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新型 CIVIC e:HEV インプレッション(ステアリング編)

今日は、先日の記事「俺の新型 CIVIC e:HEV こんなんなってしもうてんⅡ」の中で書きました、「ハンドルをごく浅い角度で切ると、微妙に引っ掛かりを感じる」の症状に関する、その後に分かった続報についてお話したいと思います。

2024/12/8 追記
この記事中に書いています所謂「ステアリング問題」については、
2024年10月3日にホンダからリコールが発表され、正式に対策されることになりました。


ZR-Vなど2車種のリコール①
https://www.honda.co.jp/recall/auto/info/241003_5552.html



(目次)
・ハンドルをごく浅い角度で切ると微妙に引っ掛かりを感じる
・ディーラーで診てもらった結果
・米国でのリコール騒ぎ
・過去に出た EPS 不具合の再発?
・今のところ安全上は何ら問題なし


ハンドルをごく浅い角度で切ると微妙に引っ掛かりを感じる

先日の記事「俺の新型 CIVIC e:HEV こんなんなってしもうてんⅡ」の中で書きましたように、わたしが今乗っている新型 CIVIC e:HEV は、記載の通り、「ハンドルをごく浅い角度で切ると微妙に引っ掛かりを感じる」症状が、納車から約7ヵ月が経った 10/27 の夜から出始めました。
以下に、内容を再掲します。

●ハンドルをごく浅い角度で切ると、微妙に引っ掛かりを感じる

これは先日の 10/27 の夜に帰宅する途中から、起き始めた現象です。
ハンドルを非常にごく浅い角度で右または左に切ったときに、微妙に引っ掛かりを感じる、という現象が出るようになりました。

「ごく浅い角度で」、「微妙に」ということなので、普通に走って曲がって止まることには何ら支障はなく、安全面では全く問題はありません。
交差点を曲がるときのように、ハンドルを大きく切った場合は引っ掛かりは発生しないのですが、ごく浅い角度でハンドルを切ると、引っ掛かる感触が手に伝わってきます。
例えば、真っ直ぐな道を真っ直ぐ直進する場合でも、直進状態を維持するためにハンドルをごく僅かに右に左に操作すると思いますが、そのときにハンドルに微妙な引っ掛かりを感じます。

3月末の納車から 10/27 の前までは、こんなことはありませんでした。
一切何の引っ掛かりを感じることもなく、右に左に滑らかにハンドルを切ることが出来ました。

その後のある日、帰宅路の途中にある急角度の右折交差点をキュッと曲がったときに、この現象が一旦は治まって、それまでのように一切の引っ掛かりなくハンドルを操作できる状態が3~4日ほど続いたのですが、その後また再発して、今に至ります。

近いうちにディーラーに相談しにいくつもりですが、例によって、この種の問題はディーラー側の立場としては、「安全上は問題ないので、しばらく様子を見てください」で終わりになるだろうなと思っていまして、残念ながらそれほど期待はしていないのが正直なところです。。。



この症状のその後の経過についてですが、基本的にはいまだ継続しています。
「基本的に」というのは、ごくたまにですが、症状が全く出ないこともあります。
洗車後にいつも行なっている、水気飛ばしとブレーキディスクの錆落としのために近所を走っている最中は全く出なかったり、先日の 11/27 の朝の出勤時も症状は皆無でした。

ですが、基本的にはいまだ継続しています。
ただ、これは何度も繰り返しますが、安全上の問題は今のところ何も起きていません。
「微妙な引っ掛かり」が、ほんとに非常にごく僅かなもので、ハンドル操作に支障を生じさせるものではないからです。


ディーラーで診てもらった結果

つい先日、ディーラーでタイヤ交換をした際、この症状について相談し、診てもらいました。
ですが、事前の予想通り、特に異常なし、ということで終わりました。

「(少し引っ掛かるような感じがするのは)そういう特性だろうと思います」

・・・・ 的なことを、説明していただきました。
わたしとしても、その展開は想定内だったので、

「分かりました、ひとまず様子見してみます」

と言って引き下がりました。
今のところ安全上は問題ないですし、それ以上文句を言ってクレーマーのようになりたくもなかったので、「ひとまず様子見」の便利キーワードで丸く収めるしかありませんでした。

ただ、内心思うところはありました。
ディーラーの技術者自身が、わたしの車で実際に道路を走ってみて、言われている症状が出るかどうかを調べてみたかといえば、あの時間の短さだとそこまではやってないと思います。
整備工場内に停めた状態で、運転席に入り、ハンドルを少し操作してみて、特に異常なし。
それで終わりだったのではないかと思います。

それだと、諸々の条件が全く異なるので、原因調査にはなっていないと思います。

ただまあ、ディーラーさんもたくさんお客を抱えて忙しいでしょうから、
そこまで手間の掛かることはできない事情も分かります。
わたし自身、「安全上は何も問題ないです」と伝えたうえで、診てもらっているわけですし。


