橋本ひろし活動報告

“次世代につなごう!住みよい吹田”をスローガンに掲げ活動しております。

今日は吹南地区福祉委員会の委員研修会が開催されました。

2011年11月25日 | 吹南地区福祉委員会

 今回の福祉委員会の委員研修会では岡山県瀬戸内市に所在するハンセン病療養所の長島愛生園に研修に福祉委員28名が伺いました。
長島愛生園歴史館でハンセン病について、また国の政策について説明を受け、ハンセン病(らい病)に対するこれまでの偏見・差別を知らせれ、その後収容所、監房、納骨堂を見学しました。
国では明治40年から療養所に収容する法律が制定され、昭和6年に癩(らい)予防法が施行され、療養所に強制隔離が行われるようになり、平成8年まで隔離政策は続きました。
 この療養所には現在はハンセン病は治癒され、ハンセン病による障害を持った方が約300名の方が暮らしています。平均年齢は83歳ぐらいになってそうです。また近親者に迷惑を掛けたらいけないという思いから半数の方が偽名だということです。


長島愛生園歴史館前で説明を受ける福祉委員


長島愛生園の全景模型(クリックすると大きな画像となります)

ハンセン病とは
かっては「らい病」と呼ばれ、遺伝病と信じられていました。 1873年、ノルウェールの医者アルマウェル・ハンセンによって「らい菌」が発見され現在は彼の名をとって「ハンセン病」と呼ばれています。感染すると末梢神経がおかされ、知覚まひがおこり、温度や痛みを感じなくなります。その結果、やけどや怪我を繰り返し、手足や顔面が変形する後遺症が残りました。病状が進むと喉、鼻、眼、その他の被服から露出する部位が変形することから、偏見・差別の対象になりやすかったのです。
ハンセン病は現在は確実に治癒する病気です。


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