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新型 CIVIC e:HEV 綺麗に乗りたい(ドアキックガード編)

去年の6月、関東地方の広範な地域で、大規模な雹(ヒョウ)災害が発生しました。
家にガレージがあり、会社に出勤中は立体駐車場を利用するわたしに死角はなく(笑)
あの大規模雹(ヒョウ)害も無事に切り抜けることができました。

あれはいわば記録的災害で、あんな巨大な雹(ヒョウ)が降ってくることはもうないだろう。
と思っていたら、先日、県内でまた雹(ヒョウ)が降り、被害が出た模様です。
走行中に降ってこられたらどうしようもないので、おちおち外を走ってもいられません。

新車の状態を長く保ち、綺麗に丁寧に乗りたい、わたしの悩みのタネは尽きません。
今日は、綺麗に乗りたいの「ドアキックガード編」と題して、お話していきます。



(目次)
・ドア内張りの傷
・一度傷が付いたら元に戻らない
・ドアキックガード考察
・貼り付けることへの不安 ・・・・
・amazon で注文、商品到着、開封 ⇒ 使用中止
・別の解決方法の模索


ドア内張りの傷

以前の記事「ハンドルカバー編」で、車内のインテリアで最も汚れる可能性の高い部位は、
ドライバーが触れる機会が最も多いハンドルである、と書きました。
だから、ハンドルカバーは必要なのである、そう書きました。

では、車内のインテリアで、最も「傷が付く」可能性の高い部位は、どこでしょうか?
わたしは、運転席、助手席、後部座席の、ドアの内張りではないかと思います。

車に乗り込む際の動作

1. ドアを開ける
2. 片方の脚(足)を車内に入れ、フロアにつく
3. 身体を車内に入れ、座席に腰をおろす
4. もう片方の脚(足)を車内に入れる
5. ドアを閉める

車から降りる際の動作

1. ドアを開ける
2. 片方の脚(足)を車外に出し、地面につく
3. 身体を座席から浮かし、車外に出る
4. もう片方の脚(足)も車外に出す
5. ドアを閉める

車に乗り込む際は 4. の動作、車から降りる際は 2. の動作、を行なうときに、
開けたドアの内張りの下部に、足が当たる可能性があります。
よくありがちなことだと思います。

そのときにもし、靴を履いていなければ、傷が付くことはありませんが、
車に乗り降りする際は通常は靴を履いているので、ドア内張りに足(靴)が当たると、
靴に付いた泥汚れ/砂汚れが付着すると同時に、傷が付いてしまいます。




一度傷が付いたら元に戻らない

ドア内張りに靴の爪先が当たって付いた傷、これは基本、除去できません。
後からタオル等で水拭きしても、いくらゴシゴシ拭いても、白い傷が残ります。

パネルの素材をもっと工夫すれば、白く傷が残ることは防げるような気はしますが、
コストの関係からか、現状は樹脂製のパネルが多く、一旦傷が付くと元に戻りません。
新型 CIVIC e:HEV の場合も、YouTube のレビュー動画でドア内張りに白く傷が付いているのを見かけたので、同じく樹脂製であると思われ、一旦傷が付いたら基本おしまいです。

乗り降りする際に足が当たらないように気を付ければ良い、と思う人もいるかもしれません。
ですが、毎日のことなので、これはどんなに気を付けていても完全回避は難しいと思います。

わたしも、夜遅く仕事終わりで疲れているときに、何気なく乗り込んだら足が当たった、
そんなことが何度もあって、過去に乗っていた 3代目ガソリンフィット(後期モデル)、4代目フィット e:HEV のいずれも、ドア内張りに幾筋もの白い傷を付けてしまいました。

新型 CIVIC e:HEV にこれから乗っていく中で、同じ轍を踏むわけにはいきません。
ドア内張りを蹴り傷から守る、この対策は至上命題です。
そのためのアイテムが、ドアキックガードです。


ドアキックガード考察

ドアキックガードは、いわば、ドア内張りのカバーです。
靴で蹴って傷付けてしまう可能性のある箇所を、覆って保護するためのアイテムです。
新型 CIVIC e:HEV の納車にあたり、amazon で事前に入念な下調べを行ないました。

ドアキックガードは、基本、車種専用設計で、自分の車用の商品を選ぶことになります。
amazon の取扱商品を見たところでは、次の3種類の商品があるようです。

①フィルムタイプ

ドアキックガードの多くが、このタイプとなっています。
ペラペラのフィルムまたは極薄のラバー様の素材で出来ています。
ただ、わたし個人的には以下の欠点しか思い当たらないので、このタイプの商品はパスです。
  • ペラペラなので、位置がズレたりシワになったりして、貼るのが難しそう
  • 貼り付け面の全面に接着成分が塗布されており、内張り表面への悪影響が心配

