赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
再起動、します
 



前回からのつづき)

ルーブル美術館を後にして宿まで歩いて帰る道すがら、ついでに夕食を済ませて行っちまおうぜ、と言うことになりました。普段出張や旅行で海外を訪れるときは日本料理や日本で食べられる中華料理のようなものは可能な限り口にせず可能な限り現地の料理を食べる、というつまらないポリシーを持っているのですが、この時点で既に欧州滞在5日以上過ぎていたこともあり、さすがに現地の料理にも完全に食傷気味。

というわけで、この日はその禁を破ってパリの「定番」とも言えるひぐま(Higuma Sainte-Anne)さんでラーメンをいただくことに。このごく普通の醤油ベースのラーメン、久方ぶりに食べた日本食ということもあり、もうおいしいのなんのって。一緒に頼んだ烏龍茶ともども、大げさに思えるかもしれませんがもう涙が出るほどおいしく感じました(笑)と同時に、ラーメンを「ヘルシーフード」などとのたまう欧米人の気持ちが少しだけ理解できたかも。西洋料理に比べりゃそりゃ健康的なのかも、と。



そして、この「ひぐま」さんのあるサンタンヌ(Sainte-Anne)通りは日本料理はじめアジア料理のレストランが集中しているエリアで、多少はエキゾチックな雰囲気を醸し出していました。それにしても、ハワイにまで出店しているとはいえ、まさか大勝軒さんまでパリに進出しているとは…。



その日はラーメンと烏龍茶の心地よい余韻に包まれながら気持ちよく就寝し、翌朝はヴェルサイユ宮殿(Château de Versailles)観光へ。この日の晩だけ1点豪華主義で奮発して凱旋門近くの高級ホテルに宿泊することになっていたのでまずは宿を移動。荷物を預けた後、その高級ホテルのコンシェルジュのおじさんに宮殿までの行き方を尋ねたところ、「自力でヴェルサイユ宮殿に行くなんて、昔に比べると日本人観光客もたくましくなったものだねぇ」なんてしみじみと言われてしまいました。品が良くて人のよさそうな紳士という感じのおじさんでしたが、残念ながら当時の地下鉄の休業については把握していなかったようであんまり役に立たず(笑)やむなく自力で振替のバスなど駆使しながら何とかフランス国有鉄道(SNCF)のパリ・サン・ラザール駅(Gare Saint-Lazare、だったかな?違うかも。訂正の可能性あり)まで辿り着きます。



そして国鉄の在来線で宮殿に向けて出発。旅行ガイドによれば、国鉄の路線はあんまり治安が宜しくないとのことだったので緊張感を高めながらの旅路。





そしてヴェルサイユ宮殿に到着…しかしながら、これは全くもって当方のリサーチ不足だったのですが、宮殿入口のところは当方の想像を絶するほどの大行列。どうも入るまでに何時間もかかりそうな按配だったので、敢えなく宮殿見学は諦めることに。自分は前回の出張時にばっちり見学していたのでまあよかったのですが、初訪問、もしかしたらもう来るチャンスがないかもしれない細君には悪いことをしました。



仕方なく宮殿の最寄駅であるVersailles Chantiersまで戻り、とりあえず近場のスタバで休憩することに。コーヒーを注文すると名前を聞かれ、出来上がると名前を呼ばれる方式だったのですが、欧米ではよくあることながら店員は日本人である当方の名前を聞き取れず。結果的に、Tシャツにデカデカとプリントされていた文字そのままに「NIKE!」と呼ばれる羽目に。



(つづく)

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【Blog】「バルセロナ/パリ紀行(29)」 goo.gl/XqL43m


It’s a boy! Bhutan’s royal couple announce birth of baby prince read.ht/BARM pic.twitter.com/Rmsmxbx1Up

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会計士は見た!という書名も面白そうですが、会計士は見なかったことにした!という本があればもっと読んでみたくなる。

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