おおさか東線西吹田地区高架橋新設他工事 の現況(H25年 9月末)
事業主体:大阪外環状鉄道株式会社
工事委託者:西日本旅客鉄道株式会社
施工業者:鉄建建設株式会社
全てのエリア(1,2,3)で高架橋建設工事が進んでいます。
エリア2(新駅)では全ての高架橋で工事が施工中です。
残念ですが今まで運動広場として地域住民にゲートボウル、野球で利用されていました広場は工事ヤードとなり10月1日より利用できなくなります。将来はバスなどが停車する駅前広場となります。
エリア1、躯体工事施工中 鉄建建設(株)写真提供
エリア2、新駅付近 躯体工事施工中 鉄建建設(株)写真提供
エリア3、躯体施工中 鉄建建設(株)写真提供
平成25年10月度 作業予定表
工事名:吹田・東淀川間西吹田Bv新設他工事(南吹田駅前線立体交差事業)(平成25年9末現況)
事業主体:吹田市道路公園部
工事委託者:西日本旅客鉄道株式会社
施工業者:大鉄工業株式会社
工事は発進側ヤードと到達側ヤードに分かれています。
10月度の作業予定は
南吹田1丁目(発進側ヤード)では掘削工もかなり進み、土留工が進められています。
線路交差部 工事用連絡通路設置が整備されています。(夜間工事)
南吹田3丁目(到達側ヤード)では薬液注入工、土留工、掘削が始まります。
南吹田1丁目(発進側ヤード)では発進立坑築造
大鉄工業(株)写真提供
南吹田3丁目(到達側ヤード)
大鉄工業(株)写真提供
南吹田3丁目(到達側ヤード)奥に見えるのが泉浄水所
大鉄工業(株)写真提供
平成25年10月度 作業予定
本日、9月4日から開催されました吹田市議会平成25年9月定例会は閉会されました。
この議会では議案第107号平成25年度吹田市一般会計補正予算(第5号)として南吹田地下水汚染浄化対策事業の関連予算平成25年度分として42,537,000円、債務負担行為補正として平成25年度~平成33年度3,392,771,000円が計上されました。
しかし、本日市側から上程されました議案第107号に対しまして、議員側から市会議案として修正案(南吹田地下水浄化対策事業の予算を削除した議案)を上程され可決されました。
議会から南吹田地域の住民の安心・安全に対する思いは切り捨てられました!
市会議案の修正案には反対(地下水浄化対策事業の予算を削除することに)は自由民主党絆の会、すいた市民自治、みんなの党吹田の7名
賛成(地下水浄化対策事業の予算を削除することに)は日本共産党吹田市議会議員団、公明党吹田市議会議員団、民主市民連合吹田市議会議会団、吹田新選会、吹田いきいき市民ネットワーク、すいた市民クラブ、無所属クラブの27名
私は、南吹田地区の地下水汚染は平成23年に市会議員に当選してから一貫して定例会で理事者に訴えていました。やっと理事者側から理解を得て、南吹田地下水汚染浄化対策事業として予算が上程されましたが、まさか議会で潰されるとは思いもよらないことでした。
また、10年以上もこの地下水汚染問題に取り組み、問題が奥深いことを感じています。
二日間の委員会で審査ですべてが判ったような意見が各会派から多数出されたことに怒りを感じます。
言葉(意見)の上で地域住民の安心・安全とは言っていますが地域住民からの視線が全く感じられません!
