ひろばで子どもたちが、いろいろな遊びをします.
月齢によって遊び方は違いますが、好奇心のかたまりである子どもたちは、大人が思いもしないような遊び方を考え出し、それを楽しみます。
その中には大人がつい“あぶない!“と言ってしまうようなこともおこりますね。そうすると、大人はどうしてもすぐにその危険を取り除いてしまうことが多くあります。そのいちばんは、その場でその遊びをさせなくしてしまう。そうすると、子どもたちはだんだん危なさに鈍感になってしまいます。危険を排除してしまうのではなく(たとえば、今、公園などからいろいろな遊具をなくしていくなど)危険はどんなに排除してもなくならないと考え、その使い方、遊び方をしっかり大人が教える、アドバイスするなどをし、子どもたちがいろいろな遊びに向かえるようにしてあげることのように思っています。
こどもたちは成長していく過程で様々な危なっかしい遊びに挑戦しようとします。大人はそれを見ていて(ここが大切!)ほんとうに危険でなければ、その遊びをやらせてあげる。子どもたちは最初はうまくいかず失敗もあるでしょうが、何回か同じことをやっていくうちに、遊び方を工夫するように知恵をさまざまに働かせ、必ず成功させるものです。ほんとうに危険でなかったら大人は口数を多くしてその場に臨まず、じっと見ていてあげることも必要です。きっと大人はひやひやするでしょうが(当の子どもたちはもっと緊張感の中にいます)、必ず子どもたちはやりあげます。その達成感を味あわせることがつぎへの挑戦に繋がり、力強い意志を持つことができるようになるものです。
ひろばのスタッフは子どもたちがやっているさまざまな遊びに、じっと目は向けていますが、できるだけ夢中になっている子どもたちには声をかけないようにしています。
遊びをやり切れるようにしてあげたい。失敗しても、何度も立ち向かっていることに心の中で“がんばれーっ!”と声をかけながら見守ってあげようとしています。できたらおもいっきほめてあげようと思っています。大人はこどものやるに任せてしまうのではなく、目だけは決して離してはいけませんよ。
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