あるがままに徒然雑記

日々の雑感を、時に任せて・・・

片倉城址公園

2011-04-09 | 日記
4月3日、友人に誘われ片倉城址公園に行ってきました。
弟の通夜、葬儀と重なって気も重かったので、
カタクリの花の群生地と聞き思い切って出かけました。

朝から曇っていて気温も低く、せっかくのカタクリの花は、
皆、下を向きつぼんでいました。
カタクリの花は温かくないと開かないそうです。
花の写真は早起きとは限らないようです。


カタクリ・片栗 別名:カタカゴ(堅香子)の花は、
ユリ科の多年草で種子が地中に入ってから7~8年かけて
やっと花が咲きます。



片栗粉の名はカタクリからきていて、高価なため今ではジャガイモから
でんぷんを取り片栗粉としている。
昔は薬などとして利用していたようです。

片倉城址公園は、城址と豊かな自然環境が残る公園として
東京都指定文化財や八王子の八十八景に選定されている。
公園に入ってすぐたくさんの彫刻が目に入ります。
この彫刻は長崎の「平和記念像」の製作で有名な
彫刻家北村西望や他の彫刻家作品17基が展示されています。
また、池がありカワセミやカモが訪れる人を楽しませてくれているとのこと。
この日はカモが遊んでいました。



片倉城址跡は芝生の広場として、家族連れのピクニックなどで賑わっています。
桜の花はまだちらほらとしか咲いていませんでした。



他に住吉神社があり、片倉城を守るため、北東鬼門の位置に、
城の鬼門除けに建てたと伝えられています。

神社を守っている方々からこの日はお茶のサービスがあり
たき火を囲み暖かいお茶とお菓子をご馳走になりました。
昔の話に花が咲き、いかにこのあたりが素朴な所だったかと
貴重な話でしばしの団欒を楽しんできました。




入り口広場から雑木林を抜けて広場に向かう小道沿いは、
四季折々の花が楽しめる散策コースになっていて、
北側斜面にカタクリの群生がありましたが、
寒さにじっと耐えていて花は開いていませんでした。
開いている花を見つけてやっとカメラに収めてきました。
額アジサイもさびしそうに震えていました。

暖かく太陽を一杯浴びて咲く姿を想像して帰途につきました。