昨日に続き、南吹田地域地下水汚染問題について質問を紹介いたします。
質4、市が原因者と考えているA社に対して浄化対策事業に協力を求めていくのか。
答4、浄化対策の方法につきましては、昨年度の時点で考えまれる全ての浄化対策の民間企業から本地域で実現可能な浄化方法の提案を求め、学識経験者の評価が最も高かった浄化方法を政策決定した。
浄化対策を実施するのあたり、本市の仕様が確定次第、A社に対して協力を求めていく。浄化対策事業の契約方法についても関係部局と検討していく。
質5、今回の浄化対策事業は汚染された地下水すべてを環境基準値以下にすることを目標としていません。あくまでも基準値の100倍以上の地域と対象とし、目標値は基準値の10倍以下です。
平成21年度の調査では地下水汚染が確認されている地域は約153,200㎡になります。今回の汚染地下水の浄化対象は約25,000㎡です。全体の16.3%にすぎません。
今後、地下水汚染が確認された土地に住む住民、地権者また開発者に市はどのような指導また協力を求めていくのか。
答5、学識経験者の知見から高濃度汚染域を浄化することにより、浄化効果が対策範囲外にも及び、全体の汚染範囲の縮小が期待できると考えている。
地域住民や土地所有者の方々には、今後も引き続き丁寧な説明を行い、浄化対策工事への理解と協力を求めていく。一方、開発業者に対しては汚染範囲内で工事をする場合は引き続き、汚染の拡散防止や汚染土壌、汚染地下水の適正処理について強く指導していく。
以上のような質問及び答弁がありました。
今回の地下水汚染の問題は大変難解で地域住民だけの力では到底解決できる問題ではありません。
市が主体となり水道水源への汚染地下水の到達防止、地域住民の安心・安全、南吹田まちづくりへの影響の低減の為に、一日も早い浄化を望みます。
また、平成21年3月31日に市長に提出されました吹田市土壌・地下水汚染調査等専門委員からの『見解書』にも
いずれにせよ、平成20年度の調査を終えた「報告書」の基づいて、現段階では早急の対応が不可欠であることは間違いありません。
と示されています。
平成25年9月13日での個人質問いたしました
南吹田地域地下水汚染問題についての質問(かなり要約していますが)を紹介します。
問1、市のこれまでの取り組みについて、また市が原因者と考えているA社の地下水汚染の発見されてからの汚染の推移してきたのか。
答1、これまでに最大64本の観測井戸を設置し地下水汚染の状況や地下水の流向の調査及び監視などを継続的に行ってきた。開発事業者に対しては工事の際はの汚染の拡散防止や汚染土壌、汚染地下水の適正処理について適正処理について指導し、汚染の拡散防止を厳しく求めてきた。
次にA社敷地内の汚染地下水濃度の推移は当初、最高濃度が基準値の1,000倍を超える濃度が十数倍程度に低下した。
問2、南吹田地域はおおさか東線建設工事、南吹田駅前腺立体交差事業(トンネル築造工事)などが本格的に始まっている。新駅予定地から北西に約300m離れた地点に泉浄水所が所在する。
この付近の地下水は千里丘陵から南方面に流れ、神崎川の護岸の鋼矢板に当たり、北側方面に流れ、おおさか東線敷地付近で地下水のバランスが保たれていると言われている。大型インフラ工事による土留、止水の為に鋼矢板が打設されいる。工事が起因して地下水流向のバランスを崩し、さらに汚染が北側に拡大し、水道水源に到達するのではないかと危惧する。
答2、おおさか東線建設工事では高額になるが拡散防止のために指定された工法で工事が行われ、地下水調査を実施し監視体制を取っている。また南吹田立体交差事業では事業敷地内に観測井戸を設置し慎重に事業を進めている。本市としても当該地域で地下水推移や水質の調査を独自で実施している。
今後、新たな開発工事により、地下水の流向や地質状況が不明な深層部への地下水汚染の拡散リスクが高まることが想定されるため速やかに浄化対策に取り組まなければならないと判断した。
問3、今回の地下水汚染浄化対策では対象を環境基準値の約100倍とし、目標値を同基準値の10倍以下としています。またシス‐1,2‐ジクロロエチレンの分解物である塩化ビニールモノマーが浄化対象に追加されてます。どのような経過で定めたか。
