JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

AかBか、どっち?

2007年01月19日 | p-r

「今日はお風呂早く湧かそうか、二晩連続の飲み屋通いで疲れてるだろうから」
相変わらずの『皮肉ばばぁ』(この表現はご内密に・・)のお言葉であります。
たしかに、連続の午前様は皮肉を言われてもしょうがないわけですが、早く帰ってきた第1発目のお言葉が皮肉というのは、気持ちが萎えてしまいます。

さあ、この写真は何でしょう?
・・・・・・じつはこれ、昨晩帰宅時に代行運転の車中から対向車線を写したものなんです。
こりぁ、まさに『酔っぱらい写真』です。本人は酔っていないつもりでいるんですよ。
これを見ても「酔っぱらい運転は絶対にダメ!」というのがわかりますよね。人間、喉もと過ぎればなんとやら、昨年多発した『酔っぱらい運転事故』の教訓がそうならないようにお互いじゅうぶんに気をつけましょう。

昨晩の「飲み話」を一つ。

「23か4の時かなぁ、瀬戸内のとある島出身の女の子が職場にいてね。その女(こ)と食事に行ったわけさ、-(中略)- 帰り際、彼女をタクシーでアパートの前まで送ったら、『コーヒーでも飲んでいかない?』って言うわけよ。お前だったらどうする?」
「夜中だろ、そりゃぁ断って帰んなくちゃいけないよ。そうしたんだろ?」
「いや、そこまで言ってくれたということは、据え膳だろ」
「なに?上がっちゃったの?」
「うん、翌日いっしょに出勤しちゃったりして、ははははははは」
ここで問題です。私バブは『』でしょうか『』でしょうか?

話は飛んでしまいますが、私は瀬戸内の島出身の女性には思い込みがありまして、じつに優しくて、情が深くて、純な人ばかりだと信じています。
過去、4,5人の女性とお知り合いになりましたが、みなさんにそのイメージがあるんです。
四国在住のおさかなさんにでも確認してみようかなぁ・・・・

さて、改めて、私バブは『』でしょうか『』でしょうか?
ちなみに、私には一つのポリシーがありまして
「職場の女性と人妻には、ちょっかいを出さない」というもの。
二十歳そこそこの私が、この鉄則をすでに身につけていたのかどうか・・
このあたりが最大のポイントですね(笑)

今日の一枚は珍しくオスカー・ピーターソンにしてみました。
彼のピアノ・テクニックと安定性は折り紙付き、このアルバムもまさにそれを証明するかのような一枚です。
とっぱじめの「WALTZING IN HIP」から、そのスイング感は絶好調で、「えっ?これワルツなの?」と思ってしまうほど
ともかく、ピーターソンのアルバムは「大きくはずれ」というものが無いのも確かですが、このアルバムはその中でも上ランクに入るのではないかと私は思っています。

THE WAY I REALLY PLAY / OSCAR PETERSON
1968年4月録音
OSCAR PETERSON(p) SAM JONES(b) BOB DURHAM(ds)
1.WALTZING IN HIP
2.SATIN DOLL
3.LOVE IS HERE TO STAY
4.SANDY'S BLUES
5.ALICE IN WONDERLAND
6.NOREEN'S NOCTURNE


見るき~!

2007年01月16日 | p-r

なんだか妙に暖かい夜ですね。趣味部屋はストーブも必要ない状態です。

今日は話題の『不二家』のお話をしようかと思います。
かといって、今回の不祥事に対してとやかく話すつもりはありません。
では何の話か・・・・

まずは、洋菓子店『不二家』の歴史をザックリ
創業は明治43年(1910年)11月、横浜の元町に現社長のお爺様、藤井林右衛門が25歳で開いた洋菓子店が始まり、妻のまささんが、万葉集に登場する不二獄(富士山)からヒントを得て屋号の『不二家』が付けられたのだそうです。

いつも店頭に微笑む『ペコちゅん』、今日は営業休止の店内で泣いていたそうでありますが、いつこのキャラクターが出来たのかは定かではないのだそうで、ただ、張り子の『ペコちゃん』が登場したのは、昭和25年、日劇の『真夏の夜の夢』で、張り子の動物がいっぱい出ているのを見て、「これだ!」ということで作られたそうですから、昭和25年以降ということになるのでしょう。これが昭和35年頃には、プラスチック素材に替わり店頭に置かれるようになったのだそうであります。

キャラクターデザインには、アメリカ、バーズアイフーズのオレンジジュースのキャラクター『MERRY』の漫画を参考にしたといいます。
『ペコ』と『ポコ』は戦前から温めていた名前で、『ペコ』は牛を表す方言「べこ」から、『ポコ』は室町時代の古語や方言で子供を意味する「ぼこ」からきているのだとか。

