちおう検査しておいてみる?」
ポリープは昨年からあるもので肥大も見られないから心配はないとの事だったのですが、検査をして確認をすればさらに安心だろうと、胃カメラを使いサンプルを採って病理検査してみようというわけです。

それでも、母にしてみればテレビの三文ドラマのごとく「そう言いながらじつは悪性」みたいな不安は当然あるわけで、
「○○(私です)、先生に話を訊いてきてくれるか?かあちゃんじゃ聞いてもわかんねぇから」
先生曰く
「今までの経過を見ても、胃カメラでの診断でも、おそらくは悪性じゃないと思いますよ。もちろん、きちんとした結果には一週間くらいかかりますけど」
とのこと、
「・・・・・だって、大丈夫みたいだよ、もしもっと真剣に悪性が疑われるんだったら、△△先生もオレにそれとなく話すだろうし、安心して良いって言ってたから」

そんなこんなで午前中は終わり、検査のためにすぐにはものを食べられない母をいちおう気遣って、遅めの昼食は煮込みうどんを私が作りました。
心を込めて作ったのですが
「ダメだ、まだ口ん中がおかしくて、味がわかんねぇわ」
「なんだよ、せっかく作ったんだから、嘘でも美味いくらい言えば」
「ハハハハハハ」
母もほんのちょっとだけホッとしたのか、午後は昼寝をしておりました。
来週出る結果がさらに母を安心させてくれると私も信じています。

昼寝もできない私は、午後から昨晩録画しておいた『BSまるごと全集 ちあきなおみ』を見ました。
昨年の2月に『たけしの誰でもピカソ』で観て以来、カラオケで歌うわ、鼻歌でおもわず出てしまうわ、ちあきなおみは、私の心をつかみ続けておるわけでして
「うんうん、やっぱちあきなおみ、ええわぁ・・・・」(笑)

 ♪ あたしが着いたのは ニューオリンズの
   朝日楼という名の 女郎屋だった

   愛した男が 帰らなかった
   あんときあたしは 故郷を出たのさ ・・・・♪

「げげげげ、なんと、なおみさんは浅川マキの『朝日のあたる家』をステージで歌っておられたのね。」
私は、昔っからのちあきなおみファンでもありませんし、もちろんステージをナマで観たこともないわけで・・・・
「ああ~~ん、やっぱこういうとこでも、あたしゃなおみファンになるべき運命だったんだわいな」
みなさんには何の事だかチーっとも分かりませんよね。(笑)

私がどこか他人のせいのごとく浅川マキを聴いたという話は、ここでも何度も出ている事ですから、うすうす私が浅川マキファンであることは皆様お気づきのことと思います。(笑)
さらには、『朝日のあたる家』は、その浅川マキの歌で「私のベスト10」に入る一曲なのであります。
本歌は、ご存じですよね、アメリカのトラディショナル・フォーク・ソング。ボブ・ディランにジョン・バエス、フリジッド・ピンクなんかのもありましたねぇ、やっぱ聴き慣れてるのはアニマルズでしょうか、あたしゃジャニス・ジョプリンにぜひとも歌ってほしかったけど・・・おっと、話が飛んだ。
これに日本語歌詞を付けたのが浅川マキ・・・・たまらんのですなぁあの独特な雰囲気が。

それをあ~た、ちあきなおみが歌ってたなんて・・・・知らなかったぁ
調べてみたらレコードも出してんじゃないですかぁ、
即席ファンはこれだからいけませんねぇ、もっとなおみを勉強せねば(笑)

てなわけで、ちあきなおみを堪能したら、そりゃもうお酒を飲まないわけにはイカンでしょ。
「ようし、つまみを作るぞう!!!」
愛車カオウ号にまたがり、小雨など気にも止めずに、いざスーパーへ
『料理当番、本日の一品』です。

まずは、ブリの照り焼きです。

もう一品は、得意のモツ煮。
「う~~ん、日本酒がシミル~~~~!!」

もちろん、母にはお粥を作ってあげましたよ。(う~~なんとけなげな息子でありましょうか・・・ねぇ)
こうして、孝行息子(?)は、なおみに酔ったのでありました。

さて、今日の一枚は、チャールス・マクファーソンです。
マクファーソンというと、どうにも「時代遅れ」とか「遅れてきたバッパー」とか言うし、特にこのアルバムはジャケットも購買意欲を削ぐ感じがしますよね。
しかぁし、そんなことはものともせず、じつに心に響く歌を聴かせてくれるんであります。

「THE GOOD LIFE」のマクファーソン、なんとも言えないパット・マルティーノのソロから始まる「WITHOUT YOU」のマクファーソン・・・・・
日本酒をバーボンに持ち替えて、また酔ってます。(笑)

「音楽に古いも新しいも、時代遅れも流行も、そんなの関係ぇねぇんだってばさ、良いものは良い、なおみもマクファーリンもそれを語ってるじゃござんせんか。」

FROM THIS MOMENT ON ! / CHARLES McPHERSON
1968年1月31日録音
CHARLES McPHERSON(as) PAT MARTINO(g) CEDAR WALTON(p) PECK MORRISON(b) LENNY McBROWNE(ds)

1.LITTLE SUGAR BABY
2.ONCE IN A LIFETIME
3.THE GOOD LIFE
4.LIKE THE WAY YOU SHAKE THAT THING
5.FROM THIS MOMENT ON
6.WITHOUT YOU
7.YOU'VE CHANGED



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