答3、塩化ビニールモノマーは平成21年11月に環境基準項目に追加され、平成23年度1月から当該地での調査を開始し、その結果シス‐1,2‐ジクロロエチレンと同様に、100倍を大きく超える高濃度汚染が確認された。学識経験者の意見も伺い浄化対象物に加えた。
今日、9月14日は吹六地区で敬老会が開催されました。
市議会議員になってから毎年参加させていただいておりますが
今年のアトラクションには驚きました。
女性6名で結成されたアカペラグループのクィーンズ ティアーズ ハニーの皆様でした。
1950~1960年代の歌謡・JAZZなどを声だけで臨場感あふれる歌声でした。
クィーンズ ティアーズ ハニーによるコンサート 吹六小学校体育館にて
地区ごとに工夫を凝らして高齢者の皆様を楽しませておられます。
関係者の皆様ご苦労様でした。
この南吹田地域地下水汚染問題は平成3年にトリクロロエチレンにより地下水汚染が発覚しました。
平成20年6月に吹田市より調査のために地元説明会を開催され南吹田地域全体に地下水汚染が広範囲に拡大されていることを知り、地域住民に大きな衝撃を受けました。
吹田市議会平成25年9月定例会に平成25年度から平成33年度までの間の予算として約34億円が計上されました。
これまでにも、議会で取り上げ、何度も質問させていただきましたが、南吹田地域から選出されている議員として、今回改めて地域の取組また実情を訴えるために質問しました。
質問時間の制限(約15分)で十分に理事者と質疑ができませんでしたが!
尚、後日質問の詳細を報告いたします。
地下水汚染浄化は火災と同様に初期の取り組みが重要です。
遅れるほど浄化範囲が広がり、当然費用も掛かります。
この議会で承認され、水道水源の安全のため、地区の安心・安全のため
一日も早い地下水汚染の浄化を実行されることを望みます。
また、開会日より市議会に連日、吹南地区の住民の方が多数傍聴されています。
本当に長時間ご苦労様です。
今日、9月8日はお隣の摂津市の市議会議員選挙が始まりました。
先の選挙でいろいろお世話になりました先生が6期目を目指して立候補されましたので、応援に出陣式に行ってまいりました。
定数が一人減りまた大阪維新の候補者が3名立候補するので、今まで以上に激戦の選挙となるそうです。
これは決して他人ごとではありませんが!
午後からは吹田南小学校体育館で開催されました吹南地区の敬老会に参加いたしました。
地区の高齢者のますますの長寿をお祈りいたします。
また同時に実行委員会の皆様のご苦労に感謝申し上げます。
敬老会から帰りましてから、
9月定例会の質問原稿の準備に時間をとりました。
今回は南吹田地下水汚染浄化対策事業に関してのみ質問させていただきます。
でもなかなか質問内容が定まりませんが!
かんらん保育園の園児による和太鼓
今日、平成25年9月4日から9月26日までの会期で吹田市議会平成25年9月定例会が始まりました。
この議会では5月議会から継続審査となっている議案も含め報告案件8案件、補正予算、条例案を含め24案件が議会に上程されました。
わたくしたちの身近な案件として
議案第94号 吹田市交通災害・火災等共済条例を廃止する条例の制定について(平成26度で共済制度を市の取り扱いを廃止する案件)
議案第105号 独立行政法人私立吹田市民病院の中期目標について(平成26年4月から吹田市民病院は独立行政法人として運営が始まります。この中期目標は市が平成26年4月から平成30年3月までの中期目標を示し審議されます。)
議案第107号 平成25年度吹田市一般会計補正予算(この補正予算に南吹田地下水汚染浄化対策事業として平成25年度分として42,537千円また債務負担行為として平成25年度から平成33年度の間に33億9,277,1万円が上程されました。)
など
吹南地区選出議員として、これまでにも取り組んでいた南吹田地域の大きな課題となっておりますので南吹田地下水汚染浄化対策事業が上程されましたので頑張って“地区の思い”を議会に訴えてまいります。
本日は南吹田地区から自治会会長を含め沢山の方が、各会派に浄化対策事業の成立のお願い、また議会を傍聴をして頂き、大変心強く感じました。