『ペコちゃん』の涙の原因が牛乳だったというのも、なんだか皮肉なようにも思えます。
その『ペコちゃん』を大きく採用した赤いパッケージ

  ♪ ミルキーはママの味 ♪

懐かしいですよねぇ、小さいとき、普通サイズじゃなくて、ビックサイズのミルキーが、意味もなく欲しくてしょうがなかったことを思い出します。
ミルキーは開発に丸二年、試作と吟味を重ねたうえで出来上がったというとても手のかかったお菓子だったんですよ。名前も当初は『ジョッキー』と付けられたのが、牛乳のイメージを大切にしようと『ミルキー』に変更したといういきさつがあるそうで、これを考えても牛乳は『不二家』の生命線だということがわかるでしょうにね。なんでまた・・・・・


ともかく、『不二家』のイチゴのショートケーキは、我が家のクリスマスケーキの定番でもありましたし、その他のお菓子にもずいぶんお世話になってきました。歴史のある洋菓子店であればこそ、消費者第一主義を思い起こし、もう一度『ペコちゃん』の笑顔を取り戻して欲しいものです。

さて、今日の一枚は、ミルキーのように甘い一枚とも思ったのですが
ミルキーだけに「見るき?」なんちゃって、このアルバムにしてみました。
マーティ・ペイジの人気盤、いわゆる「踊り子」と「お風呂」と呼ばれるうちの「お風呂」であります。

マーティ・ペイジのアレンジが聴き所なんでしょうが、私はやはりアート・ペッパーのソロに耳がいってしまいます。
スイング感が心地よい一枚です。

(すいません、紹介にあまり力が入ってないでしょ・・・・洒落だけで選んだ感はぬぐえません。)

I GET A BOOT OUT OF YOU
1959年6月30日録音
JACK SHELDON, AL PORCINO, CONTE CANDOLI(tp) BOB ENEVOLDSEN, GEORGE ROBERTS(tb) VINCE DEROSA(fhr) ART PEPPER(as) BILL PERKINS(ts) BILL HOOD(bs) RUSS FREEMAN(p) JOE MONDRAGON(b) MEL LEWIS(ds) VICTOR FELDMAN(vib) MATY PAICH(arr)
1.IT DON'T MEAN A THING
2.NO MORE
3.LOVE FOR SALE
4.MOANIN'
5.VIOLETS FOR YOUR FURS
6.WARM VALLEY
7.WHAT AM I HERE FOR ?
8.COTTONTAIL
9.THINGS AIN'T WHAT THEY USED TO BE


御霊に祈る

2007年01月15日 | a-c

先週末、訃報が舞い込んできました。
12日に呼吸不全でアリス・コルトレーン(享年69歳)が、13日にはマイケル・ブレッカー(57歳)が、相次いでお亡くなりになったそうであります。
マイケル・ブレッカーが白血病だというニュースがながれてきたのは、たしか一昨年の6月頃だったと思います。その後、移植ドナーをニューポート・ジャズ・フェスはじめ、各コンサート会場で募集活動が起きた等々、その都度の情報はながれてきておりましたが、結局は病魔には勝てずお亡くなりになったとのこと、ひじょうに残念です。ご冥福をお祈りいたします。

マイケル・ブレッカーに関してはこの訃報を受けて、多くの方が記事を寄せられると思いますので、コルトレーン好きの私としては、あえてアリスについてお話ししようかと思います。

「私たち二人がある特定の精神世界に向かって旅立った以上、ジョンと力を合わせてその旅を続けるのはきわめて当然のことだと私は思っていました。」

アリス・コルトレーンがコルトレーンという名になれたのは1966年ですから、ジョンが亡くなるまで、正式な妻としては1年少々の期間しかなかったことになります。これは、姦通だけが離婚の合法的理由であると定められていたニューヨーク州法が、この年、別居も離婚理由の一つと認めたため、ジョンと前妻ナイーマとの離婚がやっと成立したことに起因します。

アリス・マクロード(アリス・コルトレーンの旧姓)がジョン・コルトレーンと初めて出会ったのは、1960年、故郷のデトロイトでのとあるパーティーでのことだったそうです。

「じっと私を見つめている彼の顔つきから、私たちはきっともう一度会うことになるだろうと思いました。」

ある日、アリスはパリの『オランピア劇場』にマイルス・ディビスのコンサートを聴きに出かけました。マイルスの横でテナーを吹いていたのはジョン

「彼の演奏を聴いているうちに、彼が演奏を通じて私に話しかけているのだという気がしてきました。」

1963年7月18日、アリスはヴィブラホーン奏者、テリー・ギブスのカルテットの一員として『バードランド』に出演、ギブスの人気レパートリー「トゥー・ヴァイブス」では、ギブスとの掛け合いをみごとに演奏しました。
これを聴いていたジョンが、楽屋を訪れ
「これからは、きみのことをなんでも知っている人間になる」

1966年メキシコのファーレスで結婚式を挙げた二人は、ニューヨーク・ロング・アイランド・ハンチントンのディクス・ヒルに新居を構えたのでした。

「・・・わたしたちは教会のような、一つの中心を作り上げようと考えていました。とは言っても、それを教会と呼ぼうとは思っていませんでした。・・・ですけど、それが音楽と瞑想のための場所となり、人がそこで祈りたくなるような教会といってもいいと思います・・・」

えっ?アルバムや音楽の話が何も出てこないって・・・・・
ごめんなさい、私はアリスのリーダー・アルバムを全く所有しておりません。
そこで、二人の愛の軌跡を記してみたというわけです。

ともかく、アリスはジョンの元に旅立ったわけですね。今二人はどんなことを語り合っているのでしょうか?