米国でのリコール騒ぎ

そんな折、わたしがいつも頼りにしている情報筋(2ch)から、
この症状に関する有力な手掛かりを、得ることができました。

何でも、米国において新型 CIVIC が、ステアリングの異常が原因で
リコール騒ぎになっているとのことです。

(2023/3/22) フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックが米にてリコール!意図せずハンドルが多く曲がり事故の恐れも ・・・
https://creative311.com/?p=151519

(2023/3/23) 米にてホンダ・シビックの2022−2023年モデルに 「異常アリ」 として調査対象に!一定条件下でステアリングホイールが 「貼り付いたように」 重くなる模様
https://intensive911.com/japanese-car-brand/honda-acura/270820/

↑のリンク先を読むと、安全上の深刻な懸念がある問題だと書いてあるように読めます。
例えば、「ステアリングに勝手に力が入り、意図せず大きく曲がって事故する恐れも?」 なんていうことが書いてあります。

ただ、何度も繰り返しますが、わたしの新型 CIVIC e:HEV で今起きている「ハンドルをごく浅い角度で切ると、微妙に引っ掛かりを感じる」の症状に関して言えば、今のところ安全上の心配は全くありません。
ハンドルを「ごく浅い角度で」切ったときに、微妙な引っ掛かりを感じるのですが、それでハンドル操作に支障が生じることはなく、普通にクイッと操作すればハンドルを切ることが出来、車はちゃんと意図した通りに曲がります。

ですが、2つ目のリンクに書いてある説明「貼り付いたように重くなる」
この表現がまさに、わたしの車で起きている症状を的確に言い表しています。
なので、わたしが直面している症状も、原因は同じなのだろうと判断している次第です。


過去に出た EPS 不具合の再発?

米国におけるリコール騒ぎの情報を知ってから、「シビック ステアリング リコール」などのキーワードでいろいろ検索し、調べているうちに、1つの情報に行き当たりました。

リコール・改善対策一覧
https://www.honda.co.jp/recall/auto/info.html

ホンダが過去に実施した、リコールおよび改善対策の一覧情報です。
この中に、2006年のかなり昔になりますが、「シビック・ハイブリッドの改善対策」として、次のことが書いてあります、

(2006年10月5日) シビック、シビック ハイブリッドの改善対策
https://www.honda.co.jp/recall/auto/info/061005_335.html

電動式パワーステアリング(EPS)において、コントロールユニットの性能が不適切なため、ユニット内のモーター角度検出回路の出力電圧が一定とならないことから、角度検出信号が乱れてフェールセーフ機能が働くものがある。そのため、EPS警告灯が点灯するとともにパワーアシストが停止し、ハンドルの操作力が増大するおそれがある。

ここに書いてある内容ですが、先の米国でのリコール騒ぎの件、そして、わたしが今現在直面している「ハンドルをごく浅い角度で切ると微妙に引っ掛かりを感じる」の症状と、きわめて関連が深そうな内容に思えるのは、わたしだけでしょうか。

素人の思い付きの直感なので、何も根拠はないですが ・・・・
車は、わたしが思っているよりも遥かに、何十倍、何百倍も複雑に作られていて、
そんな簡単にどうこう言えるものでは、ないのだろうとは思います。

とにかく、原因がはっきりして、改善対策がきちんとなされれば、それでヨシです。


今のところ安全上は何ら問題なし

最後にもう一度繰り返しますが、わたしの新型 CIVIC e:HEV で今出ている症状、「ハンドルをごく浅い角度で切ると微妙に引っ掛かりを感じる」は、今のところ安全上の問題はありません。

・ドライバーのハンドル操作よりも強力なパワーで
・意図せず勝手にハンドル操作が行なわれる

米国のリコール騒ぎの記事の説明を見ると、↑こういうことが起きる危険性あり?と書いてありますが、わたしの症状の場合はこういうことは起きていません。
「微妙な引っ掛かり」が出ても、それを自分自身のハンドル操作で上書き・帳消しに出来ます。

ただ、書いていて思ったのですが、↑の2つの挙動は、「炉外逸脱抑制機能」すなわち、道路の白線などの境界を踏んで逸脱しようとした際に、車が自動的(強制的)にハンドルを動かして逸脱を阻止する、あれの動きそのものであるように思います。
あのとき車が行なうハンドルの自動操作は、ドライバーの力よりもかなり強力なパワーです。
あのパワーに比べたら、わたしの症状の「微妙な引っ掛かり」など、物の数にも入りません。

あと、オーナーズマニュアル(PDF) の P.203 には、次のように書いてあります。

停車中や極低速のときハンドル操作を繰り返したり、ハンドルに力をかけ保持するなどして EPS(電動パワーステアリング)システムの温度が上昇すると、システム保護のためパワー装置の働きを制限するので、ハンドル操作が徐々に重くなります。
システムの温度が下がると復帰しますが、システム保護が働くような使い方を断続的に繰り返すと、システム破損の原因となります。

どうやら、安全支援機能もしくは EPS の誤作動が原因、ということなのでしょうか。
制御プログラムのアップデートでサクッと解決、となってくれれば良いのですが。

今後の展開を注視したいと思います。
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