  • ②セミハードタイプ

    D.A.D というメーカーが、キルティング加工の施されたレザー素材の商品を販売しています。
    ペラペラではないので、取り付け(貼り付け)は ① よりはやり易いと思われ、この商品でも良いかなと思ったのですが、スピーカーの個所が穴開きでノーキックガードだったので、見送りました。

    ③ハードタイプ

    プラスチックまたは樹脂製で、①、② よりもハードな素材で出来ているのに加えて、ドア内張りの形状にジャストフィットする立体成形であること、これがこのタイプの商品の最大の特徴です。
    ①、② は、内張りの表面のみを平面的に覆っているだけですが、③ のタイプは、内張りの表面だけでなくインナーパネルとの接合個所付近までカバーし、より広いエリアを保護してくれます。
    現状まだ数は少ないですが、いくつかのメーカーから商品が販売されています。

    ドアキックガードを内張りにどうやって取り付けるかについては、糊(?)または両面テープで貼り付けるものしかないようで、ドアハンドルプロテクターのようにマグネットで取り付けられるものは、残念ながら見当たりませんでした。

    もう1つ大事な観点があります。
    ドアの内側には普通、スピーカーが設置されていますが、見たところ、ドアキックガードの商品の多くは、スピーカーの個所が穴空き(空洞)状態で、キックガードされていません。
    スピーカーの音を通すための微細な穴開き加工が施されていて、スピーカーの部分もちゃんと覆ってガードしてくれること、これも重要です。


    貼り付けることへの不安 ・・・・

    以上のようなことを amazon で事前に調べた結果、「③ハードタイプ」の商品として、Tosmisy という中華メーカーの商品「適用ホンダ シビック 11代目 ドアトリムパネル 内装パーツ ガーニッシュ Honda 11代目 ホンダ CIVIC FL1 セダン」に目を付けました。

    この商品の良いところは、何と言っても、ドア内張りの全面を保護してくれる安心感です。
    乗り降りの際に足が当たりそうな個所を、スピーカー部分も含めて、全てカバーしてくれます。
    装着した際の外観も、なかなかグッドだと思います。



    ただ、どのように取り付けるかについて、事前の下調べの段階では詳しく分かりませんでした。
    「両面テープで貼り付ける」としか書かれておらず、レビューにも記載がなかったからです。

    繰り返しになりますが、糊(?)または両面テープで貼り付ける場合は、貼り付けられる側の表面に悪影響が及ばないかに、くれぐれも要注意と思います。
    一度貼り付けたら、車を下取りに出すまでそれっきり、だから何も気にする必要はない。
    そういう考え方もあるかもしれませんが、わたしはそのようには考えていません。
    内張りの傷はガードできたが、剥がしたら表面に粘着成分が固着してボロボロになっていた、
    これでは意味がないと思うからです。

    実際、ダッシュボードマットのレビュー動画で、そういう事例を見たことがあります。
    車のダッシュボードは、夏場は直射日光や車内温度の上昇で、過酷な環境に置かれます。
    ダッシュボードマットを貼り付けて使用した結果、ダッシュボード表面に粘着テープがこびりついて悲惨なことになった、みなさんもご注意を ・・・・ とレビュアーの方は言っておられました。

    夏場の車内は過酷な使用環境になる、それはドアキックガードも同じです。

    そういった、貼り付けることへの一抹の不安はあるものの ・・・・
    「③ハードタイプ」のドアキックガードの安心感は、捨て難いものがあります。
    まあ、何とかなるっしょ ・・・・ とあまり深くは考えず、前述のドアキックガード「適用ホンダ シビック 11代目 ドアトリムパネル 内装パーツ ガーニッシュ Honda 11代目 ホンダ CIVIC FL1 セダン」を、新型 CIVIC e:HEV の納車前に amazon で注文しました。


    amazon で注文、商品到着、開封 ⇒ 使用中止

    注文して2週間くらい経った頃でしょうか、商品が到着しました。
    そこそこの大きさの段ボール箱に、以下のものが入っていました。
    ①、②、③、④ は、それぞれが袋に入っていて、そこは丁寧な印象を受けました。

    ①ドアキックガード本体(運転席用)
    ②ドアキックガード本体(助手席用)
    ③ドアキックガード本体(後席右用)
    ④ドアキックガード本体(後席左用)
    ⑤「助粘材」と書かれた接着用の糊(6個)
    ⑥ 無限パーツのステッカー(4個)



    ただ、あまり良からぬ意味で目を引かれたのが、⑤ でした。
    表面に中国語で説明書きされた糊が、2種類、計6個、入っています。
    こんな得体のしれない糊なんか、危なっかしくて、使いたくねえし(笑)



    一方、①、②、③、④ 各々の裏面には、接着のための赤い両面テープが、裏面のほぼほぼ全エリアを隈なくカバーするように貼られています。
    これだけの両面テープが施してあるなら、接着力は十分で、⑤ は不要な気もしますが。