さて、今日の一枚はリーダーアルバムではありませんが、夫婦共演盤ということでこのアルバムにしてみました。
晩年のコルトレーンは病気の進行に逆らうかのごとく録音を続けましたが、大半をスタジオから持ち帰ったために、その記録は多くが失われてしまいました。
そんななか、まずアルバム「EXPRESSION」が日の目を見ます。次に「惑星空間」、その後も幾つかが発見されアルバムとして発表されました。

「んっ?まてよ、持ち帰った=喪失というのは、ちとおかしいんじゃないの?」
その通り! その多くを今日のその人アリス・コルトレーンが保管していたのであります。晩年だけでなく、その他の貴重な録音を保管していたアリスは、息子ラヴィとともにこれらの録音を調べ始めました。
一昨年でしたか発売になった「ONE DOWN, ONE UP : LIVE AT THE HALF NOTE」なんかもこの成果でしょうが、最初の成果と呼べるのが今日のアルバムです。

前年までの自由さだけを前面に押し出した演奏とはどこか違い、死を察したかのごとく比較的穏やかなコルトレーンがそこには居ます。(ファラオ・サンダースも入ってませんしね)
聴きやすい一枚とは言えませんが、私は晩年ものとしては比較的よく聴く一枚です。

STELLAR REGIONS / JOHN COLTRANE
1967年2月15日録音
JOHN COLTRANE(ts) ALICE COLTRANE(p) JIMMY GARRISON(b) RASHIED ALI(ds)
1.SERAPHIC LIGHT
2.SUN STAR
3.STELLAR REGIONS
4.IRIS
5.OFFERING
6.CONFIGURATION
7.JIMMY'S MODE
8.TRANESONIC
9.STELLAR REGIONS(Alternate Take)
10.SUN STAR(Alternate Take)
11TRANESONIC(Alternate Take)

追伸、
生涯でコルトレーンが愛した女性は、三人いたと言われています。
もちろん、うち二人は、ナイーマであり、アリスでありました。
そして、もう一人は、ロリンズに紹介された白人美人、アリスとの関係はどうだったのか。
コルトレーンと酒を酌み交わした仲でもありませんので、私が知るよしもありませんが、彼の性格を考えれば、三人全ての女性に真剣な愛を持って接していたのだと思います。
(ん?これは『トレーン教信者』のそうあって欲しいという願望かもしれませんけど)

さぁ、教徒バブが生涯で愛する女性の数は何人になるでしょうか????!
だれですか、「これから増えることはまず無い」なんて言う人は、想うぶんには勝手なんですからわからないでしょ。


私は辛酒

2007年01月14日 | s-u

今日は青空に誘われ、ちょっと山のほうへお出かけをしてきました。

日差しは春のようでしたが、山陰に目を転じれば冬の落とし物、1センチ以上の霜柱が一面をおおっています。
「ふぅ~む、住宅地より一、二度低いのかもしんない」

それでも、小一時間も歩くと汗が出てきます。
冬の落とし物には申し訳ないけれど、上着を一枚脱いで深呼吸
「ふーーーっ」
山道に少しバクバクした心臓の鼓動も、苦しそうなどころか、なんだか嬉しそうな音にも聞こえ、変な充実感さえ湧いてきました。
「やっぱり、人間、自然を感じる時が、一番幸せも感じる時なのかもしれないなぁ」
なんて物思いにふけってみたりして、
「ここで一句・・・・ははははは、そんな才能があれば、今の私は無いか。お腹も空いてきたことだし、帰って昼飯でも食うか」
帰りがけに、息子達が小学校卒業記念のタイル・モニュメントを寄贈した公園に立ち寄ってみました。
「どれどれ」



探してみたものの、息子の作品がどれだかはわかりません。
「なんだよ、あいつも名前ぐらい書いときゃよかったのに」

家に着くと、家人がなんだか熱っぽいとほざいております。
「えっ? ほんじぁ昼飯は?」
「買い物も行ってないから、ちょっと行ってきて」
「・・・・・(なんだよ、腹へってんのに)」
渋々買い物に出かけ、昼食は『特製鍋焼きうどん』を作らされるはめに。

でも、久しぶりに食べた鍋焼きが美味しかったから、ここのところは許してあげましょう。
午後は『甘酒』を作って、家人に振る舞い・・・・私?私は『辛酒』をほんの少し飲んでお昼寝してしまいましたとさ、おしまい。(笑)

さて、今日の一枚はソニー・スティットです。
彼のアルトとテナー「今日のスティットはどっち?」と訊かれても、人それぞれでしょうけど、このテナーはなかなか好きですねぇ。

このブログで紹介しているアルバムを見ると、わかるかとは思いますが、私はオルガンという楽器があまり得意ではありません。ですから、ジャック・マクダフもそう進んで聴くアーティストでもないんです。
それでも、ここでの安定した彼の演奏は、スティットを多いに盛り上げる、いい感じのオルガンだと思っています。
「あれ?これベース・レスなの?」とお気づきの方もいますよね。ベースラインはオルガンのペダルが奏でております。これがけっこう良かったりするんですよねぇ。

