はなはなひろばでは、特に食事の時間を決めていませんが、12時頃になると自然にお昼ご飯が始まります。静かに椅子に座って食べている子、暫くすると遊びながら食べる子、遊びたくてあまり食事をとれない子。いろんな子供の姿がみられます。
先日、ある研修会でこんな話を聞きました。
△▽ 落ち着いて食べることができなくなったら30分で食卓を片付けてしまい、子どものおなかがすくまで何も食べさせないこと。そして次の食事の時に、その子の嫌いなものから一品ずつ出して、お母さんと半分っこするなどの工夫をして一緒に食べてあげる。
△▽乳児期から幼幼児期は野菜を食べるトレーニングをする大切な時期です。一度食べた味は決して忘れないので、この時期にいろいろな種類のものを食べさせてあげるのが大事。
△▽ 手づかみ食べは、お箸を使う練習につながっている。またスプーンやフォークは上手く使えなくても、持たせることで手首の運動になる。
というものでした。
そういえば、ひろばでのYちゃんは手づかみでうどんを美味しそうに食べ、そしてスプーンの上におかずを手でのせ、そのまま両手で口へ運んでいました。子どもは、自分から成長に結び付くことを一所懸命にやっているのですね。
子どもが成長しようとする姿は遊びの中でも見られます。例えば、お友達が持っているおもちゃを見ると自分もそれが欲しくなって取り合いになる時です。おとなは見守っていて、おもちゃを取られたり、泣いてしまった子どもに誰かしら言葉かけをして関わってあげます。また、子どもはお母さんの所へ走って行って抱っこをしてもらったりもします。
その子は、きっと自分を受け止めて貰えたことで安心し、気持ちが落ち着くのでしょう。またお友達と遊び始めます。そしてまた喧嘩。こんな事を繰り返して社会性を身に付けていくのでしょう。
(T)