    赤い両面テープの表面には、極薄の剥離フィルムがあり、それをペリリと剥がすことによって、両面テープ本体の粘着面が露わとなり、貼り付けることが出来るという算段です。

    ということで、剥離フィルムを剥がしにかかったのですが、これが非常に剥がし辛く。。。
    なぜ剥がし辛いかと言いますと、わたしの老眼もありますが(笑)、剥離フィルムと粘着テープ本体表面とが半ば溶融しているような状態で、爪で掴もうにも掴み難いこと甚だしく。。。

    そうやって悪戦苦闘している最中に、気が付きました。
    よくよく見ると、この赤い両面テープ ・・・・
    非常にこう厚みがあって、ゼラチンを彷彿とさせるようなプニプニと弾力のある材質で出来ているけど、これで貼り付けて本当に大丈夫なのか?

    amazon の商品説明には「両面テープで貼り付ける」と書いてあり、そう聞けば我々は通常、文房具屋で売っているあの両面テープを思い浮かべますが、あれとは明らかに違います。



    厚さが約2mm(部位によっては 3~4mm)あり、爪で押すとプニプニと弾力を示します。
    ゼラチン質というと少し大袈裟ですが、実際に見たイメージとしてはそんな感じです。
    これが真夏の車内の高温に晒されたら、熱で半熟状態と化して、内張り表面にこびり付いてしまうのではないか、見ていてそれがとても心配になりました。



    五感をフルに働かせて、さまざまな可能性を総合的に考えた結果、
    このドアキックガードをこのまま貼り付けて使用するのは、中止することにしました。
    今現在、袋に戻して、押入れに仕舞ってあります。
    理由は、貼り付けた内張り表面に悪影響が及ぶことを回避するためです。

    もちろん、わたしの心配し過ぎで、使用しても何の問題もないかもしれません。
    ただ、その可能性が数 % でもありそうだと考えられるのなら、それを確実に回避する。
    と、いうことです。


    別の解決方法の模索

    そんなことで、ドアキックガードの導入を目論み、入念に下調べをし、満を持して商品を注文したものの、届いた現物を見た結果、土壇場でドラゴンストップがかかり(笑)、わたしの新型 CIVIC e:HEV のドア内張りは結局いまだにノーキックガード状態です。

    最も期待していた「③ハードタイプ」のドアキックガードが、不発に終わったことで、
    何だかもう、これ以上の追及・探求をやる意欲が失せてしまった、今はそんな状態です。
    わたしの新型 CIVIC e:HEV のノーキックガード状態がいつ解消されるか、全く未定です(笑)

    その代わりにというわけでもないですが、市販のドアキックガードを使用することなく、愛車のドア内張りを蹴り傷から守る方法について、考えてみました。

    1.養生テープ+適当なビニール(またはシート)、で済ませる

    結局、これが一番シンプルな解決方法のような気がします。
    新車を納車した場合、ディーラーの手によってドア内張りの危険エリアに養生テープでビニールが貼ってあったりしますが、あれで良いのだと思います。
    カッコ悪ければ剥がせばよく、傷が心配になってきたら、また貼ればよいのです。
    養生テープなので、内張りの表面を損なう心配もありません。



    2.乗り降りする際に、足を出し入れする動作の技術を磨く

    現状、わたしはこの方法で何とか乗り切っています(笑)。
    仕事終わりで疲れたときなど、気が緩んだときに足が当たってしまいがちなので、気合が大切だということになりそうですが、それにも限界があるので、技術を磨く必要があります。
    運転席に乗車する際、後から車内に入れる右足の足首が、ダラリと弛緩していては駄目です。
    それだと、爪先がブレて、内張りに当たってしまう確率が増えます。
    開いたドアの隙間に合わせて、右足足首の角度を作り、足首に力を込めてその角度を維持したまま、右足をドアの隙間からスッと抜く。
    運転席から降りる際も同様です。
    納車から4ヵ月目になりますが、この技術でまだ今のところ、内張りは無傷のままです。



    3.乗り降りする際は、靴を脱いでもらう(笑)

    2.は、ドライバー自身の話なので、自分で気を付けることができますが、助手席および後部座席に他の人が乗り降りする場合は、そういうわけにいきません。
    それらの人の乗り降りの技術が心許ないときは(笑)、いっそのこと、靴を脱いで乗り降りしてもらうようにお願いするのが良いでしょう。
    CIVIC は車高が低く、若い人でも決して乗り降りし易いとは言えないので、そこを逆手に取って、ステップを踏んで乗り降りする(但し靴を脱いで素足で 笑)よう案内してあげると良いと思います。
    素足で乗り降りしてもらうように仕向けるのも技術のうち(佐山聡)




    愛車のドア内張りを蹴って傷付けてしまうことを防ぐ、これは車好きにとって非常に大きなテーマだと思うので、ついテンションが上がって長文になってしまいました。
    ドアキックガードについての記事を書き始めた筈が、最後は何だか中途半端な終わり方となりましたが、今後何らかの解決策が見つかったら、続編の記事でご紹介したいと思います。
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