ともかく、スティットのテナー・アルバムとしては、渋さが光る良いアルバムだと思います。

STITT MEETS BROTHER JACK / SONNY STITT
1962年2月16日録音
SONNY STITT(ts) JACK McDUFF(org) EDDIE DIEHL(g) ART TAYLOR(ds) RAY BARRETTO(conga)
1.ALL OF ME
2.PAM AIN'T BLUE
3.TIME AFTER TIME
4.RINGIN' IN
5.'NOTHER FU'THER
6.WHEN SUNNY GETS BLUE
7.THIRTY-THREE, NINETY-SIX


そうだと言って下さい

2007年01月13日 | s-u

今日は電話が入りしだい出かけなければいけないという状況で、いわば『自宅待機』。ところが結局は電話が入らず、じつに無駄な一日を過ごしてしまいました。

いえいえ、無駄といってもね、待ち時間がたっぷりあったので、趣味部屋の一部模様替えを、それに併せて前々からやろうと思っていたスピーカーコードの交換も済ませました。
そんでもって、も一つついでに、PCの音をちょこちょこっと

我が家のPCは、テレビ・モニターでも見ることができるようになっているのですが、音がどうにも・・・・・(テレビ・モニターで見られるからといって、あまり意味はないのですが)
そこで以前、暇つぶしで作った簡易アンプをガラクタの中から引っ張り出してきました。
このアンプをかませたうえでテレビ・スピカーに
「おうおう、そこそこに音が出るではありませ~~んか・・・いや待てよ、今ほとんど使っていないケンウッドのスピーカーにつないじゃった方が・・・。」

これね、PCの音を良くしたところで用途があるかといえば、そんなにあるわけじゃないんですよねぇ~~。
でもやり始めると止まらなくなるのが私。

「待てよ、PCの音がケンウッドからしか聞こえないというのは問題がある。」
ならばと、切り替えスイッチを取り付け、PCの音を分割。
あれをこうして、こうやって・・・・・・・

「よし、これでケンウッド、PC脇のスピーカー、PC用のヘッドホン、全てOKね」
って、だからなんか意味があるんでしょうか?
まずはPCでCD再生。
「よしよし」
次は、ギャオの音楽チャンネルを
「おうおう、ボブ・マーリーが歌っちゃってるよ」
何度も言うようですがこれって、利用価値が高いというものではないんですよ。

「なにこれ!またコードが増えてんジャン!」
「・・・・・・・」

いいのいいの、こういうのをごちゃごちゃやることが好きなんだから。そのための趣味部屋でしょうが。皆さんもそう思いますよね、ね?、、ウソでもいいから「そうだ」と言って下さい。

あまり必要としない音源は「MP3」でパソコン管理にして、あとは、PCからの普通録画を試みようかなぁ~~

さて、今日の一枚は景気づけにPCでながしたホレス・シルバーにしました。
トランペッターがドナルド・バードからアート・ファーマーに替わり、シルバーのファンキーは、"STYLINGS"は、どう変わっていったのか?
私は「MY ONE AND ONLY LOVE」あたりに、その答えを見つけながらこのアルバムを聴きます。
国連ビルの前でシルバーが見つめる先には、何があったのでしょうね。

THE STYLINGS OF SILVER / HORACE SILVER
HORACE SILVER(p) ART FARMER(tp) HANK MOBLEY(ts) TEDDY KOTICK(b) LOUIS HAYSE(ds)
1.NO SMOKIN'
2.THE BACK BEAT
3.SOULVILLE
4.HOME COOKIN'
5.METAMORPHOSIS
6.MY ONE AND ONLY LOVE


ゴミの中から

2007年01月12日 | d-f

昨晩はまたしても「少し飲んで帰ろうか」の甘い言葉に乗って、いつもどおりの『少し』が『沢山』になってしまったという・・・
しかも、気づけば初対面の方と地域格差について激論を交わしておりました・・・
う~ん、まさにオヤジの酒飲み、私のお馬鹿さんは今年も治りそうもありません。

昨晩のおいたを受け、今日は金曜日にもかかわらず早帰り、すると趣味部屋に古い段ボール箱が一つ
「なんじゃこりゃ?」

どういうわけだか、今日突然片付けを始めたのだそうで、その結果出た私がらみの『ゴミ?!』が詰め込まれたのがこの段ボール箱でした。
「必要なものは無いとは思うけど、また勝手に捨てると怒られるから」だそうで、
「趣味部屋に置いたらじゃまジャン」と言うと
「だったら早いとこ中を見て捨てちゃえば」
しかし、どうしてこう突然なのでしょうか?思いつきで片付けなんて止めてもらいたいものです。
「なんだよぉ、昨夜寝不足で疲れてんのに・・・ブツブツ」

