2月8日(水)「はなはなひろば」でのイベントのひとつ、「手話で楽しく」が、たくさんの方の参加のもとに行われました。
すっかり顔なじみとなった聾者の貝沼さん、そして手話通訳の秋葉さんが、今までにない近しい関係を感じられる雰囲気での会でした。
前日雨だったこともあって、予想以上の親子が朝早くから来てくれたので、にぎやかな会になりました。
いつもは、手話で食べ物・動物を現す手話を教えてもらったり、簡単なあいさつ、子どもたちに向き合う時のできるといいなあと思われる言葉などを手話でやり、また「アンパンマンの歌」を手話つきで歌ったりしましたが、今回は当事者の貝沼さんから,聾者であることで困ったこと、周囲の人たちは聾者に対してどう向き合っていったらよいかなどの話を率直に話してもらいました。
ご自身の両親のことから、ふたりのお子さんを養育していく上での話などを聞くことができ、"そうなのか!!"と思うことがいっぱいありました。わたしたちはなに不自由なく、ごく自然に交わしている「言葉」を出せない聾者の人がどうしているかが、とてもよく分かり、胸を打たれました。
聾者と向き合った時は、臆せず私たちのできるだけの表現で会話をするということが大事なのだと思いました。
◎ ゆっくり顔と顔を見合わせて、口をはっきり開いて話してみる
◎ 紙に書いて話す
◎ 手のひらに字を書いてみる。あるいは空に字を書いてみる(空書)
◎ 手話ができるならなおよい。もちろんジェスチャーでもOK.
外国へ行ったとき、外国語が分からなかったら、身振り手振りで伝えることができるように、思い切って、しり込みせずに交流してみることが大事なのです。
チャリティには積極的に参加することはできても、街中で白杖を持った人、車椅子で移動している人やお年寄りなどを見かけたとき、困っている状態であったら「サポートしましょうか」という声を掛ける勇気が日本人にはなかなかいないように見えます。"見て見ぬふり"でやり過ごしている光景をたくさん見ます。
公式の場などでも手話通訳が入っていることが多くなっているように、いま手話は以前よりさまざまに使われているようになっています。はなはなひろばは、4月からの来年度も、また秋葉さん貝沼さんに来てもらうことにしています。
ぜひ予定がわかったら、敬遠せずに参加してくださいね。
この日の最後は、みんなで「まるまるもりもり」と「犬のおまわりさん」を、手話を交えて楽しく歌いました。
また、おかあさん方から、「こんな戸起動手話でやるか」という質問も出されました。
まだ言葉が十分に出せない小さな子どもたちと向き合う時、声と一緒に手話を入れてみるとより具体的になりますよ。
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