今日も蒸し暑い一日でした。
中身のない仕事をしていてもこれだけ疲れるのは、やはり暑さのせいでしょうね。
暑さで体調を崩さないよう、皆様も充分にお気を付け下さい。
昨今、日本においても銃やナイフによる殺傷事件があたりまえのように起こっておりますが、
「きさま!このナイフはなんだ!」
「ああ、護身用ですよ、護身用。『備えあれば憂いなし』って言うじゃないですか」
こんなんが、日本でもあたりまえになったらどうしようかと思ってしまう私です。
そもそも護身用というヤツは、私にはどうも納得がいきません。
「相手がナイフを持っているから、銃を持っているから、自分もそれに対抗して持っていなければいざというときに対抗できない」
そう考えるのは人間の性なのでしょうかねぇ????
護身用であれ、なんであれ、それを使うときは互いに傷つけ合って終わるということでしょ
「いや違うんだなぁ、チミは抑止力という言葉を知っているかね。つまりだね、互いに同等の力を持っていれば、互いに相手を攻めないというあれだよあれ、均等を保つことが重要なんだな」
なるほど、抑止力ですか・・・・
隣のお宅では、今お風呂を改築中です。
より使いやすく、より素敵なお風呂にしようと、よくよく打ち合わせをされたのでしょうね。できるなら、どの家にも勝るお風呂にしたいと考えるのは誰でも同じでしょう。
全部のお宅が全く同じ風呂で満足するなんてこたぁ絶対に無いわけです。
そんな欲の塊みたいなのが人間なんですから(もちろん私も含め)、そもそもが均等の抑止力などあり得るわけが無いと私は思うわけです。
今日は広島『原爆の日』
毎年、毎年、原爆をはじめとする大量破壊兵器の根絶をかの地でいかに訴えようと、抑止力を合い言葉に兵器の開発、装備は続き、防止どころか拡散もどんどん進んでいる状況です。
たしかに、一度内風呂になれた人間に、省エネのために自分の内風呂を捨てて、決まった時間の共同浴場利用に変えていこう、てなことは現実には不可能かもしれません。
ただ、
「デカイ風呂を自宅に持つのはこれでおしまい、後の人は○○ヘーベー以下のユニットバスなら持っても良いよ」
っていうのもひどいと思うし、
「何言ってんだよ、まずはお宅のデカイ風呂壊してから言えよ!」
って、これじゃ話し合いにもなりゃしない事は、誰でも分かりそうなもの。
少なくともこの矛盾の打破くらい出来ないもんでしょうか。
まさか、大国が世界征服をして刀狩りを実施する、なんていう夢物語を未だ考えている愚かな指導者はいないでしょうねぇ?
ナイフにはナイフ、銃には銃
そうなってしまってからの修正はとても難しい事を、我々は歴史からも学んでいます。大量破壊兵器もさることながら、日本国内のごく身近な社会でもそんなことにならないことを祈りましょう。
さて、今日の一枚は、カール・パーキンスです。
先日、カーティス・カウンスの「LANDSLIDE」を紹介したとき、サラッと流してしまったパーキンス、彼の唯一のリーダー・アルバムです。
不自由になった左手をカバーする特殊な奏法も、このアルバムなど聴いていると、その特殊さが分からないほどのテクニックに驚かされます。
彼のピアノに惚れ込んだのは、クリフォード・ブラウンやカーティス・カウンス、オスカー・ムーア、チェット・ベーカーばかりではありません。かのマイルスも、彼のピアノにはぞっこんだったという話もあります。
私ももっと多くのリダー作を残してくれればと思う一人ですが、29才で交通事故死とは、じつに惜しいですよね。
ちなみに、命日は私の誕生日、3月17日です。
ここでの彼のピアノはじつに上品で、心を落ち着かせてくれる特効薬のようにも思えます。
心落ち着かせ、『平和』を考える夜があっても良いかもしれませんね。
(と言いつつ、今晩はこれから出かけるんですけど....笑)
お勧めの一枚です。
INTRODUCING / CARL PERKINS
1955,1956年録音
CARL PERKINS(p) LEROY VINNEGAR(b) LAWRENCE MARABLE(ds)
1.WAY CROSS TOWN
2.YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
3.THE LADY IS A TRAMP
4.MARBLE HEAD
5.WOODYN YOU
6.WESTSIDE
7.JUST FRIENDS
8.IT COULD HAPPEN TO YOU
9.WHY DO I CARE
10.LILACS IN THE RAIN
11.CARL'S BLUES
追伸、
先日NHKで、日系3世の映画監督、スティーヴン・オカザキ氏が25年間費やして製作したドキュメンタリー映画「ヒロシマナガサキ」を、さらに拡大した番組に仕上げ放映しておりました。
「日本人とアメリカ人、特にどちらかに対して訴えたいという気持ちで作ったというよりも、ただ被爆者の証言、目撃者の証言というものを映画という形で包括的に完成度の高い作品として、エンターテイメントとして・・・・というのはおかしいかもしれませんが、ちゃんとした映画として作り上げたかったんです。」
じつに興味深い番組でありました。
明日午後2時からBSハイビジョンで再放送があるようですので、見逃した方、興味のある方は、ぜひご覧になってはいかがでしょうか。
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