中身を見てみれば、確かにゴミみたいなものばかりで、「こんなものがいったい何処にとってあったの?」みたいにほとんどがゴミ袋に直行です。
そんな中、社会人になって間もない頃、友人の妹さんが『手書き同人誌』みたいなものを発行したいので相談に乗って欲しいと言われ、試しに作ってみた手書き冊子の原稿が出てきました。
内容といえば「落語とき蕎麦」、「マラリアの話」、「子供の遊びについて」、「死刑台のエレベーターの話」、「大倉山梅園の紹介」などなど
なんだか今こうして書いているブログの記事とさほど変わらぬ内容ではありませんか・・・・いかに進歩がないかということですね。(笑)

~最後の忠告~
翌日結婚式を控えたジョーが父親に尋ねました。
「大きな一歩を踏み出す私に最後の忠告はありますか?」
「そうだなぁ、二つほど大事なことを覚えておきなさい。一つは少なくとも週に一度は男同士で夜を過ごすことを認めさせることだ。そしてもう一つは、その夜をけして男同士で無駄に過ごすようなことはしないことだ。」

こんなんのも、書いていましたので紹介しておきます。

しかし、あれから彼女は同人誌の発行を続けたのでしょうかね。5巻あたりまでは見せていただいたのですが、その後、疎遠になり、今はどうしているのか全くわかりません。
「何処かで編集の仕事をしているとか、趣味でホームページやプログを開設しているかもしれないなぁ。」なんて想いながら、ボケボケしていたら
「そんなことしてると何時までも終わんないよ!」
「は~い」

さて、今日の一枚は以前「ERIC DOLPHY AT THE FIVE SPOT Vol.1」とともに紹介済みではありますが、単独でまた取り上げることにしました。
御存じの通りアルバム名はメモリアルと銘打ってありますが、これはドルフィーがベルリンで亡くなった後に発売されたがためです。内容的には「ERIC DOLPHY AT THE FIVE SPOT Vol.13」となるこの一枚。
以前も書きましたけど、どうして併せて30分ぐらいの内容にしてしまったのか?未発表の2テイク(録音ナンバー3146と3156、内3146はリハーサル的ものだったそうですので別としても)をこのアルバムに突っ込んでくれなかったのか?
まぁ、どちらを入れても、片面には入りきらなかったからかもしれませんが

以前、紹介したときに、「ERIC DOLPHY AT THE FIVE SPOT Vol.1」のCD盤に「BEE VAMP」のオルターネイト・テイクが納められており、これがその1曲なのか、といった記事を書きました。この曲は「DASH ONE」というアルバムで始めて日の目を見たのですが、これが録音ナンバー3156なのか?
どうにもこうにも気になってしかたがありません。
CDのコンプリート盤が発売になれば・・・なんて期待もしてみてはいるのですが、そんな話は全く聞こえてこないわけで

ともかく、名演と呼ばれたドルフィー=リトルのファイブ・スポットでのライブ演奏、プレスティッジに残る全録音を全て聴きたい、そう思うのは私だけではないと思います。3146,3156を含めたコンプリート盤を出してくれないかなぁ~~
改めて、3156は何という曲だったのか、だれか知っていたら教えてくださいませ。

ERIC DOLPHY & BOOKER LITTLE MEMORIAL ALBUM
1961年7月16日録音
ERIC DOLPHY(as,bcl,fl) BOOKER LITTLE(t) MAL WALDRON(p) RICHARD DAVIS(b) EDDIE BLACKWELL(ds)
1.NUMBER EIGHT (POTSA LOTSA)
2.BOOKER'S WALTZ


用があるのは生だ

2007年01月10日 | p-r



「私たちはもはや死には用がない。用があるのは、生だ。」
                     J・サンド『魔の沼』より

年始めにブログ仲間のけいさんが「色々と」という記事の中で、
「生きる意味や自分の存在感に対し、ときおり不安を感じる、わたしになにができる?あなたに伝えるなにがある?」といったニアンスの投稿を載せておられました。

人間生きていくには、頼れる人間の存在はもちろん、同時に自分も誰かに頼られている、必要とされているという実感も不可欠なものです。
「自分には生きている意義があるのか?意味はあるのか?」
知らぬ間に自問自答を繰り返す、これも人間の常なのでしょう。
脳天気な私ですら、ときおり考えることであります。

「会社では、僕は頼られる存在だ」「あの子は私がいなければ生きていけない」「僕は団体の中心的存在として不可欠だ」「私の行動に賛同してくれる人がいる」「私は多いに社会へ貢献している」「僕の音楽や絵は、多くの人に夢を与えている」
ようは、何でもいいから自分の思い込みで納得することが肝心なのかもしれません。

昨晩TBS系で放映された「難病と闘う子供たち・・・」という番組を観ました。
先日ここでも触れた『XP(色素性乾皮症)』『ミトコンドリア病』の子供達とご家族はもちろん、『無痛無汗症』『魚鱗癬』『レット症候群』等々、数々の難病と闘うご家族と医師達を紹介する番組でした。

