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俺の WF-1000XM4 バッテリーがヘタってしまいましてですね

表題の通りです。
約2年前に新品で購入し、使用してきました WF-1000XM4 が、使えなくなってしまいました。
ソニーが 2021 年に発売したワイヤレスイヤホンですね。

厳密に言えば使えないことはないのですが、満充電しても、1~2時間くらい使っていると
「バッテリーが少なくなりました、充電してください」
の音声ガイダンスが聞こえて、そのうち電源が切れてしまいます。

WF-1000XM4 のバッテリー持続時間は、8時間の筈なので、これではいけません。
左右の両方とも、そんな風にバッテリーがヘタってしまいましてですね。



元々は WF-1000XM3 を使っていたのですが、知人に譲ることになり、
後釜として WF-1000XM4 を買いました。

WF-1000XM3 は、人生初の完全ワイヤレスイヤホンで、音質に不満はなく、
それ以外も特に問題らしい問題はありませんでした。
初めて耳に装着したとき、「ダラビー フウーリーチャー」と、いきなり音声ガイダンスが聞こえて、
おおー、これが最新式のワイヤレスイヤホンか、と感動しました。

耳に付ける度に毎回「ダラビー フウーリーチャー」と、最初は何を言っているのかと思ったのですが、
何度も聞くうちに「battery fully charged」と言っていると分かりました(笑)
つまり、バッテリーが 100% の満充電状態であることを教えてくれていたと。

そのように、音声ガイダンスがデフォルトで英語だった WF-1000XM3 ですが、
都合2年半使用した中で、「バッテリーが少なくなりました、充電してください」
を意味する英語アナウンスを聞いたことは、明確には記憶にありません。

つまり、この度わたしが WF-1000XM4 で遭遇したバッテリーのヘタリ問題は、
少なくともわたしの個体の WF-1000XM3 では起きていませんでした。



その後、WF-1000XM3 から WF-1000XM4 に乗り換えて、使っていたあるとき。

イヤホンを使い終わったら、バッテリーケースに戻す、という使い方。
取説にもそうしろと書いてあるので、普通はみんなそうしていると思いますが、
この使い方は、イヤホン側バッテリーの寿命を縮めるのでは? とふと気になりました。

わたしの使い方だと、一回の使用時間は長くても2時間、短ければ1時間です。
一回の使用で約 75% まで減り、バッテリーケースに戻すと再び 100% に戻る。
100% → 75% → 100% → 75% → 100% → 75% ・・・・ という充電サイクルが、
イヤホン側のバッテリーで、ほぼ毎日繰り返されていくことになり、
これが、バッテリー寿命を縮めることに繋がるのではないかと、思ったわけです。

リチウムイオンバッテリーは、今ではスマホのバッテリーに使われているので、
「充電回数最大200回」、「約2年で性能低下」、「いたわり充電(満充電を 80% 程度に抑えると電池に優しい)」といったことは、世の中に広く認知されていると思います。

スマホが普及する以前も、長年ノート PC のバッテリーに使われてきて、
「頻繁な継ぎ足し充電はバッテリーに良くない」
「AC 電源に繋ぎっ放しで使い続けると、バッテリーが突然死することがある」
などのことが、経験則的に言われてきました。
ノート PC のバッテリーの突然死は、わたしも実際に経験があります。



以上のようなことが、ワイヤレスイヤホンにも当てはまるのではと、思ったわけです。
WF-1000XM4 には「いたわり充電機能」はないので、我々自身が出来ることとしては、
頻繁な継ぎ足し充電を抑えること、つまり、

100% → 75% → 100% → 75% → 100% → 75% ・・・・ ではなく、
100% → 75% → 50% → 25% → 100% → 75% → 50% → 25% → 100% → 75% ・・・・
と充電サイクルを長くすることで、バッテリー寿命を伸ばせるのではないか。

そのためには、一回使用する毎に、その都度バッテリーケースに戻すのでなく、
残量がある程度減っていくまで、バッテリーケースから外した状態で保管する。
そういう使い方を心掛ければ、バッテリーがきっと長持ちする筈、俺天才か。

そのように思いまして、ある日、WF-1000XM4 のイヤホンを満充電状態から一回使用した後、
バッテリーケースには戻さず、外した状態で一晩保管しました。

翌朝、両耳に装着すると、右側がバッテリー残量ほぼ 0% まで減っていました。
左側は、半分程度くらいは残っていたと思います。
その後も何度かトライしましたが、結果は同じでした。
なぜ、たった一晩で 75% → ほぼ 0% まで、急激に減ってしまうのか?
左右で減り方にこれほど差があるのも、ちょっと変なのではないか?



2ch のスレおよび価格.com を覗いてみましたところ、
WF-1000XM4 が抱える固有のバッテリー不具合とのことで、祭りになっていて(笑)、
非常に多くの WF-1000XM4 ユーザーが、同じ問題に遭遇していることが分かりました。
メーカー(ソニー)側も無償交換で対応しているようで、正直リコールものですよね。。。

わたしの WF-1000XM4 も、連絡すれば無償交換してもらえたかもしれませんが、
面倒だったので、使い終わったらバッテリーケースに戻す方法で、そのまま使い続け、
そうしているうちに、満充電しても 1~2時間しかもたないくらいにバッテリーがヘタり、
使い物にならなくなってしまいました。

買ってから約2年なので、まあこんなものかもしれません。
ただ、バッテリーをいたわる使い方をせっかくしようと思ったのに、
それが出来なかったのは、個人的にちょっと納得いきませんでした。

WF-1000XM3 は問題なかったのに、WF-1000XM4 でミソを付けてしまったソニー。
しかし、最新機種の WF-1000XM5 で、同じ轍を踏むことはない筈。
そこはやっぱり、ソニーですから。



そう思って、購入直後の WF-1000XM5 で同じことをやってみました。

開梱してフル充電し、Headphones Connect アプリでイヤホン本体もケースも
残量 100% であるのを確認してから、イヤホンをケースから取り外しました。
Headphone Connect アプリのメニュー「電源を切る」で、電源を切る操作もしました。
「取り外したら15分後に自動的に電源を切る」も、もちろん有効に設定しました。

その日の夜、Headphones Connect アプリで確認したら、左右両方とも残量 1%(笑)
おえー! ソニー!(笑)
こんなのでホンダと組んで EV 作るとか、ほんとに大丈夫なのか?(笑)

確かに取説には、使い終わったらケースに戻せと書かれていますが、
「耳から外したら15分で自動的に電源が切れる」という設定があって、
それを有効にしているのに、ケースから外すと一日足らずで残量 1% まで減るのは、
どう考えてもおかしいと思いますけどね?
自然放電ではなく、明らかに何かの動作をしてバッテリーを消費しているとしか思えない。
もしかしたら、わたしの考え方が間違っているのでしょうか ・・・・?

WF-1000XM5 でもなお、WF-1000XM4 からのバッテリー不具合を引き摺っている。
ネットの情報を見たところでも、どうやらそのようです。
今度は、ケース側のバッテリー残量の減りが異常に早いという報告が多いようです。



ということで、WF-1000XM5 でも、バッテリー問題で悩むことになりそうです。。。
しかしながら、ノイキャンの性能と音質は、さすがソニー。
WF-1000XM4 からさらに向上していると感じます。
それだけに、このバッテリーの問題が実に惜しいというか、残念。

約2年経ってバッテリーがヘタったら、その時点でまた次機種を買ってくれと。
ソニーとしてはそう言いたいということなのでしょうか。
ま、わたしはそうすると思いますが(笑)
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