それでね、ふと再確認したわけですよ。
人間どんな形であれ『生きている』それこそが最大の貢献であり、意義なんじゃないかって、
「目標を無くしたから生きていけない」「いじめに毎日が苦しくて生きていけない」「周りの重圧に耐えきれない」とか、まして「恋人にふられたから」なんて事で、最大の意義を放棄することがあったらいけないし、逆に他人の意義を抹消するような事など言語道断。

彼らや彼らの家族が『生きている』ということに感謝して、毎日精一杯生活をしている姿を見れば、『生きている』これがどれほど素晴らしいことで、生きていればどれほどに他人にも影響を与える存在でいられるのか、それが痛感できると思うのです。
つまり、彼ら自身も、私たちに素晴らしい教えを与えてくれる『生きている』存在に他ならないのだと。

悲しいかな今日も、山形で小学校5年生が首を吊って亡くなったとか
「生が軽んじられている」と叫ばれる現代、「あたりまえに生きる」を目標に頑張っている子供達や家族がたくさんいます。彼らにたやすく死を論じられる人間が何処にいるでしょうか?あたりまえに『生きている』我々に、偶然とはいえ彼らに与えられた試練が、あたりまえがどれほど素晴らしく、ありがたいことなのかを教えてくれるのです。

彼らを、かわいそうだとか、たいへんだとか、あるいは偏見だとかで見るのではなく、その生き様を知ることで、勇気と希望と『生きている』大切さを教え続けてもらう、私は、心から彼らに感謝しています。

ここで、先日『ミトコンドリア病』の記事で知り合った、同病気を患われた稜真君とともに日々戦っておられるMITOKONさんのブログを紹介させていただきます。
その名も『ミトコンドリア病と生きる』という、ご家族と稜真君の頑張りが伝わる素敵なブログです。
みなさんもできれば、いっぱいエールをおくって下さい。そして日々の頑張りに勇気をいただきましょう。

さて、今日の一枚はデューク・ピアソンです。
このアルバムを録音したJAZZ LINEというレーベルは、超マイナー・レーベルであったこと、すぐに倒産してしまったことからの版権譲渡等で、その後の発売状況などがじつに複雑になってしまいました。私などにはとっても理解不能なレーベルであります。

例えば、同じピアソンのトリオによる録音は、オリジナルの発売はなく、イギリス・ポリドールから「ANGEL EYES」として、日本ではずっと後に「BAGS GOOVE」として発売になったりましたし、ウイリー・ウィルソンの初リーダー作として発売予定だったアルバムが、結局、オランダ・ファンタナからフレディー・ハバードのリーダー作「GROOVY」として発売になったり(このアルバムはアメリカでは、ピアソン名義で「DEDICATION!」、日本ではハバード名義で「No.5」という名で発売」)、その後、またJAZZ LINEのロゴ入りで発売になったりとジャケットも収録曲もわけわかんなくなったりしています。(詳しい方は御存じなのでしょうが)
私など、知らずに同じ収録曲のアルバムを買ってしまったことがありました。

というわけで、このアルバムも手に出来たのは再販のおかげ、それまでは、聴いたことはあるけど手に出来ない一枚であったと思います。
フロントをトランペット二本で固めるユニークな編成、これに趣味の良いピアソンのピアノが重なり、いけるんですよ。
「ANGEL EYES」のピアノ・ソロが、めちゃくちゃそそられます。

HASH ! / DUKE PEARSON
1962年1月12日録音
DUKE PEARSON(p) DONALD BYRD(tp) JOHNNY COLES(tp) BOB CRANSHAW(b) WALTER PERKINS(ds)
1.HUSH !
2.CHILD'S PLAY
3.ANGEL EYES
4.SMOOTHIE
5.SUDEL
6.FRIDAY'S CHILD
7.OUT OF THIS WORLD
 

追伸、
『無痛無汗症』『魚鱗癬』『レット症候群』に関しては、以下のようなサイトがあります。よろしければご覧になってみて下さい。
『無痛無汗症』・・・・「しょうくんのページ」
『魚鱗癬』・・・・・・「魚鱗癬の会」
『レット症候群』・・・「そうじをしていない書いさい」、「レット症候群沙織の部屋「レット姫「奈々」のへやへようこそ」


『どぶ汁』喰いてぇ!

2007年01月09日 | p-r

ここ二日ばかりやっと冬らしい天候、気温も平年並みとなりました。この時期になると食べたくなるのが「東のアンコウ、西のふぐ」、アンコウです。
昔はあたりまえのように口に入る食材でしたが、最近はなんだかとんでもない高級魚になってしまって、形の良いアンコウはなかなか手に入りません。

「バブ、アンコウのどぶ汁喰いてぇなぁ」とS君が言っていたのは、先週のことだったと思います。
「自分で作ればいいじゃん」
「そっか、たまには作ってみんか」

S君はそもそも浜の出、私以上にアンコウなどあたりまえに食べていたはずですので、『どぶ汁』の作り方などお手の物だろうと思いきや、
「バブ、どうやって作りゃいいんだぁ?」
昔は、アンコウの『吊し切り』だって普通にお母さんたちがやられておりましたし、いやというほど『どぶ汁』も作っておられました。
しかし、高級魚と化した現代は、家庭でしょっちゅうというわけにもいかず、まして、料理など滅多にしないS君にはなかなか大変なのでしょう。
基本のレシピをレクチャーいたしました。

アンコウという魚は、がたいが大きければ大きいほど美味しい魚、切り身になった状態では善し悪しの判断もつきにくくなります。
「どうせなら、一尾買いのほうがいいだろう? 魚屋でおろしてくれるよな」
さて、お味はいかがなものだったのでしょうか?

アンコウは漢字で書くと『鮟』一文字、もしくは『鮟鱇』と書きます。『安』の字は伏すという意味がありますので、「好んで伏して、腹が平に地につく魚」から来ているそうであります。
楽器の琵琶に形が似ていることから、『琵琶魚』とも呼ばれるそうですが、語源は「アンゴウ」というヒキガエルを表す方言に由来し、姿が似ていることからこう呼ばれるようになったのだとか。
いずれにしても、魚の味は姿形ではありません。『どぶ汁』は旨いですよぉ、レシピはいたって簡単ですので、後で書いておきますからよろしければお試しあれ。

さて、今日の一枚はムーディーなアイク・ケベックにしてみました。
ドラックと闘ったすえにカンバックしたケベック、しかし、この時期にはもう病魔が彼に襲いかかろうとしていました。
病状の悪化を止めようとしたかのように、翌年10月までブルーノートのアルフレッド・ライオンは、彼の録音を頻繁に行いました。そして、1963年1月16日、長きにブルーノートの縁の下の力持ちでもあったケベックは肺ガンでこの世を去ります。享年44歳の若さでした。
おそらくは、ライオンも彼の症状に気がついていたのでしょう。数多くの録音は治療費捻出のことを考えてのものだったのかもしれません。

そんな中、生まれたこのアルバムは特に出来がよいと私は思います。
日本では比較的評価の低いケベック、地味ながらよくうたうソロを聴けば、もっと評価してもよいと、誰もが納得するのではないでしょうか。

BLUE AND SENTIMENTAL / IKE QUEBEC
1961年12月16[1~5], 23[6]日録音
IKE QUEBEC(ts) GRANT GREEN(g)
PAUL CHAMBERS(b) PHILLY JOE JONES(ds)[1~5]
SONNY CLARK(p) SAM JONES(b) LOUIS HAYES(ds)[6]
1.BLUE AND SENTIMENTAL
2.MINOR IMPULSE
3.DON'T TAKE YOUR LOVE FROM ME
4.BLUES FOR CHARLIE
5.LIKE
6.COUNT EVERY STAR

おまけ、
簡単『どぶ汁』レシピ

1.まずは土鍋でアン肝を油が出るまでから煎りします。(惜しまずやって下さい。)次ぎに味噌を加えよく煎り混ぜます。
2.アンコウの七つ道具(肝はもう使ってますので、正確には六つ道具)を、ドバッといれて、肝味噌を絡めます。
3.しばらく火にかけておくと、あ~ら不思議、水を一滴も入れなくとも汁が湧いてきますので、これに下茹でした大振りの大根を投入。
4.またしばらく火にかけておくと、大根からも水が出てきますので、味見をして下さい。薄いようでしたら味噌を足して、ハイ出来上がり。

肝心なのは、肝を煎ること、水を加えないこと、この二点です。
大根だけじゃ物足りなければ、野菜を加えてももちろんよいのですが、水だけは絶対に加えないこと、赤い油の浮いたスープはしつこそうに見えますけど、濃厚でありながらサッパリした味わいに仕上がるはずです。


豪華二本立て

2007年01月08日 | j-l

先週、仕事始めを迎えたとはいえ、すぐの3連休ということで、完全に『正月ボケボケボケ』を引きずっておりました。明日からは気合いを入れ直していかなければいけません。
酒に浸かりきった身体も、昨日今日との連続休肝日でなんとかなるでしょう。

ということで、今日は鈍りきった精神を戒めようと、寒風の中、散歩ではなくジョギングに出掛けました。
「よし、最低4キロは走るぞ!」
けっけっけっけ・・・なにが4キロですかねぇ、500メートルも走らないうちに、ゼェゼェですよ。
「あ-あ情けねーぇ」それでも、休み休みなんとか予定のコースは回ってまいりました。
やっぱり歳ですね、帰ってきたらまったく動く気力を無くしてしまいグッタリ、
「なれないことはしないの、明日、身体が痛くて仕事行けなかったらどうすんの」
「・・・・・」

午後は、ゆっくり『映画鑑賞』をすることにしました。
そうそう、昨夜母は「白虎隊」をいっしょうけんめい観ておりましたが、「白虎隊」といえば「会津」・・・・・
「アイズ・ワイド・シャット」を観ましょう。(なんじゃそりゃ)
じつは、大好きなスタンリー・キューブリックの遺作にもかかわらず、観てなかったんですよ私。

たしか、監督が亡くなったのは公開間もなくだったですよね。「わけがわからない」という評価も多い中、「わけがわからない」のがキューブリックらしいとの期待を胸に鑑賞いたしました。
「ふむふむ、なるほど」そこかしこにキューブリックの罠が仕掛けられています。
旅先での男性の視線に性的欲情を感じる妻・・・「夫も娘も安楽な結婚も何もかも捨ててもいいと思った」
それにショックを受けたダンナが意味深の館に入り込む、どこまでが現実で、どこまでが夢なのか?いやいや、そんなことはどうでもいいんですね。男の真理なのかもしれない。
あらすじをここで暴露してもしょうもないので、止めておきますけど。
・・・・・う~ん、キューブリック、やっぱり私は好きかもしんない。(笑)
それにしても、ニコール・キッドマンなら、私も熱い視線をおくるだろうなぁ、なんちゃってね。
「大丈夫、ぜったいに『夫も娘も安楽な結婚も何もかも・・・』なんて、だれかさんには誰も思わないから」
「くそ!」

キューブリックを一本観たら、これも観たくなってしまいました。
「よし、今日はダブル・ヘッダーだ!」

さて、今日の一枚は、昨年「ライブを聴きました」という記事をずいぶん拝見した、ハンク・ジョーンズ。このアルバムは彼の50年代の代表作です。
ハンクは1958年からしばらくコマーシャルな仕事ばかりしていたので、私には少々イメージの薄いミュージシャンでありますが、美しいタッチと堅実な技巧は誰もが認めるところです。
グレイト・ジャズ・トリオ以降の彼とは、ちょっとイメージが違うかもしれませんが、ナット・アダレイ作の「SPONTANEOUS COMBUSTION」を筆頭に、ファンキーな曲が並んだなかなかの逸品だと思います。

HANK JONES TRIO
1956年8月21日録音
HANK JONES(p) BOBBY JASPAR(fl) PAUL CHAMBERS(b) KENNY CLARKE(ds)
1.MOONLIGHT BECOMES YOU
2.RELAXIN' AT CAMARILLO
3.MINOR CONCEPTION
4.SUNDAY IN SAVANNAH
5.SPONTANEOUS COMBUSTION

おまけ、
こりずに「ジャズ四方山話」を更新いたしました。よろしければ覗いてみてください。


私も馬鹿たれ?

2007年01月07日 | g-i

今期は『爆弾低気圧』が続々とやってきます。この季候が異常と呼ばれない日が来るのではないかと心配です。
被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

このところ毎年とはいえ、『爆弾低気圧』のごとく各地の成人式が、今年も荒れたようであります。
他人に迷惑をかけるなど、「私はバカです。名ばかりの成人、ぜんぜん子供だとわかってください」と言わんばかり、何が楽しいんだか・・・

思えば、私も成人式の時は出席予定で帰郷したにもかかわらず、前日に飲み過ぎたうえ、当日も麻雀を終われずに式に出席できず、記念品だけをもらって帰ってきた覚えがありますから、彼らのことを言えたもんでもありません。
それでも、騒ぎを起こしたり、徒党を組んでの悪態などは「恥ずかしいこと」と思っていました。今、ああして騒ぎを引き起こす若者には、そういった羞恥心がないのでありましょうか?
一部の『馬鹿たれ』のおかげで、全体がそう思われてしまう、なんだか、今の世の中そんなのが多くありませんか?
学校の先生、警察官、官僚、政治家、医者に建築家・・・・・
一生懸命やっている人達にとっては、いい迷惑であります。「自分だけが良ければ」的慣習が浸透していったのは恥ずべきことで、自分たちにも非があることと反省すべきですね。

夕張の若者は、自分たちの成人式を何とか盛り上げようと頑張っておりましたが、彼らのような素晴らしい若者がいることも事実です。
そんな若者達の顔に泥を塗るようなことは、厳に慎んで欲しいものです。

ところで、『七草がゆ』は皆さんお食べになりました?
セリ、ナズナ、ゴギョウ(母子草)、ハコベラ、ホトケノザ(田平子)、スズナ(かぶ)、スズシロ(大根)
正月料理で疲れた胃をいたわったり、縁が少ない冬の栄養源として、ビタミンを補給するものだそうですが、私はその前に酒気を抜かなければいけません。
昨晩も大飲みして、多くの方にご迷惑をおかけしました。
あれ?これじゃ何処かの『馬鹿たれ』とかわりませんね。
『七草がゆ』は食べなかったものの、今日明日は、肝臓をいたわりましょう。

さて、今日の一枚はゲッツとエバンスの共演アルバムです。
二人を共演させたのは亡くなったスコット・ラファロだったのでしょうか?
ラファロはエバンス・トリオのメンバーであったと同時に、ゲッツ・グループのレギュラー・ベーシストでもありましたから、ゲッツもまたエバンスの心がわかっていたのかもしれません。

STAN GETZ & BILL EVANS
1964年5月5日録音
STAN GETZ(ts) BILL EVANS(p) RICHARD DAVIS(b) ELVIN JONES(ds)
1.NIGHT AND DAY
2.BUT BEAUTIFUL
3.FUNKALLERO
4.MY HEART STOOD STILL
5.MELINDA
6.GRANDFATHER'S WALTZ
7.CARPETBAGGER'S THEME
8.WNEW THEME SONG